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JKは魔王の嫁になる。  作者: かつらぎ
第二章 逢瀬&告白編
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JK、人間界の街に着く。

「お嬢ちゃん!東国一、美味い肉だよ!!今朝獲ってきたばかりの新鮮なロックバードの肉だ!」


「いやいや、こっちも寄ってって頂戴な!ウチの宝飾品は、全部ホンモノの魔鉱石を使ってるよ!そこの黒髪のカッコいい兄さん、可愛い恋人さんに、どうだい!?」


あ、あのアンティークっぽいネックレス可愛いな。セル様の目の色とおんなじ、赤い石が付いてる。



セル様の言ってたとおり、次の日のお昼前には、街に着いた。


街っていうだけあって、やっぱり活気がある。こんな人混みなんて、渋谷駅のカオスな感じに似てるかも。うーん、それか、外国人の観光客がたくさんいる浅草の仲見世ってとこかな?


セル様と、はぐれないようにしなきゃ。スマホないし。さすがに、この腕環(ブレスレット)じゃアッ○ルウォッチみたいには、話せないよね?


久しぶりにたくさんの人がいるのを見て、なんか一瞬だけ東京が懐かしくなった。


でもここは異世界。まさに異世界。RPGのゲームと、ラノベの世界だ。


街並みは中世だし、国の人たちは、色んな髪と目の色をしてる。冒険者ギルドも商人ギルドもあって、鎧を着た兵隊の人もいる。魔物っていうか耳の形が変な・・・エルフだっけ、とか、ドワーフとかもいて、わたしはさっきからずっとキョロキョロしちゃう。


『人間の街』って聞いてただけだけど、ここは東国の王都らしい。どうりで人がいっぱいいるわけだ!


「ユリ、この街は、気に入ったか?」


いまは、さっき買ってもらったばかりのロックバードの骨付き肉をお昼がわりに中央広場の噴水に座って食べてる。ここは周りが緑に囲まれてて、芝生のある公園みたいになってて、ピクニックしてる家族連れとか、子供達が追いかけっこして遊んだりとかしてる。


「はい!楽しいです!」


あ、声が裏返っちゃった。今朝セル様が好きって自覚してから、セル様と目を合わせられません!これまで、どうやって話してたんだっけ、わたし。だって、イケメンだけど、顔が良いけど、それだけじゃなくて、なんか、後光が差しちゃってる感じなんだもん。キラキラしてる。セル様に見つめられたら、心臓がキューってなる。きゅんじゃない、キューって!!・・・恋ってこんなに苦しいの?


セル様はちょっと寂しそうにしてる。ごめんね。だって恥ずかしいんだもん!!!無理です!!!



ちな、この国にどうやって入ったかっていうと、オームさんとフラーさんによる共同開発で、冒険者用のランクカード(偽)を用意してもらった。


オームさんによると、元人間で、大賢者&大魔法使いだったフラーさんの技術と、悪魔(デーモン)族が使う精神支配という魔法で作られてるらしい。熱く語ってくれた。ほとんど理解できなかったけど。


わたしはもちろんFランク。戦ったりするのはちょっとね。こわいもん。セル様は、なぜかCランクだった。あんまり弱くても変だし、強くしすぎちゃうと面倒事になるからってことらしい。はーなるほど。



入国して、まず冒険者ギルドに行って、お金を換金する。100年前のお金だから、今はそのままじゃ使えないらしい。さすがにここはチートじゃなくて良かった!


セル様が持ってきた金貨は、昔のものだから、ギルドの受付のお姉さん(いかにも、なロリメガネで巨乳の)によると、純度が高く、大変貴重で、コレクターもいるほど高価なものだった、らしい。


金貨たったの1枚が、今の価値だと200枚。こういう金貨は、たまにダンジョンの奥深くにある宝箱から見つかるものらしい。へー。


セル様が持ち込んだ分が、100枚ほどだったから・・・えっと100枚掛ける200だから、金貨20000枚!!MJKー・・・。


それだと重すぎちゃうから、白金貨っていうのに両替してもらう。これだと金貨100枚が、イコール白金貨1枚になるから、使いそうな分だけ普通の金貨にしてもらって、それ以外は白金貨に替えてもらった。それでも重いけどね。


白金貨は、大きな商談とかには使われるけど、基本的に街では使ったり見ることもないらしい。そっか、釣り銭足りなくなっちゃうもんね。うーん。こっちのお金の感覚がよくわからないけど、帰ったらオームさん達にちゃんと教えてもらおう。



それにしても・・・この街の女の人達の視線が痛い。むしろ突き刺さる。小さい子からおばあちゃんまで(!!)みんなセル様を振り返るし、ほっぺを赤くして見惚れてる。ギルドの受付のお姉さんも、セル様には優しかったけど、わたしにはやけに冷たかったと思う。イケメンて、罪だよね。なんかちょっと、いやすごく嫌かも。もやもやする。なんだろこれ。



肉汁をこぼしちゃわないようにお肉をかじりながらそんなことを考えてたら、セル様が急に立ち上がった。

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