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謎の役割

※※警告※※

今日の回も【R15】であり、直接的な表現はありませんが「読むとトラウマがフラッシュバックするような表現」が含まれています。

どうかどうか、(性別問わず)性暴力被害者の皆様にはこの回を読まずに立ち去って欲しいです。いや、絶対に読まないでください。


以上、作者からの懇願でした。

警告を踏まえた上で「内容が気になる、読んでみよう」と思った方は先へお進みください。

(この物語の主人公は「彼女」です)

彼女にとって恐怖の、そしておぞましい瞬間が終わり、将軍は彼女の部屋を出ていった。


あの時

屈辱・絶望・後悔・嫌悪感・気持ち悪さ・痛み・無力感・憎悪…

この世で味わう悪感情の全てを煮詰めたような何かが、彼女から将軍が離れて立ち去るまでずっと脳内を駆け巡った。やがて頭が真っ白になり、もうとにかく早く終わってとしか考えられなくなった…


部屋に一人きりになってすぐは、自分の身に起きたことの理解が追い付かず呆然とした。やがて、状況を把握すると彼女は自分の体がとても汚れた物になったと感じた。その辺にあった布で、血が滲み出るくらい真っ赤になるほど体をゴシゴシと拭いたのであった…将軍に触られた部分は特に強く拭いた。


「お父さん、お母さん…!!!」

今すぐ2人に会いたかった。しかし、彼女の故郷は将軍の邸宅から歩いて2日掛かるほど遠い。その上、邸宅の至るところに警備・見回り担当の兵士がいて、脱出はほぼ不可能であった。

彼女に出来ることは、膝を抱えて座り込みガタガタと震えることのみであった。恐ろしすぎて涙すら出なかった。一睡も出来る訳が無かった。



―――恐怖の一夜から丸一日経った。

この日の夜も宴があるという事で(と言うより、宴は将軍が体調不良もしくは遠征等で不在の時以外は基本毎日行われていた)、彼女は女召使いから「将軍様がお呼びです」と言われてしまった。


本当はあんな奴の顔なんて見たくない!


彼女にとって将軍は内縁の夫などでは決してなく完全に「憎き敵」であった。

でもこの邸宅において将軍の命令は"絶対"であった。もし逆らったら…自分だけではなく、目の前の何も罪のない召使いまでもが「処刑対象」になってしまう気がした。

寝不足の体でフラフラと彼女は歩みを進めた。


大広間に入って、前回と同じ場所に彼女は座らされた。ふと、前回彼女に気さくに話し掛けてくれた兵士2人と目が合った。彼等は、顔を真っ青にしてどこかへ行ってしまった。

(ああ…きっと将軍から酷い目に遭わされたのだわ…理由は分からないけど、おそらく私のせいで…)

彼女は悲しくなった。


すると、彼女の目の前に大きめのワインの壺が置かれた。一体何のことか分からず「?」と思っていると、将軍は一言

「俺のグラスに注げ」

と言い放った。

周りの妾たちは「なぁに?あれ」とクスクス笑っていた。リヴィアでさえニヤニヤと馬鹿にするように笑っている。

彼女は重たい壺を必死に持ち上げてお酌をした。

将軍は「貴様の役割はこれからワイン係だ。よって誰とも話すなよ。わかったな!?」と言った。

彼女は、訳も分からず「はい」と言う他無かった。

そして、こう思った。


これじゃ私、妾と言うより召使いだわ…


宴の間、彼女は何度もお酌をさせられた。気が重たい宴が、更に嫌になった瞬間であった。

つ、つらい…

文字打ってて心臓が嫌な意味でバクバクしました…


この物語は、私が考えたというより「"彼女"の魂が私の隣にやってきて、自分の身に起きたことを教えてくれる」って感じなんですよ。何言ってるかわからねーと思われそうですが…

古代◯ーマの時代は、「この手の話」はありふれたもので、権力者が無理矢理好みの女性を連れ去るなんて決して珍しいことでは無かったようで…この物語は完全なるフィクションだけど、似たような経験をした女性は山程存在したかもしれません(中にはリヴィアのように喜んで妾になった人も居たかもしれませんが…)


はぁ、それにしても今日も悪役将軍、ムカつく…逮捕して刑務所にぶち込んでやりたい。


【※ここからプチネタバレトーク始まります。ネタバレを許せる人のみどうぞ】



まだ名前は明かせませんが、将軍とは別の「彼」が出てきます。彼は"彼女"を救うことが出来ないのですが(故に悲劇)、彼はこの物語において非常に重要な役割を担っています。彼がどう動き何をするのかは、どうかお楽しみに!!

…彼の存在が、この小説執筆の原動力です。

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