↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
41/67

潤と佐伯、雨に振り回されて虹を見る

『潤と佐伯、雨に振り回されて虹を見る』


 昼休み。広瀬潤(39)と佐伯は、配達から戻ってきて休憩室でコーヒーを飲んでいた。


「佐伯、週末また釣り行きたいな」


「いいな。カレイ狙うか?」


「うん。でも天気予報、雨っぽいんだよな……」


「じゃあやめとくか。雨の中で釣りはきついしな」


 ふたりはのんびりした空気で話していた。


 そのとき——


 バラバラバラバラッ!!


 局内の屋根を叩く、突然の豪雨。


 潤が驚いた。


「えっ!?今まで晴れてたよな!?」


 佐伯も窓を見て叫んだ。


「うわ、土砂降りじゃん!こりゃ外に出られないレベルだぞ!」


 雨はまるで怒っているかのように降り続けた。


 ◇数分後、雨は突然止む


 しかし——豪雨は3分ほどでピタッと止んだ。


 潤は目を丸くした。


「えっ……終わった……?」


 佐伯も首をかしげた。


「なんだこの雨……スイッチ式か……?」


 局内の静けさが逆に不気味だった。


 ◇外を見ると虹がかかっていた


 同僚の山田が窓の外を指さした。


「おい、虹出てるぞ!」


 潤と佐伯は窓際へ走った。


 そこには——雨上がりの空に、くっきりとした大きな虹がかかっていた。


 潤は感動した。


「うわぁ……こんな綺麗なの久しぶりに見た……」


 佐伯も笑った。


「さっきまで土砂降りだったのにな……なんか得した気分だな」


 潤は虹を見ながらつぶやいた。


「釣りはやめとこうって言ったけど……こういうの見られるなら、雨も悪くないな」


 佐伯は肩をすくめた。


「まあ、釣りはまた晴れた日に行こうぜ」


 潤は笑った。


「そうだね。しかし、今日は虹が華麗だね。カレイだけに(笑)」


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。