↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/64

使い道

あれから宰相様に何度か呼び出されたが、手が離せなくてとか鋭意作図中と逃げていた。(ええ、ご商売の打ち合わせが忙しくてね)


この前の件も、自分が言いたくない事を私が言う様に誘導して、異世界人が怖い事を言ってますよ的に、外国との水権利交渉をさり気なく諦めさせ尚且つ、大臣達を私を使ってdisったのでは?と、うがった見方をしてしまうのはしょうがないよね?


私欲にまみれた奴等に嫌味を!って、

木材を売ったのは大臣達だろ?知ってるよって‥脅したものね〜。

また利用されるのも面倒なので、お呼び出しはシカトしていた。


面倒だったのは理解できるが、其れは宰相様の仕事の筈。まして私なんてサクッと消せる立位置なのに、ズバッと嫌味言ったりしたら悪目立ちじゃん。何かあって奴らに殺されたら絶対に化けて出てやる、取り憑いてやる。呪い殺してやる〜!と心に誓いましたので悪しからず!


チョイムカついたので文具も次に私を助けてくれた時に出す事にしようと決めた。

そっちがそうなら今後はもう私の命を守る貢物として、慎重にあげる時と場所を選ぶことにしたのは当然よね?分解も手伝いません、見せません。


***  ***


「分水嶺も詳細はチェックしました。概ね製図通りなので組み立てして下さい。ハザードマップも草案はちゃんと出来ていたので、詰めて早急に各領主様に伝える方向でお願い出来るのですよね?

マップ作成に着手しない地域は早急に作った方が良いですよって、宰相様お得意の脅しをしたら良いかもですね。それでもごねるなら領民を見殺しにする使えない能無し領主と、領地で噂を立てても良いかもですね」

「ははは、それは中々良い案ですが実行は出来ませんね〜」

「オホホ、宰相様ったらご謙遜!普段から謙遜しない方がそんなこと言ったら明日にでも雨が降るかもですよ〜良かったですね〜」


冷気出されてから、行きたく無い場所の第一位になった宰相執務室。

なのにとうとう断れなくて会ってしまった。

だって呼びに来た政務官さんが悲壮な顔で懇願するからさ〜。


図面なんて次の日朝イチで出してやったよ。会わないで済む様に注意事項満載の別紙付きでね。

製図の通り部品関係がちゃんと出来ているかの確認なんて会わなくても出来るじゃん!部下にでも任せればいいのよ。私を呼び出さんでも話は進むのじゃ!

なのにしつこい位に呼び出されて良い迷惑だわ。

でも政務官さんがあまりに可哀想だったので気持ちを切り替えて行くことにした。

そっちの仕事はかなりしたので、こっちの懸案しているあれをそろそろ実行の許可を貰いたいのもあったしね。

で、気合を入れ直した。

こっちだってご褒美の一つも無いとやる気が失せるよね〜その為に我慢して来たのだからさ。

あれとコレと良しいくぞ!で開口一番が先の会話です。

会いたく無いを前面に出して行きますよ。だがしかし、今日は目的があるから頑張るわ。


***  ***


「宰相様、分水嶺の方は大丈夫そうですね。私の確認など要らないくらいに詳細迄書き込みましたので早々に実施されたらいかがですか?」

「‥ではそうしよう」

「所で前々から感じておりましたが、水不足のせいで作物の不作で困っているなら税収は減りますよね?」

「ん?まぁそうだね」

「金使いの荒いお方も居て国庫を空にしそうな勢いで使っているし‥(誰とは言わないよ誰とはね)今のうちに城の無駄遣いしている部署の見直しはした方が良いと思うのですよ〜」


宰相様は、あの冷気など無かったような嘘臭い笑顔を浮かべ、探る様に何を突然?と此方を見てきた。でも少しヒクリと眉が動いたね。

動きはそれだけ、ホント何考えているか分からん顔だ。


切れる宰相と言われているのだからちゃんと聞いてね。

これから一つお願いを申し立てますからね。


「早速ですが、城のパンなのですが廃棄量が結構ありまして〜食べられるうちに街に屯っている子達に配れば助かる人はかなりいると思うんです。やって良いですか?」

「‥は?パン?廃棄の?捨てるものならば構いませんが、食べられるものなんですか?配ったは良いが腹など下したら」

「勿論!城の基準には満たないってだけでパン自体は食べらるものです。ご安心を。じゃ書面にして許可証下さいで‥それに伴い王城の調理場の帳簿と納入業者及び城内勤労者の廃棄量実地調査の許可も下さい」

「は?」


畳み込むが如く考えてもいなかったであろう要求をど〜んと突きつけた。聖女の文句だと思った?それとも王子への文句?違うんだな〜あっちを気にしていたら何も出来ないから方向転換です。

前に進まないといけないと受け入れる事も、ある意味私には必要と悟りましたからねぇ…ふふ。

滅多に見ない宰相様のアホ面が見れただけでもしてやったり感が半端ない。


あ〜段々私の根性が曲がっていく‥。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。