閑話 1
"異世界マナー時々宰相"
前にあげたボールペン
本当は分解してみたいのだろうに、元に戻らなかった時の事を考えて透明な胴部分をガン見していたよねー、何日も。
余りに鬱陶しかったので可能な部分まで分解して元に戻してあげたら私の事を"神"って目をしてみて来て面白かった。
「苦しゅうない、近う寄って見やれ」
とふざけたら真に受けて片膝ついてボールペンの芯を恭しく両手捧げて受け取るとかあまりにおかしくて、そんな風に見えないのに案外ノリが良いから思わず
「やめてよー」
と叫んだらエリオット君が血相変えて部屋に飛び込んでくるという面倒な事が起こる。紛らわしいと宰相様とエリオット君の双方から叱られました。
そもそもアンナちゃんが一緒に室内に居るのだから変なことなんて起きないよ。そんなアンナちゃんも宰相様の見てはいけないものを見た!ってお目々が開きまくってお口まで開いていたか
らなぁ。
なのに宰相様にまで女性が大声を出すなんてはしたないとチョー叱られるとか何?今のって共犯だよね?貴方の行動が私の奇声に繋がったんだよね?
解せぬ。
だからもう分解してあげないの。
因みに、宰相様から見て色気もぼんキュも無い私は、女として目にも止まらないと思うし、私から見たらおっさん‥よく言ってお兄さんの部類の〜確か33歳だよね?機械バカであるが故の私の持ち物にのみ興味ありってやつ
それにね、バカ騎士曰く
「短髪女なんて女じゃない」
らしい。
この国は女性の髪は長い人しか女と認められない(ㆀ˘・з・˘)そうなので、エリオット君もそんなに心配しなくて大丈夫よ〜。あっちから見たら私なんてガキにしか見えてないからって笑ったら
真面目に
「それでもあの方は独身ですので」
そう言われて腹抱えて大笑いしたのは私で、それでもって独身男だからって言っちゃうのにも更に笑った。
でもエリオット君の眼は笑っていなて真剣だったので失礼しましたと謝罪した。アンナちゃんが、エリオット君の言ったことに目を細くして軽く頷いていた事は誰も知らない。




