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街の陰 2

城に戻ってお茶の時間になった。

何時もの時間にはお茶が貰える私はお友達が居ない。だから話す相手が欲しいとお願いしてお願いして、アンナちゃんとエリオット君とは一緒にお茶をしてもらっている。と言ってもエリオット君は座っているだけで仕事中は何も口にしないんだけど、お話はしてくれる。ありがたい事だ。

そして今日の街で見た事に対して追加情報を貰う事になった。


国は、孤児達や街の浮浪児の対策として神殿と協力して孤児院を建てた事、でも入りきれないので若年優先で年齢が高いと入所出来ず街の片隅で死ぬか、危ない人達の手下になっている子も多く居るらしい。まぁそうなるか…


貴族や商人からの少しのお恵みを頼りに流れてきた民は、貧民街を作り何とか生きているらしいと聞かせてくれた。これはまだ王都の話で地方はもっと悲惨だとか‥穢れた森の住民達は近隣各領が難民として受け入れ保護しているらしいのだが、なのに王都に来る人もいる?何処に逃げるとしても個人の自由なのだろうけど何処に来たかで運命は大きく違ってきてしまうということか?


しかしすぐそこに助けを乞う人たちがいるのになんで王都の貴族は放置なの?予算の関係?

国民を救うのに予算とか言ってる場合か?足元で未成年が死んでるのを放置?

つくづくこの国は…


何せ王族の一人がアレでトップもアレだものね。

親である王も自分の子供にはトコトン甘いし、高位貴族も右に倣えだろう。

罰も与えず実態も恐らく教えもしないバカ親だ。

人任せで間違いを隠して他人に罪を償わせる。行動が遅い政治。全てが後手では助かるものも助からないよ…


この国は終わっているのかもしれない



あれだけ働いているのに宰相様も報われんな〜。困窮している民を助ける事もしないで、毎日遅くまで何が忙しいのだろうか?


だってね、今日のクイーンウォッチ時にまた見た事の無いドレス(今日は地味目)着ていたんだけど‥身につけているものは高そうなスゲー宝石ジャラジャラ付けていた‥全部とは言わないが王子様のプレゼントだよね。糞詰まりでもプレゼントは出来るのか、その根性だけは認めてやろう主にアホクズ方面に特化しているとね。

若しくは他の貴族からのプレゼント?

元を辿れば国の金である。あのバカ王子達は相当ご自分で稼いでいるのね!貴族だって領民からの税収で生活を賄っている筈だから根本は国の金だよね?クイーンの身体を飾る装飾になるよりパン一つでも市中に回せたら何人助かるのやら…


まぁ今回も王子にエスコートされていたのだから他の男からのプレゼントは流石に着ないし付けないよね?

あら〜王子様肥えた‥浮腫んでいる?飲み過ぎ?イケメン度が下がったわね。本当に糞詰まりしてるとか?いやアレは深夜まで酒飲んでいるからだね


出過ぎもフン詰まり系の妄想ももう飽きたから、次考えた方が良いか?

毛が抜‥たら外に出たく無くなるよね?お坊っちゃん育ちでプライド高そうだから、容姿を攻めたら大人しくなるかな〜?グフッこっち方面妄想の方が楽しいかも!ついでにあそこに侍ってる奴らも


《テッペンハゲロ》


城の庭園で男をたくさん呼んで、昼間っから茶じゃ無くてアレは酒だ…昼間から飲んでいるけど

お嬢のお茶会って普通女友達呼ぶのにオールMENだよ?お茶飲むからお茶会であって呑み会じゃ無いんだけどさ〜。


その金は何処から出てる?


クイーンにも貧民街見せてあげなきゃ。

あの人の親は慈善事業に積極的だった筈だから、それを身近で勉強してるなら指に重そうに付けている指輪を一つでも売って援助する筈だよ。

誰か言ってあげて!あの細い指が宝石の重さで折れる前に言ってあげて!


街の路地裏と城の中は別世界だ。

そらは私の立ち位置の危うさにもつながっている様で人ごとでは無い。

捨てられたパンと捨てられた骸。

近い未来の私の姿。


あれはどうにかしなきゃいけない事だよね?ブルリと身が震えた。



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