第18話 集中力が大切(苦手意識はダメだよね)
「学校で魔法発動の基本は習っているだろ。その基本を踏まえて、どう使いたいかを考えることが大切なんだよ」
「基本って、『速度』『位置』『威力』『範囲』『精度』の事?」
「それ。同時に全て上手くなろうとしても、なかなか思うようにいかない。
どれかに絞って練習した方が効率は良いよ。
それも学校で習っているだろ?」
魔法の発動は「速度」「位置」「威力」「範囲」「精度」の五つが基本だと習っている。
「そうだけど…… 良い方法とかコツとかないの?」
「そうだね……
さっきの足元の枯れ葉を動かす方法は悪くないけど、もっと近くで、例えば手のひらの上とか、テーブルの上とかに置いて、やってみると良いだろうね。
その上で、徐々に早く魔法を発動させたり、遠くから動かしてみたり、威力を上げてみたりしてみると良いんじゃないかい」
それは、やっている。
「それから、苦手意識を持つのは良くないね。その分、集中できなくなるからね。
魔法はしっかりとイメージすることが大切だろ。
そのためには高い集中力がいるんだよ。
そして、集中力を高めるには、リラックスすることが大切でね。
やらなきゃ、苦手だな、嫌だな、と思ってる内は集中できないね。
まあ、やんなきゃいけないことは、良いも悪いも考えずに、とにかくヤルというのも一つの方法だね」
苦手意識は、しっかりと持っているな……
「少し時間が掛かるけど、ルーティンという方法もあるね。
前に上手くいったイメージを思い浮かぶようなフレーズを決めて、それに動作を付けて、集中力を高められる状態にする方法だね。
フレーズは上手くいったときの事が、思い浮かべば何でも良いんだけどね。
簡単なところでは『僕ならできる』とか『わっはっはっー、風よ吹けー!』とか言って、少し複雑な動作を付ける。
そんな感じかね。
それから、いわゆる魔法の言葉を唱える、というのもルーティンの一つだね」
「わっはっはっー、風よ吹けー!」ってところ、すごく気になったんだけど……
どこかで見られたのか…… 恥ずかしい。
でも、集中力を高めるために「わっはっはっー、風よ吹けー!」というのはありなのかもしれない。
だけど、子供っぽいよな……
やっぱり恥ずかしいから、やめておこう。
僕は少し大人っぽい十二歳になるんだ。
「集中力」について――
『小説家になろう版』:うんちく、説明が「少なめ」です。(第18話:約900字)
『カクヨム版』 :うんちく、説明が「多め」です。(第18話:約1400字)




