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ひと夏の恋  作者: 環流 虹向
7/27
80/188

7:00

アラームが鳴り、少し頭が重いながらも出かける準備を進める。


今日は午前中空いてる瑠愛くんと顧客集めの作戦を練ることになってる。


俺は瑠愛くんの遅刻癖を考えながら家を出て待ち合わせ場所に到着すると、案の定まだ瑠愛くんはいなかった。


昨日は瑠愛くんも仕事してたから多分起きれなかったんだなと思ったら、瑠愛くんからちょうど電話がかかってきた。


瑠愛『おはー。着いてる?』


夏「おはよう。着いてるよ。」


瑠愛『じゃあ、そこから見える縦長なカフェの3階来て。』


と、俺は瑠愛くんが言った細長い8階建のカフェの3階を見ると瑠愛くんが俺に手を振ってるのに気づく。


俺は急いで瑠愛くんがいるカフェに行き、遅れたことを謝る。


瑠愛「俺、お泊りのままきたから頭働いてないかも。ごめんね。」


と、瑠愛くんは逆に謝りながら頼んだアイスカフェラテを飲む。


早速、俺たちはどう顧客獲得をしていくか作戦を練るが、やっぱり広報は必要だと言うことでSNSのアカウントは作ることになった。


夏「俺のコンセプトってなんだろう。」


瑠愛「んー…、がつんと人気が出そうなものがいいよね。」


2人で唸りながら考えていると、下の階から女の子の賑やかな声が聞こえてくる。


「バスケ部のトモくんカッコいいよね!」


「うんうん!この間4人抜きしてて惚れ直した♡」


「1回だけでもいいからデートしたいよねー。」


「「ねー♡」」


きっと高校生が朝早くからカフェで夏休みの宿題をしに来ているのかなと考えていると、瑠愛くんがその子たちの声がする方をじっと見る。


夏「どうしたの?」


瑠愛「イケメンは勝手に女が集まってきていいなって思って。」


瑠愛くんは唇を尖らして少し不機嫌そうに話す。


夏「瑠愛くんはどっちかっていうと可愛い顔だもんね。」


瑠愛「かっこよく産まれて、顔面で女孕ませたかったぁ。」


瑠愛くんは時々とんでもないことを言い出すから驚く。


夏「かっこよくない俺は会話と行動くらいしか、かっこつけられないよ。」


瑠愛「俺もだぁ…。顔売りに出来ないから声と仕草で孕ませようっ!」


その後瑠愛くんと決めたのは声とイラストで宣伝をしつつ、SNSでは顔をぼやかした写真を載せていくことに決めた。


瑠愛「優くんと悠ちゃんって人物イラスト得意?」


夏「俺はアニメっぽい人物イラスト苦手。悠は分からないな。」


瑠愛「ちょっと聞いてみるー。」


と、瑠愛くんはその場で電話をするとすぐに話し始めた。


永海は夕方からしか出ないって言ってたけど、暇電じゃなかったら出るのか。


瑠愛「うん。じゃあ、お金はまた会った時に渡すねー。またねー。」


と、数十秒で会話が終わり悠が俺たちのイラストを描いてくれることになった。


悠のイラストが出来るまではSNSでのアカウント強化をするために、毎日写真付きで3投稿以上することにしてまずは記念すべき1枚目を瑠愛くんが撮ってくれる。


写真家な瑠愛くんは数十枚を撮り、1番気に入った写真を俺に送ってれる。


夏「え!?俺、こんなに肌綺麗じゃない。」


瑠愛「朝日の恵みです♡顔もグラスでちょうど目元しか見えないようにしたから。」


俺は瑠愛くんの写真のセンスに感激していると俺が瑠愛くんを撮る番になり、いい雰囲気の撮り方を教えてくれる。


瑠愛「いいじゃん、いいじゃん♡今日から頑張っていこうね。」


夏「うん。よろしくね。」


俺は瑠愛くんと3時間の作戦会議を終えて家に戻り、顧客集めのスキルマーケットアプリを入れて仕事を始めることにした。





→ The Way I Am


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