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ひと夏の恋  作者: 環流 虹向
7/12
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7:00

こんなに余裕があると逆に焦りを感じてしまうのは気のせいだろうか。


でも仕事がいっぱいいっぱいでまともに将来に向き合う時間もなかったから、ちょうど良かったのかも。


俺は久しぶりに気持ちよく朝を迎えて、普段あまり飲まない紅茶を入れる。


この間ミサさんから新しい紅茶貰ったけど、まだ飲んでなかったから暇な時に感想考えとかないと。


俺はヤカンで沸かしたお湯をカップに入れ、ティーパックに入った紅茶の茶葉を蒸らす。


今日は10時から個人面談だからだいぶ時間がある。

絵の続きをやりたい所だけど、集中し過ぎて遅れるのは嫌だしどうしようかな。


俺は日課であるお客さんから来たメッセージを返しながらやることを考えていると、珍しくマサキさんからメッセージが来ていた。


『朝早くからごめんね。今日の夜ってお泊まりコース予約変更出来るかな??』


マサキさんがお泊まりコースなんて予約したことないく、俺はその文面を見て驚く。


俺はギリギリ起きていた店長に確認を取り、OKをもらったことをマサキさんに伝える。


『大丈夫だって。夜楽しみにしてるね。』


『ありがとう( ・ω・)ノ♡』

『私も( ¨̮ )また夜ね。』


と、マサキさんは簡潔にメッセージを終えた。


大体のお客さんは決まった時間帯、曜日にいつものコースを選ぶからマサキさんの行動に驚いた。


今日の夜はマサキさんと一緒だから嫌なことが起こらないのは確実。


俺は朝から仕事のことで上機嫌になり、目の前の大量に来ているメッセージもいつも無心で返しているけど今日だけ上機嫌に返し始めていると、プライベート用のメッセージが届いた。


こんな朝に悠からのメッセージ。

悠も今日、個人面談なのかな?


あの日の朝、悠が帰る前に暇な時連絡してきてと俺が無理に交換してもらった。


俺はそのメッセージを開き、見ると昼ご飯の誘いが来ていた。


『もつ鍋食べいこ。』


こんな暑い夏になんで鍋を食べる誘いをするのか不思議に思ったけど、きっと俺を誘うってことは永海や他の友達は用事があるんだろう。


『行こ。悠の行きたいお店予約してもらっていいよ。』


『決まったらURL送るね。』


『OK。ありがとう。』


もつ鍋かぁ…、冬にお客さんのマキさんと食べたきり食べてないから案外と楽しみかも。


俺は昼ご飯のもつ鍋を美味しく食べるために、朝ご飯を抜いて学校に行き個人面談を受けた。


俺の今の問題は、そのSNSを育てないといけないことと栄美先生は頭を悩ませていた。

この頃、SNSを使ってフリーで活躍しようとする人は多いらしいけれどその中でも万垢レベルにしないと暮らすのは難しいと教えてくれた。


先生はまずはいつもの絵ではなく、イラストや漫画仕立てのものを描き共感を得てフォロワー(顧客)を掴もうと俺のふわふわしたフリーの仕事をしっかり考えてくれた。


俺は先生の言われた通りイラストを描くためにタッチペンと携帯の充電器を買いに電気屋に向かった。





→Lonely Lonely day

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