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ノア・アーク ― 神々と人が生きる方舟 ―  作者: ヤノチャン
十章 死の商人

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利益の拠点


ー 利益の拠点 ー


立ち話から、数時間。


その情報はコロニー都市"ノア"全域に一気に広まっていた。


ヘリオス・アーセナル社ノア支社。


そして兵器工場建設。


それは“戦う艦”に新たな意味を与える出来事だった。


艦内は活気に満ちていた。


様々な感情が渦巻く中。歓迎ムードは最高潮へと達していた。


ー ノア中央会議室


アーセナル社を交えた正式会議が今まさに始まろうとしていた。


「そんじゃ…始めようか…」


ヒメナの一言で、空気が締まる。


「初めに…工場、支社の規模はどう考える?」


副司令、チョウカ・ナツキが口を開く。


彼女はノア副司令…ミュージアム責任者でありコロニー全体の保全・保安責任者…


「そーね…」


セレネは迷いなく答える。


「だいたい百平米程あれば…」


「…あぁ……東京ドーム二個分ぐらいか。」


ヒメナが即座に換算する。


「兵器工場付きとなると、市街地近くは無理ですね…ノア湖、左舷側に空いてる土地がある。そこならいける、それでいい?何か要望ある?」


「えぇ、あるわ…」


セレネの目が細くなる。


「工場三棟、支社ビル一棟、社員用社宅….ファミリー層向けを二棟とその前に公園。」


「案外子供も多いのよ…ノアの学校に編入は可能かしら?」


「編入は問題ないよ!」


「あと港には物資搬入用の専用バースに社までのモノレール…車両運用が可能なら駐車場も欲しいわね。」


早口だが内容が全てが整理されている為、頭にスッと入ってくる。


「……できるかしら?」


「それなら全て可能よ。」


チョウカは即答する。


「そーね…その規模なら二週間で完工ね。」


「えっ?はや!」


思わず声を上げたのはリリアだった。


「あら…あなた…起きてたのね。」


セレネがちらりと見る。


「ずっと起きてるわよ…

ただ、脳内処理が追いつかなかっただけ…」


「それで?私のポジションは?まさか社長にでもなるのかしら?」


「あなたはノア支社長兼、兵器開発部長よ。」


「……は?」


「今後、アーセナル社の兵器開発拠点はここになる。あなたの仕事は、ほとんど変わらないわ…しっかりよろしくね。」


「あぁ…そういうことね…」


リリアは観念したように頷く。


その時…


「あのぁ…お話中悪いね…こんな感じでどう?」


チョウカが図面の束を差し出す。


「おぉ…」


リリアが目を見開く。


「この図面…今の一瞬で?」


「はい、そうですよ。」


チョウカはさらりと言う。


(マジですか…)

「ハハハ…これは…すごい…完璧ね…

これでお願いします。」


リリアは少し引いていた。


「了解」


チョウカは無線を取る。


「コロニー工事班に告ぐ…あの件よ…

今、図面を送ったんだけどさ…

今からできる?基礎はだいぶんできてるでしょ?」


「お、久しぶりの大仕事ですね。ずっと用意してましたからね!すぐできますよ…」


「了解、よろしくね。」


回線が切れる。


その瞬間ノアの一角で巨大プロジェクトが動き出した。


(続)




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