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ノア・アーク ― 神々と人が生きる方舟 ―  作者: ヤノチャン
八章 決戦宙域

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神は撃たれた


ー 神は撃たれた ー


ー 少し前 宇宙空母ノア 艦橋 ー


オペレーターが叫ぶ。


「報告!神帝アイズより応援要請!至急との事!」


艦橋が一瞬静まり返る。


戦争司令アーサー・マッカーサーが振り向く。


「タカヤ…行けるか?」


タカヤは軽く肩を回した。


「うん、いつでも…」



「モックはノアを頼む。ウォンはヒメナさんを頼むね。」


ウォンが頷く。


「お任せてください。」


「タカヤ様!私も行きます!」


タカヤは笑い軽く肩を叩く。


「今回の任務….大神官は留守番だ…ノアを頼むよ。次は一緒に行こうね。」


そして深く息を吐く。


「……ふぅ…それじゃ…行きますか。」


次の瞬間タカヤの姿は消えていた。



ー 宙帝旗艦 現在  ー


「な、なに……!?天冥断葬を止めるか……」


「ハハハハ!!そうか!そうか!貴様が…」


狂気の笑み。


「神帝タカヤか!!」


目を見開く。


「ヴァルケイン が世話になったな!会いたかったぞぉぉぉ!!」


タカヤは少し嫌そうな顔をした。


「はぁ…俺は会いたくなかったよ。」


「星葬連撃!!」


大太刀が連続で振るわれ一撃一撃が宇宙を裂く。


タカヤはそれを軽くいなしていく。


軽く受け流す。


「ハハハ!!やるではないか!ヴァルケインの言っていた通りだな!」


「だが…俺は奴ほど甘くはないぞ!!」


二本の大太刀を構える。


「断界双!!」


空間を裂く二つの斬撃がタカヤを襲う。


タカヤの波動を纏った刀が光る。



"ガンッ!! ドォン!!"


断界の斬撃を押し返した。


ラグナが少し驚きタカヤが笑う。


「その技?能力?断界ってんだね…」


少し感心した顔。


「ほんとにすごいね。」


タカヤはゆっくり刀を構える。


「じゃ……俺も……断界ぃぃぃ!!」


刀を思い切り振り下ろすと巨大な斬撃が宇宙を裂いた。


ラグナは横へ回避しそして驚いた顔をする。


「お前も……断界を使うのか?」


タカヤは首をかいた。


「いやいや。これはただの…力技だよ。」


「ハハハハハ!!面白い!ならば……」


ラグナの殺気が膨れ上がる。


「どちらの断界が強いか試してみるか!!」


「嫌だよ…」


刀を構える。


ラグナがゆっくりと三人を見渡す。


「神帝よ…三人纏めて…次で殺してやろう。」


二本の大太刀を構え禍々しい気配が広がる。


「血星葬断……」


刀が唸り空間が歪む。


「ハハハ!さぁ…行くぞ…」


目が狂気に染まる。


「セリシアの分も…受け取れ!!」


(これが…宇宙が裂ける音?)


メインの顔が歪む。


(来る……!!)


「氷壁!!」


アイズのギフトにより二人の前に巨大な氷の壁が展開される。


バキィィィン!!


一瞬で粉砕しラグナはそのまま突っ込みタカヤと目が合う。


「ハハハ!終わりだ!!神帝!!」


タカヤの手が動き銃口がラグナの額に突きつけられていた。


ラグナの目が見開かれる。


「な……」


「これは戦争だよ。確かに当たれば致命傷…だけどね

…隙が多すぎる。」


引き金に指をかける。


「そんなんじゃ…長くは生きられない。」


ラグナが歯を食いしばる。


「な…なに、銃か…お前はそれでも神なのか!!神なら神らしく戦え!!」


タカヤは一切動じない。


「勘違いしてるようやけどさ…俺達神帝は神じゃない。ただの軍人だよ。」


ラグナの表情が一瞬だけ緩む。


(セリシア…悪い…俺も……死ぬらしい……)


バンッ!!


波動を纏った弾丸が放たれる。


一直線にラグナの眉間を貫通し背後に光が抜ける。


ラグナはゆっくりと暗闇の宇宙に堕ちていく…


メインが息を呑む。


「……終わった?」


アイズが静かに言う。


「あぁ……」


タカヤは銃を下ろしラグナの亡骸を見送りそして一言だけ呟いた。


「はぁ…弱かった…」


(続)



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