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ノア・アーク ― 神々と人が生きる方舟 ―  作者: ヤノチャン
八章 決戦宙域

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堕天使ライン


ー 堕天使ライン ー


ー 宇宙空母ノア 艦橋


「宙帝艦隊!攻撃を開始!デコイにて対処しますが追いつきません!」


オペレーターが叫ぶ。


ドドドン!!


巨大な衝撃が艦体を揺らした。


「被弾箇所多数!右舷装甲にダメージ!この調子で攻撃を受け続けるといずれ沈みます!」


「無人護衛艦四号、六号!砲撃準備完了!撃ちます!」


艦橋は怒号と報告が飛び交う。


その中で、戦争司令 アーサー が渋い顔でモニターを見ていた。


(チッ!何かこの状況を打開する手段はないのか!)


「はぁ…」


「ハハハ!これはやばそうじゃのぉ…我の命もここで終わりかな?」


"堕天使 ルシファー"


クルーの一人が驚く。


「えっ!?ルシファー様!?なぜここに?」


ルシファーは退屈そうに頭を掻いた。


「大きい声は嫌いじゃ!静かにせい! 

ちょいとヒメナに呼ばれてのぉ……」


「申し訳ございませんでした!」


(だから大きい声は嫌いじゃと…)


ヒメナの方を向く。


「ヒメナ!来たぞ…何の用じゃ?」


ヒメナはニヤリと笑った。


「おぉ!ルシファー様!待ってましたよ!仕事の時間です!」


ルシファーは嫌そうな顔をする。


「ノアを守ってください。約束でしょう?」


「ん?何のことじゃ?」


ノアに乗艦した時、ヒメナと交わした約束。


― ノアの最終防衛ラインとして守護する。ー


ルシファーはため息をつく。


「あぁ…はぁ…覚えておったか…」


「当たり前です!頼みますよ。堕天使様…」


「いいじゃろう……」


肩を回しゆっくりと歩き出す。


「仕方がない…我はこの場所が好きじゃ…守ってやる。」


そのまま艦橋を出てノアの外部滑走路へ。


その時だった…


「報告!宙帝艦隊より第二波攻撃が来ます!」


宇宙を埋め尽くすほどのレーザーとミサイル。


ルシファーは空に向かって手を上げる。


「はぁ…やれやれ……」


巨大な防御魔法陣が宇宙に展開した。


黄金の光で複雑な魔法紋。


次の瞬間宙帝の雨のような攻撃は全て無効化された。


艦橋でヒメナが笑う。


「おぉ〜!さすが堕天使!やっぱり頼りになりますね!遠くの神より近くの堕天使です!」


ルシファーはニヤリと笑う。


「ハハハ!それは褒めておるのか?まぁいいが!」


そして前方の宙帝艦隊を見渡す。


「ヒメナよ…我は気分がいいからの…少し沈めてやろう。」



ー 宙帝艦隊 旗艦 ー


ラグナが眉をひそめた。


「何かイヤな予感がしないか?セリシア…」


セリシアはモニターを見つめている。


「えぇ…第二波……全部防がれたね。」


目を細める。


「神帝とは違う力を感じるわ…」


ラグナが舌打ちする。


「撃ち続けろ!止めるな!」



ー 宇宙空母ノア ー


「報告!第三波攻撃来ます!」


無数の攻撃が再び迫る。


ルシファーは空を見上げた。


「しっかり見えておる…」


「よし…“リバーサル”」


その一言で宇宙の流れが変わる。


宙帝艦隊から放たれたレーザーやミサイル…


全てが反転しそのまま宙帝艦隊へ逆流する。


次の瞬間宇宙が爆炎に包まれた。


多数の戦艦が爆発、巡洋艦が炎上し要塞艦が沈黙する。


一瞬にして宙帝艦隊の半数が航行不能となった。


「ハハハ!ハハハ!気分が良いぞ!…さて…舞台は整ったぞ、神帝達よ…」


「帝神とやらを仕留めてくるのじゃ。」


(続)




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