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ノア・アーク ― 神々と人が生きる方舟 ―  作者: ヤノチャン
六章 宙警連

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ノア学園の一日


ー ノア学園の一日 ー


防人任務を終えた三人。


タカヤ、モック、そして秘書ウォンはコロニーへ戻った。


温度は快適。


明るい人工空。


文明のありがたみを全身で感じながら、タカヤが伸びをする。


「はぁーーー!生き返った……」


モックも両手を温風にかざす。


「やっと指先が戻った……」


そんな二人に、ウォンがにこやかに告げる。


「今日も一日お疲れ様でした。明日は学校ですよ!」


沈黙。


「……学校?」


「え?」


二人は同時に首を傾げる。


ウォンはタブレットを掲げる。


「明日は子供達との交流日ですよ。朝九時、ノア学園前。絶対に!遅れないでくださいね?」


タカヤとモック、顔を見合わせる。


「あ、あー……」


「完全に忘れてた……」


ウォンは笑顔のまま。


「忘れないでください!」


その夜、ウォンは念のため他の神帝にもメールを送った。


“明日九時。遅刻厳禁です。”


翌朝。


ノア学園前。


幼・小・中・高・大一貫の総合学園。


軍事教育は一切なし。ただただ普通の学校。


普通の子供達の笑い声が響く場所…


九時。


神帝達、全員時間通り。


タカヤは腕を組み、少し緊張気味。


モックはラフな服で落ち着かない様子。


そしてメイン、アイズも合流していた。


校門が開く。


「神帝様ー! おはよー!!」


小さな影が一斉に走ってくる。


モックの心臓が跳ねる。


「か、かわいすぎる……」


メインも胸を押さえる。


「……これは妖精…妖精にちがいないわ!」


タカヤは頭を撫でられ、少し照れる。


「お、おはよう…」


子供達は無邪気だ。


神帝という肩書きよりも、


“ノアのお兄さんお姉さん”として見ている。


午前。


授業に参加。


算数を一緒に解き、歴史を読み、

大学生とは宇宙倫理の議論。


モックは小学生と一緒に図工。


折り紙に本気を出している。


「神帝様すごーい!」


「へへ……でしょ〜 すごいでしょ〜 これ、あげる。」


完全にデレている。


昼。


給食。


神帝達も同じトレイを持ち、並ぶ。


タカヤは誰よりも食べ

アイズは苦手な野菜に少し苦戦し

モックはデザートを見て目を輝かせる。

メインは一人静かに牛乳を飲む。


子供達は笑い、騒ぎ、神帝の袖を引っ張る。


この光景を少し離れた場所から見守るウォン。


終始、穏やかな笑顔。


放課後。


校門前。


「神帝様!また来てねー!」


手を振る子供達。


モックは全力で振り返す。


「うんうん!絶対来る!」


タカヤは静かに頷く。


「いっぱい食べて大きくなれよ…」


誰にも聞こえないほど小さく。


ウォンがそっと言う。


「今日は楽しかったね。タカヤ様…」


タカヤは今日のウォンの笑顔を忘れない…


(続)


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公開情報


・ノア学園

 幼小中高大一貫の学園 

 軍事教育はしない普通の学園



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