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ノア・アーク ― 神々と人が生きる方舟 ―  作者: ヤノチャン
六章 宙警連

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聖地の血


ー 聖地の血 ー 


聖地ネオ・エリュシオン。


宇宙警察連合本部を擁するこの都市でそれは起きた。


場所は、パンドラ神殿のすぐ近く。


宇宙手配中の過激活動家レオン一家の犯行だった。


五人組で全員が元宇宙連合議会護衛軍出身。


近接戦、銃撃、爆発物、毒物。

あらゆる戦闘技能を叩き込まれた精鋭達


そして今では裏社会に絶大な影響力を持つ存在。


二日間で十五人…パンドラ神殿を護衛していた神官たちが次々と命を奪われた。


銃殺、撲殺、刺殺、爆殺、毒殺などなど…


犯行は残忍で冷静だった。


これは無差別ではなく示威行為。


聖地を揺らすための挑戦…


宇宙警察連合本部。


神帝マック・ファイヤは無言で報告を読む。


目が細くなる。


「これは……連合議会護衛軍の動きだな…同業者、か…」


内部構造を熟知している、警備配置も、交代時間も、死角も。


「はぁ…聖地が戦場になる…」

(これ以上の厄介ごとは辞めてくれ…)


「総監、早く非常事態宣言を出しましょう…」


「まだ出すな!まだ早い!」

(これ以上仕事が増えるのはごめんだよ…)


ファイヤは立ち上がる。


「ふぅー…奴らはそれを望んでいるんだ…」


その夜、聖地の住宅区。


珍しく早く帰路についた神帝ファイヤ…


帰路に違和感…空気が 止まっている。


ファイヤは足を止める。


背後の気配。


「誰だ……早く出てこい、俺は今最上級に機嫌が悪いんだ…」


闇の中から現れたのは一人。


レオン一家の一角。


ゼノン・クライド


元重装制圧部隊で近接戦の達人。


「ふん…さすがにバレたか…神帝一人とは、随分と不用心だな、大神官はどうした?」


ファイヤは振り向かない。


「俺は基本いつも一人だ、ほっとけ!

あとな大神官は休暇だ…(いいなぁ…)」


その瞬間、強い殺気…


ゼノンが動く。


ファイヤの指先がわずかに光る。


「ギフト解放!!“バーナー”!!!!」


次の瞬間。


指先から弾丸のような高密度火柱が放たれる。


空気を裂き、一直線。


ゼノンの脳天を正確に撃ち抜いた。


ガサッ!ゼノンが倒れ込む…即死だ…


苦しむ暇もない…


ファイヤは数秒、立ち尽くす。


「……」


そして小さく呟く。


「あっ、やっちゃったよ……」


額を押さえる。


「半殺しで連れ帰るんだった……皆んなに怒られる…

おい!お前!死ぬな!俺の為に死ぬな!部下からの説教なんてごめんだ!」


重要参考人、情報源、組織の中枢。


彼はもう死んでいる…


ファイヤは空を見上げる。


聖地の夜空。


「隠蔽…いやいや、ダメだね…皆んなにはいつも言っている…報連相は大切だ…」


ファイヤは死体を担ぎ本部へ戻るのであった。


(続)


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公開情報


・レオン一家

 メンバー

 ・レオン・ヴァルクス

 ・カルディア・レイナ

 ・ゼノン・クライド

 ・オルフェ・ダリウス

 ・ミラ・ノクティス

 全員元宇宙連合議会護衛軍


・宇宙連合議会護衛軍

 宇宙連合議会直属の護衛軍


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