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ノア・アーク ― 神々と人が生きる方舟 ―  作者: ヤノチャン
五章 三極対峙

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帝神降臨


ー 帝神降臨 ー


神軍病院・最上階。


エンマの覇気がまだ空間を震わせている。


その時


キングの腕輪型通信装置が激しく明滅する。


「…出ろ」


副官の声が切迫している。


『外縁宙域に超大規模ワープ反応!』


『宙帝艦隊、太陽系へ接近中!』


ジュウが即座に問う。


「指揮官は」


数秒の沈黙。


『帝神二柱を確認』


映し出される巨大旗艦。


漆黒と断層のような赤い光を纏う超戦艦。


『“断界の帝神”ラグナ・ヴァルディス』


亀裂のような紋章を背負う男神。


『“星葬の帝神”セリシア・ノクス』


星屑のヴェールを纏う女帝神。


その背後――


宙帝艦隊。


数は…明らかに多い。


キング艦隊とサターン艦隊の合計の、ほぼ倍。


戦艦群が暗黒を埋め尽くしている。


キングの目が鋭くなる。


「行こうか…」


ジュウも頷く。


「迎撃する」


エンマが一歩踏み出す。


「我も―」


「お前は動くな!」


キングの一喝。


「今のお前戦力外だ…」


ジュウも続ける。


「完全に治してから来な…」


エンマは歯を食いしばる。


キングは静かに言う。


「背後は任せたよ」


そして二人は去る。


地球圏外縁。


黄金のキング艦隊。


蒼紫のサターン艦隊。


数千艦規模の防衛陣形。


その前方。


宙帝艦隊が暗雲のように迫る。


ラグナの声が全域に響く。


「太陽系は断つ」


空間が裂ける。


断界の衝撃波。


前衛艦が一瞬で蒸発。


セリシアが静かに手を掲げる。


「星は眠れ」


光線が無数に降り注ぐ。


艦列が崩れる。


爆炎。


通信断絶。


キング艦隊、被害甚大。


サターン艦隊も各所で轟沈。


ジュウが歯を食いしばる。


「想定以上……!」


キングは即断する。


「全艦に通達!」


回線を全開にする。


「被害艦は離脱しろ!」


爆発する戦艦の映像。


逃げ遅れる艦。


キングが吼える。


「被害の大きい船は捨てて逃げろ!!」


一瞬、戦場が静まる。


「船ならいくらでも買える!」


その声は怒鳴りではない。


魂の叫び。


「だが――」


「お前達はいくら積んでも買えない!!」


乗員達の動きが変わる。


脱出艇が射出。


ジュウも艦橋から出る。


「我らが時間を稼ぐ!」


キングが前部甲板へ向かう。


黄金のマントが宇宙風に翻る。


ジュウも続く。


二人は各旗艦の前部甲板へ立つ。


目前に迫る宙帝旗艦。


巨大すぎる存在感。


キングが笑う。


「倍だろうが関係ない」


ジュウが静かに神威を解放する。


「二柱なら、二人で相手取る」


キングが艦長へ命じる。


「突っ込め」


両旗艦が加速。


砲火を浴びながら直進。


宙帝旗艦へ接近。


衝撃。


装甲が軋む。


キングが跳ぶ。


黄金の光を纏い、宙帝旗艦甲板へ。


ジュウも蒼雷を纏い続く。


着地。


その先に立つ二つの影。


断界の帝神ラグナ・ヴァルディス。


星葬の帝神セリシア・ノクス。


ラグナが低く笑う。


「抗うか、金星の王」


セリシアが静かに見つめる。


「愚かで、美しい」


キングは剣を構える。


「太陽系は渡さない…」


ジュウが横に立つ。


「ここから先は、神帝の領域だ」


帝神二柱、対峙。


宇宙戦は、神の直接決戦へ。


(続)


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公開情報

・ラグナ・ヴァルディス 男性 断界の帝神

 ギフト"断界だんかい"

 空間そのものを“切断する力。

・防御無効の直線斬撃

・空間接続遮断 (転移封殺)

・戦域を分断し孤立させる


・セリシア・ノクス 女性 星葬の帝神

 ギフト"星葬せいそう"

 エネルギーと質量を“崩壊転換”する能力。

・艦隊単位の消滅波動

・神威吸収・反転

・周囲を "死域”に変える

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