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ノア・アーク ― 神々と人が生きる方舟 ―  作者: ヤノチャン
十三章 第三次宇宙大戦

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神帝出撃命令


ー 神帝出撃命令 ー


― 惑星ケプラー・宇宙空母ノア


「……よし、何とか降りれたね。」


ヒメナは司令席に深く腰掛け小さく息を吐く。


艦橋ではまだ警報音と報告が飛び交っていた。


「統合司令!滑走路に戦闘機隊を配置させます!」


「了解…迎撃態勢も維持してね。」


「はっ!」


ヒメナは静かに振り返る。


「……ウォン。」


「はい。」


「神帝達を司令室に呼んでくれない?」


「承知しました…今すぐにですか?」


「うん、早いうちにお願い!」


「うん、了解…」


ウォンは一礼する。


― ノア中央司令室


ノアで一番座り心地がいいと噂のソファに神帝四人が並んで座る。


壁一面に映るケプラー戦況図。



空気は静かだが全員これから何を言われるのか理解している。


最後にヒメナが遅れて入室する。


「ごめんね!待たせた。」


全員が視線を向ける。


「大丈夫ですよ!」


ヒメナは戦況図を映し出した。


「単刀直入に言うよ。」


ヒメナの目が鋭くなる。


「この戦争…壊してきてくれん。」


タカヤが笑う。


「…ハハハ!…物騒だねぇ。」


「できるやろ?死んだらあかんよ!」


ヒメナは続ける。


「惑星ケプラーがどうなろうが私の知った事じゃないけどな…こんだけ大物が揃ってるんや…」


モックが腕を組む。


「ふふ…潰すなら今って事ね…」


「そうそう!」


アイズが静かに聞く。


「宙帝?それとも神格再編機関?」


「ん……両方かな…」


モニターに表示される。


深淵三羽烏、創造神ダヴィンチ、神格再編機関幹部


「特にレイヴン・モルグ…三羽烏の…あと深淵の帝神ゼル・アビスとダヴィンチ…かな?」


ヒメナがゆっくり言う。


「ヒメナさん!それ!ほぼ全員!」


メインがニヤリと笑う。


「好き勝手にやっていいんだよね…」


「うん!そーなるね!何も考えずに本能のまま暴れるだけよ…簡単でしょう?」


ヒメナは四人を見る。


「簡単じゃねぇよ!」


四人の声が揃う。


「ハハハ、まぁ…これより三時間後、神帝四名はケプラー地上へ出撃。頼んだよ!」


「ノアは?」


タカヤが聞く。


ヒメナの目が細くなる。


「ノアは?」


「ノアなら大丈夫よ…大神官もいる。ノノカに纏めてもらうわ…頭だけなら神帝より上やからな。」


「各部隊はな…ポイント・ゼロ攻撃準備に入る。」


アイズが静かに呟く。


「おぉ…ついに…」


「うん。」


ヒメナは苦笑した。


「だから君達はその間前線で頑張ってきて!」


最初に立ち上がったのはモックだった。


「あぁ…そぉ…了解したわ。」


続いてメイン。


「ハハ…何だか楽しみだね。派手にやるよ!」


タカヤとアイズは無言でヒメナを見つめる。


「…じゃ、行きますか。」


ヒメナは再度四人に言う。


「ほんまに!死なんといてな!」


四人は静かに部屋を出ていく。


― ノア内部通路 ―


タカヤは歩きながら呟く。


「三時間か…ひと眠りしよかな…」


アイズが笑う。


「遅れるなよ。」


三時間後、宇宙空母ノアは、

第三次宇宙大戦に本格介入を開始する。


(続)





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