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ノア・アーク ― 神々と人が生きる方舟 ―  作者: ヤノチャン
十三章 第三次宇宙大戦

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消えた七つの光


ー 消えた七つの光 ー


― 宇宙空母ノア・艦橋


「“ハヤブサ”が七機やられたか…」


ヒメナは静かに振り返る。


「映像データと座標情報は大丈夫そう?」


観測主任が即座に答える。


「はい、全て保存済みです。」


ヒメナは小さく頷く。


「なら十分や!」


艦橋中央モニターに戦場映像が並ぶ。


爆発する無人偵察機。


六本脚の巨大兵器。


「これが宙帝重機兵“ネクロマキナ”……」


ヴァルディアが低く呟く。


映像の中でネクロマキナは砲撃を受けながら前進していた。


「通常兵器への耐性が異常だねぇ…」


アーサーが腕を組む。


「しかも地形適応能力が高い。

山岳、渓谷、瓦礫地帯…全部無理やり踏み潰して進めるタイプだ。」


「厄介ね…だが私なら壊せるわ…」


チルドが口が少し緩む。


別モニターには黒い翼の人影。


「こっちは…」


タカヤが目を細める。


「深淵三羽烏のレイヴン・モルグと…

あっ!政府軍のエリオ・ヴァイスやん!神格再編機関にいたんや…」


映像の中。


レイヴンとエリオがやりやっていた。

どちらも引かない。


ヴァルディアは息を飲む。


「…なんだ…あれは…あそこだけ戦闘の質が違う…」


「黒い翼の方が宙帝最高戦力級らしい…

戦った事ないから実力は知らんけどね…」


タカヤが静かに言う。


「軍服の女性は元政府軍幹部エリオ・ヴァイス

彼女のギフトは厄介だよ…」


艦橋が静まり返る。


その時。


ピピッ…


新たな警告音が鳴る。


「敵次元波反応を探知しました!」


観測員が叫ぶ。


「数…増加中!どんどん増えます!

次元潜艦反応、六から十一へ!」


「ハハハ、来るね〜」


モニターに赤い輪が表示される。


ノアを中心に形成される包囲網。


「…ハハ…歓迎されてるねぇ。

こいつらは…神格再編機関か…」


ヒメナは苦笑する。


「どうします?」


「この戦争…先手は取るな。」


即答だった。


「相手が撃つ瞬間を狙え…」


通信士が振り向く。


「統合司令。

惑星ケプラー地上から微弱通信を受信しています。」


「発信源は?」


「神格再編機関…ポイント・ゼロ内部と思われます。」


艦橋の空気が変わる。


「いいよ、繋いで。」


ノイズが走る。


ザー……ザー……


やがて一人の女性の声。


『……こちら……

神格再編機関…中央防衛司令部…』


通信が乱れる。


ヒメナは静かに前へ出る。


「こちらノア統合司令キドウ・ヒメナだ…」


『…やはりそうか…邪魔をするな…

返答によっては次元潜艦に攻撃命令を出す。

この場を立ち去れ…ダヴィンチ様がそう望む。』


「拒否する。お前達をやっと見つけたんや…

見逃すわけ無いやろ…」


『あらそう…じゃ、さようなら…』


ブチッ…


通信が切られすぐに次元潜艦が動き出した。


「次元潜艦!多分撃ってきます!」


「多分じゃないよ!確実だよ!デコイを撒いてこちらも魚雷準備!」


「魚雷準備は完了」


「デコイも完了しています!統合司令!攻撃許可を!」


「そだね…攻撃を許可する!

目標…神格再編機関次元潜艦…」


「数十一!一斉攻撃で迎え撃ちます。」


管制官がオペレーターに指示を出す。


「一番菅から二十番菅、発射準備よーし!」


「射線、構成。照準よし」


「よし、始めようか…」


アーサーが前を見る。


「攻撃始め!」


ノアから宙間魚雷が飛び出す。


アーサー戦争司令の一言でノアの戦争が始まる。


(続)



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