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今度こそ調合

今、私の目の前には湯気と立てている紅茶、コーヒー、緑茶、更に冷たい各種フルーツジュースや野菜ジュース、なぜか青汁など、10種類以上の飲み物が置いてあります。


「出せるだけ出してくれとは頼みましたが、まさかこんなに種類があるとは……」


これらは全てききちゃんのスキルで出した料理アイテムです。


一応液体カテゴリのアイテムなのでポーションの調合に使えるはずなのですが、正直どんな化学変化をしてくれるのかがまったく見当も付きません。


「なんか、お茶で薬を飲んじゃだめとか何かで聞いたことがある気がするんで、お茶系統は避けたほうがいいでしょうか…… いやでも、アレってデマでしたっけ?」


ん~、とりあえす、一番種類があるフルーツ系のジュースから、リンゴジュースを使ってみましょう。


「え~と…… まずはリンゴジュースをビーカーのメモリのところまで注いで、アルコールランプで熱し始めます。」


私はビーカーに付属でついていたガラス棒でリンゴジュースをかき混ぜながら熱していきます。


そして、少し温まり始めたところで薬草のペーストを少しずつ加えて、均一になるように混ぜ続けます


「これをしばらく混ぜ続ければいいのですね。」


しばらくぐるぐると混ぜ続けていると、僅かに溶けずに残っていた薬草の欠片も全て液体へと溶けていき透き通った緑色の液体が出来上がりました。


「これを、しばらく冷ました後にこっちのビンに小分けにしていけばいいんですね。」


ポーションは、沸騰するほど熱くはなっていませんが、それでも触れば火傷しそうな温度です。


ポーションが冷めるまでしばらくかかりそうなので、次の薬草をすりつぶしておくことにしました。


「同じ素材ならレシピからの自動作成で作れますが、液体がどれが一番良いか試すとなると、全部手作業じゃなくちゃいけなくなるんですね。」


とにかくゴリゴリと薬草をすりつぶしていきます。


最後は、またたまねぎの手もかりて薬草を仕上げておきます。


すると、さっき作ったポーションの方もいい感じの温度になっているようです。


これをビーカーの注ぎ口から試験管状のポーションビンへと流し込んでいきます。


大体、一回の作成でこのビーカーだと5本のポーションが出来るようです。


「思っていたより一回で沢山出来るんですね。てっきり一回で出来るのは1個だと思ってました。」


私は、どんなポーションが出来たのかちょっとどきどきしながら5本のポーションを手に持って、そのうち4本をインベントリに突っ込んで、残り1個の詳細を調べます。


「さて、どのくらいの回復量になっていますかね。」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


初心者用ポーション リンゴ味(LV4)

効果

リンゴのさわやかな甘みを閉じ込めたポーション

HPを120回復する


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


うん、何でしょうこれ……


なんか、微妙に変なポーションになっちゃったんですけど。


回復量的にはまぁ、使えなくはないかなぐらいな感じですが……


リンゴジュースだからリンゴ味なんでしょうか。


だったらコーヒー味とか紅茶味とか、更には青汁味とかも作れるって事でしょうか。


正直、なんか適合しない素材でってことで効果が悪いアイテムが出来ると思っていたのですが。


まさか、リンゴジュースでポーションを作ることを運営は想定してこんなアイテムを用意しておいたのでしょうか。


運営、恐るべしですね。


しかしこれ、ちゃんと売れるんですかね。


味ごとに違うアイテムになると、管理がものすごくめんどくさくなりますよね。


どう考えても味つきはマイナス要因でしかない気がするのですが……


一種のネタアイテムとしてなら受け入れてもらえるでしょうか。


「とにかく、作れるだけ作っていくしかないですね。もしかしたら奇跡の一品が出来るかもしれませんし。」


私はとりあえず、出してもらった飲み物は、もったいないので全てポーションに変えてしまおうと、無心で作業を続けていきました。


なんか、PVがここ数日すごいことになっててビビッてます。


総合のほうの日間に名前を見つけたときはもう……


こんな拙い小説もどきを読んでいただき本当にありがとうございます。


これからも精一杯頑張ります。

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