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剣と魔法の世界に行きたいって言ったよな?剣の魔法じゃなくてさ?  作者: 六轟


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823:

「うっそヤバイさきあんがいるじゃん生さきあんじゃんダメダメもうぺろぺろしたいどうしてえ?どうしてなのなんでいるの?まさかもう犀果先輩にアレしてコレされたの?流石不幸属性全マシマシマシって言われるだけあるねなんならもう孕んでるでしょ生ってそう言う事じゃないよ絶対もう手遅れだよ佐藤君たち脳破壊されそうあさっきされてたかあはは」

「え?え?なんですかこの人!?」

「多分お前のクラスメイトだぞ?」

「クラスメイト……?クラスだと下ばっかり見ているので、周りの人たちの顔はちょっと覚えてなくて……」


 宣言君たち一行の中で、一番話が出来そうなぐるぐるメガネちゃんを我が家でのお泊り会に強制的にご招待した。

 理由は、更に詳しい話が聞きたいって言うのと、それプラスあの集団の中にこっちの内通者を潜り込ませるためだ。

 その為には、彼女の安全のためにも100レベルにさっとなってもらった方が良いだろうという事で泊ってもらう事にしたんだけど、家に連れてきて涅ちゃんを見た瞬間にぐるぐるメガネちゃんが壊れた。

 いや、もしかしたら元々こんな感じなのかもしれない。

 だって、言葉が流れるようにするする出てるもん。

 割と気持ち悪いもん。


「おい、落ち着け」

「へぐっ!?」


 とりあえずチョップしておいた。

 壊れた物を直す時は、チョップに限る。


「涅ちゃんは、運勢最悪だったから家で預かってるだけだ」

「……あ、そういう……。え?じゃあ、さきあんは無事なんです?」

「怪我しているように見えるか?」

「いえ、見えない所がまだ手付かずなのかどうかを心配しているんです」

「…………せいっ!」

「へぐっ!?」


 ちょっと良くわからないけど、ヤバそうだったからまたチョップしておいた。


 涅ちゃんに転生うんぬんの事は伝えていないので、事情を知っている身内だけで話をするべく食堂へと移動した。

 ぐるぐるメガネを椅子に座らせ、背もたれに縛り付けた。

 ちょっとこのままだと話しが進まなそうなので、自分の立場ってものを分かってもらいたかったんだ。

 現状、100%の歓迎モードじゃねぇからな?


「さて、じゃあまずは自己紹介してもらえるかな?」

「……ふぁ?あ!これって、エッチな奴ですよね!?」

「ちげーよ、名前を言え。エビとサーモンの餌にするぞ?」

「あーごめんなさいごめんなさい!言いますから!ちょっと久しぶりに普通の人と会話できた気がして舞い上がっただけなんですすみません!」


 流石にのっぴきならない状況になっている事に気が付いたのか、焦って素直になったぐるぐるメガネ。

 そりゃあね、自分の縛り付けられてる椅子の周りにぐるっと座ってる目つきの悪い女性陣を見たらビビるよね。

 しかも、男の俺に縛られてたしね。

 このことがバレたら、また色々世の中の噂にされそうだな……。


「えっとですね……。舞浜子爵家の三女、舞浜……えーっと……」

「……ん?名前は?」

「……………………ん、です」

「ごめん、聞こえなかった」

「うぅ……まりん!海に鈴って書いて、海鈴まりんです!」

「海鈴、か……」

「……前世で使ってたフェアリーファンタジーのアバター名が『マリン♡』だったからだと思います……」

「あぁ……」

「本名になると、途端にキラキラネームっぽくてちょっと恥ずかしくて……」

「まあでも、キラキラネームの中ではまだ大人しい方なんじゃないか?ハートがついてなかっただけまだマシだって」

「そう……なんでしょうか?」


 きっとそうだって。

 ウチにだって、有栖とかいるんだし。


「次に、キミらの目的を教えて欲しい。キミは、何とか止めようとしていたみたいだったけれどさ、他の奴らは、あの宣言君が俺に叩きのめされるまで、割とノリノリでステージに上がって来てたよな?先頭に立ってたのがあの宣言君だとしても、それに乗った奴等は10人近くいたように思うんだけど、何がしたかったんだ?本当に俺をこの世界から亡き者にしたかったのか?」

「えっと……さぁ?」

「さぁ、って……」

「いやだって、私にだってあの人たちの考えなんて分かりませんよ!?先輩の事を魔王だとかなんとかいきなり喚き散らしてましたけど、つい最近までは『クッソ!女キャラどんどん取られてるぞ!?どうしたらいいんだ!?異世界に転生したらハーレム作れるんじゃねぇのかよ!』って男子たちで言ってて、それ聞いて私はドン引きしてたので……。この世界に転生してから、前世の記憶でギルメンの皆のアバターの事を覚えていたので、この学園の入学式で皆を見つけた時はビックリしましたよ……。佐藤君だけは、この世界でも6歳くらいから交流があったので、あーこの人も転生しているんだな~とは思ってましたけど……」

「佐藤ってのは誰だ?」

「佐藤君は……えーと、犀果先輩が宣言君って言ってる、聖羅先輩に殴り飛ばされた男の子ですね。前世が佐藤で、この世界だと雷堂子爵家の長男で、雷堂 運命フェイトって名前です。こっちもアバター名が反映されているみたいですねー。まあ、元の名前からするとまだ普通っぽいですけど、厨二ネーム大好きなヤバイ奴です。あと、キャラクリがクソ下手糞な上に、ロールプレイしたがるくせに演技が下手糞って言う面倒な人ですね」

「ふーん……。でも、フェイト?程度なら、ハートマークつけてた海鈴も人の事言えないんじゃ?」

「違いますって。『✞聖騎士天使長フェイト✞』ですよ?」

「うわぁ」


 そんな名前の奴をネトゲで見かけたら、間違いなく関わり合いにならないように逃げるわ俺……。




感想、評価よろしくお願いします。


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― 新着の感想 ―
うわぁ… †とか天使とか猫とか姫とかが使われてるキャラはゲームだから許されるんですよねぇ
>✞聖騎士天使長フェイト✞ うわぁ………他の名前も似た感じか?もしかして…
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