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夜半の雨
雨、雨が降っている。静かな午後の時間に。夜半の一時に。
こんな時は紅茶を飲む。温かい紅茶を。一息吐くために。
窓を見る。街灯が視界に入る。雨で濡れた街灯。どこか寂しげに映る。
街灯自体はありふれたもの。だけど、雨の日だからか、いつもと違って見える。
窓越しに、朧気に、仄かに。濡れた街灯を見つめる。紅茶を飲むのを忘れて。
その時にしかない美しさに見蕩れているように見える。実際にそうだろう。
せっかく温かく淹れた紅茶がぬるくなってしまった。三口に分けて飲み干す。
新しい紅茶を淹れて、また飲み始める。朧気な街灯の美しさ見蕩れながらーー。




