↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
55/100

謎のプリン

 冷蔵庫を開ける。するとそこには買った覚えのないプリンが入っていた。

もらい物だろうか。分からない。謎のプリン。一人暮らしの身では全くもって覚えがない。

 家族からの差し入れだろうか。いや、それはない。勝手に入ってプリンだけを置いていくなんてことはしない。

だったら、一声かけるはずである。もしかして、酒を呑んだ勢いなのか。

そんなことはない。彼は酒を呑むが呑まれてしまうことはなかった。

 では何故プリンがそこにあるのか。謎のプリン。ただそこにあるプリン。

もしかしたら気づいていないだけで寝ぼけて買ってしまったのではないだろうか。

考えるたびに可能性がどんどんと広がっていく。

 もしかして、ストーカーの仕業か。それはないだろう。何でストーカーが冷蔵庫にプリンを置いていくんだろうか。

それだったら、調理をしてほしいとすら思う。彼の汚い部屋を掃除してくれれば良いのに。現実は汚いままである。

 食べるべきか、食べざるべきか。それが今の最大の問題だ。

 彼は記憶を辿る。そして、推測から確信に至った。

このプリンは確かに自分が買ったものである。たまにはデザートにプリンを食べたくなって、先に入れていたら、すっかり忘れてしまっていたのだ。 

寝ぼけてもいない状態。素面の状態でだ。ストーカーなんて彼には無縁のなのである。

色々考えて損をした気分になる。しかし、冷蔵庫の中にあるプリンは本物だ。

 開封して、一口食べる。美味い。

 久しぶりに食べるもの。特に甘いものは彼の好物なのである。

いつもは、プチティラミスを買って食べていたが、今日はたまたま売り切れていたのでプリンを買ったのであったーー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。