↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
53/100

影

 キミの隣にあるものは何かな。空気だと大半の者は答えるだろう。

しかし、キミの隣にいるのは一つの影だ。ただの影じゃない。生きている影。 

 私は知っているよ。知っているだけに過ぎないのだがね。

 キミの影は、様々な形をして夜に暗躍していった。そうだろう。

町長の暗殺も。開かずの宝箱も。図書館の怪物を退治したのも。

 私はキミが行なったことを知っている。キミのような存在は、私にとって希有な存在だ。

 私はしがない傍観者にすぎないのだよ。最後まで傍観者を貫くのだ。

キミがすることに私は干渉することはできない。仮にできたとしても、しない。

お互い、不干渉を貫くこうじゃないか。そのほうが、私のためにも、キミのためにもなる。

 私からキミに忠告しておこう。普通、影というのは光によって生じるのであり、自由に動くことは無いのだよ。

なのに、キミの影は自由に動いている。おかしいと思わないのかね。それとも、偽神の戯れなのかもしれないが。そんなことは私の知る由もないことだ。

 そのことを知った今、キミはどう動いていくのかね。これからも暗躍を続けていくのかね。どちらにしても私はキミの行動を見て、楽しませてもらおう。

 ブラッドスミスの名を持つカクテルを呑みながらね。カーディナルも良いかもしれない。

 でも、キミは呑まないのだろう。断酒の果てにあるものにキミは目を向けているのだから。

 その先にあるのは何なのか。それは偽神のみぞ知るのだろうーー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。