デッサンの憂鬱
これは、運が悪かった高校生のただの愚痴である。
美術が嫌いだ。というのは「美術の憂鬱」でも書いたが、今日はあれからの美術の授業のことでも書くことにしよう。
今美術でやっている授業の内容は手のデッサンだ。
デッサンとは、鉛筆で目に見えるものをそのまま描くことらしいのだが、当然私にはそんなことが上手くできるわけがない。絵が苦手だから。
私の父親は絵がめちゃくちゃ上手くて手先が器用なのだが、その遺伝子がほとんど姉に持っていかれてしまって、私には母親の不器用な遺伝子だけが受け継がれた。ひどくない?ちょっとくらいくれても良いじゃん。
そういえばまだ書いてなかったが、私には姉がいるのだ。大学に進学して一人暮らしを始めたから今はもういないようなものだから書いてなかった。たぶんこれからこの日記に出てくることもないだろう。
デッサンの話に戻ろう。
授業でやっているデッサンは何を描いているのかというと、自分の手だ。左手でポーズをとって右手で描くということをしている。
野菜とか無機物とかを描くのならギリなんとかなる。動かないし。
だが手となると話が変わる。空中に軽く持ち上げた左手は疲れたら少し動かしてしまう。そうすると自分がどの角度から見た手を描き始めたのかがわからなくなるからまず形をとるのが難しい。
そして美術教師という化け物はものを描く時は輪郭で捉えるなとか言っていたが、輪郭以外の形の捉え方がわからん。一応解説もあった気がするが私の中に存在しない概念を解説されたのだろう。覚えていないということは。
あれ、覚えていないのはちゃんと聞いてないだけでは?いや、自分の日記に自分に対してネガティブなことは書かないほうがいいや。
全部美術教師と学校が悪い。よし!
デッサンの話に戻ろう(2回目)。
一応苦戦したもののまわりの1時間遅れくらいで形は取れた。輪郭がめちゃくちゃぼやけているが、手には見えるので良い。
しかし、デッサンは見たものをそのまま描くわけだから、当然陰影も描かないといけない。陰影というのは、物の光が当たっていない部分の陰と地面にできる影のことだというのはご存じだろうが、当然光がなければそれはできない。
私の席は最悪な位置で、教室のちょうど真ん中あたりでかつ真上に照明がない。だから、光は周りから均等に飛んでくるのだ。つまり、陰ができづらい。美術教師が一番暗い部分を黒く塗れとか言ってたが私の心以外に暗い部分が見つからない。どこを黒く塗れば良いのかわからない。無理ですね。
となっていたのが一番最近の美術の授業でのことだ。
次回の授業で完成らしいが、どう考えても無理な気がする。
私が通っているのは腐っても高校であるため、どれかの教科の成績が極端に悪いと留年させられる。芸術科目の美術も例外ではない。
それに美術はテストとかはなく、成績は製作と感想のみでつけられる。中学の頃は座学でなんとかしていたのに、それがないというのはかなり厳しい。感想を書くのも苦手だし。なすすべなし。
美術をやりたくなかったのにやらされて留年までさせられたら流石に何かしらの抗議ができるような気がするが、留年は普通に嫌だから回避したい。ドブに捨てた教材費という金が無駄になる。
だからどれだけクソでも美術の授業は真面目に受けなければならない。この1年間の地獄を耐えないといけない。
今からでも芸術科目を変更できるのなら早くその方法を教えてくれ。何でもする。
筆者の御坂御傘です。
主人公のモデルが私というのは前にも書いた通りで、私も彼(彼女?)と同じで美術が大っ嫌いです。
書いてて思ったのが、やっぱり美術の話になると愚痴がどんどん浮かんできて、自分がどれだけ美術嫌いなのかがわかって楽しいですね。
ちなみに私は現在美術でこれ以上の絶望に向き合っているのですが、それはまた今度この作品の主人公に代弁してもらおうと思っています。




