LOG.18|結婚しよう|The Lie
不倫がバレて、
4号機を失ったが…
2号機と3号機は
まだ関係はあった。
だけど…
この頃には
俺の欲は壊れていて…
遊べる子が2人では、
満足出来ない体になってた。
ーーー
次に出会った5号機は、
居酒屋の嫁だった。
夫婦で店を回してる、
昔ながらの居酒屋の嫁。
年齢は、40手前。
…なのに、
現役女優みたいな顔。
髪型も顔もメイクも
宝塚って感じだ。
つまり、モテる側の女。
通いながら、
実は前から目をつけていた。
お前は、5号機だ。
ミカレプリカ5号機にしてやる。
5号機は、
ラストオーダー後、
客と同じカウンターで
その日のまかないを食べる。
その時、よく喋っていた。
旦那はこのタイミングで
ガタガタと
倉庫整理や掃除が始まる。
つまり、
ノールックだ。
バカが…。
隙だらけだ…。
俺に隙を見せるな。
こちとら
”不倫の神様” だぞ?
そして嫁は、
当たり前のように俺の隣に座る。
その夜も同じだった。
タンっと軽くグラスを置いて、
俺の顔を見て笑った。
5号機
「前から思ってたんだけどさぁ」
「シンさん、変に色気あるよね。」
「すっごいエロそう。」
…こんなもん、
普通なら、
軽い冗談なんだけどさ。
…でも俺は本気にした。
シン
「ありがとう。」
「褒め言葉でいいんだよな?」
俺はゆっくり足をぶつけて、
反応を見る。
ミカオマージュ。
5号機
「ちょ、バカ。」
「やめてよ…!」
小声で言う5号機。
でも、
5号機は笑っていた。
拒絶ではない。
次は太ももの上に、
LINEのQRを置いた。
ずっと俺の中に
ミカがいてくれるから
自信たっぷりに戦える。
嫁は一瞬だけ俺の足を見る。
そして、
照れながら読み込んだ。
通知が来る。
そのまま隣で
関係ない話しながら
目の前でLINEで会話した。
シン
「これ、うまいね」
5号機
「でしょ?」
「何時間も煮込んでるからね」
と、口では会話しながらも
手元のLINEでは、
シン
『俺、ありでしょ?』
5号機
『若いエキスは欲しいかも。』
『若返りたいんだよね〜。』
シン
『明日、昼間あいてる?』
5号機
『あいてる』
シン
『フォレストきて』
『14:00』
5号機
『いいの?』
『私、だいぶ年上だけど…』
シン
『年上のほうが好き』
スパイみたいで、超楽しかった。
ーーー
そして翌日。
フォレストで会って、
首絞めて、しっかり沼らせた。
俺はもう、
苦戦の仕方を忘れていた。
心にミカがいれば、
何も怖くない。
絶対負けない。
ミカと俺で、
この街の人妻たちを、
一網打尽にしてやる。
ーーー
5号機とはその後、
ホテル組と家パーティー組の
安全なシフトを成立させた。
調整も上手く、扱いやすかった。
ただ、今回…
問題は別の女から来た。
ある日、帰宅すると…
黒いゴミ袋が
家の前に置いてあった。
よく見ると…
まさかの、2号機だった。
玄関前で、
2号機が黒い服を着て
体育座りで泣いてた。
シン
「うわ!」
「びっくりした!」
「どうした!?」
「大丈夫か!?」
2号機が顔を上げる。
涙でぐしゃぐしゃだ。
2号機
「ふぇぇぇ…。」
「離婚しちゃったぁぁぁ…。」
「あんなやつ死ねばいいのに…。」
聞けば、
まさかの旦那の不倫。
それが原因で離婚。
2号機
「ぐすっ…。」
「不倫とかっ、う、ぐす。」
「ありえない、ぐすっ。」
いや、お前もな!
いや、俺もな…。
そして2号機は、
禁断の呪文を口にしてしまう。
2号機
「シン、私と結婚しよ。」
さて。
ついにきたか。
この日がくるとは思ってたが…。
こうなったら切るしかない。
これは感染症だ。
放置すれば被害が広がる。
今の状況だと…
2号機、3号機、
同時に切るしかないのか…。
もったいない…
が、仕方ない。
もちろん、
結婚トラブル用のテンプレも用意してある。
こんなことあろうかと、
汎用性の高い緊急回避を作ってある。
さて、やるか。




