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好き。大好き!◯ね!!  作者: よもぎ野 あんころもち


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4/6

毎日繰り返される暴力と怒号。


姑である祖母は身体が弱く、膠原病でリウマチ、片方の股関節に人工関節を入れていて脳卒中で2回倒れ、松葉杖で歩いていて動くのもままならない。

それでも父親を止めようとして松葉杖を振り回して守ってくれようとしていた。


父親はそんな祖母の足を蹴り、裂けた傷から血が噴き出す。

病気で浮腫んでいるからなかなか止まらない。


母親は祖母を守りながら怒鳴り返すが、それが気に入らない父親は母親を自分の気が済むまで殴って怒鳴り散らした後、優しくなる。


「俺がこんな事したいと思ってしているワケじゃない。

お前らが至らない所を言ってやってるんだ。

有り難く受け取るのが筋なんだぞ。」


優しく時には涙を流しながら言う。


本当に自分達が悪いと思ってた。


違うのではないかと気付いたのは小学3年の時。


こんな毎日を過ごしている私が性格が良くてキュートな女の子なワケがなく、父親に言われた事をそのまま他の子達に言うので友達が少なかった。


友達になってくれていた子達には感謝しかない。


酷い事を言っている自覚がない。


"何が酷い事なのか分からない"が正解かもしれない。


そんな数少ない友達の1人の家に遊びに行った時、部屋にその子のパパが入って来て様子を見に来た。

何の気なしに友達が言った。


「あっ!パパだー!入って来ないでよ!バーカ!バーカ!!」


めっちゃ笑って言っていて、パパもニコニコして冗談を言っていた。


青天の霹靂だった。


うちでそんな事を言ったら最後、その場で殴られ友達は帰され、引きずって台所かトイレ前に連れて行かれ、板間に正座で2時間近く説教した後ご飯抜き。


見かねた母親が助け船を出して謝ってるんだから〜と説得するか父親が寝るまで続く。


「大丈夫なの??」


本気で心配した。

私が帰った後何か叱られたりするのではとハラハラした。


「ん〜?大丈夫だよ〜?お母さん達も言ってるし!!」


ニコニコで普通な事のように言っていた。


もしかして、うちっておかしい??


そんな考えが頭を埋め尽くす。


どうやって帰ったか覚えていない。


帰った先には昨日までカラーだった世界が少しグレーになって存在していた。



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