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好き。大好き!◯ね!!  作者: よもぎ野 あんころもち


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2/6

私は幼少期、父親の愛情を独り占め出来ないか試行錯誤していた。


家は農家で長男至上主義。


第一子で長女の私。


第二子で長男の弟。


父親や祖父が帰って来て1番に抱き上げるのは弟。


私が先!と駄々をこねると

「お姉ちゃんだろ!我慢しろ!」


年子で1歳しか違わないから分からなくて、頭の中が何故で埋め尽くされる。


ついこの間まで自分が1番に抱き上げて貰って膝の上に居たのに。。。


弟さえいなければ、、、


まだ2歳にも満たない子供が考えた事は


口と鼻を塞げば死ぬからそうしよう。


親の目を盗んで手で乳飲み子だった弟の鼻と口を塞いでみる。


手がちっちゃ過ぎて無理だった。


弟に手をベロベロ舐められてデロデロ。

うぇ〜。


これじゃぁダメだと次に考えた事は

お父さんの嬉しくなる事を言おう!


「大っきくなったらお父さんと結婚する〜!」


とても喜んで抱き締めてちゅーしてくれるけどその時だけ。


全然足りない。


抱っこ!抱っこ!!


とても嫌そう。


「なんなんだ!!あっち行け!!」


と追っ払われるか、もしくは泣いてオエオエしながら「やめて〜!!ごめんなさい〜!」と何度も叫ぶまでくすぐられ続ける。


農家で分家の我が家だったが、祖父の顔が広いのと兄弟が多い為来客が結構あった。


ある日、酔っ払った祖父と父が来客と「男しかいらない。女の子は何にもならない。」と言っているのを聞いてしまう。


そんな私が辿りついた考えは


あたしっていらない子なの??

だから可愛がって貰えないの??


母に泣きながら訴えたらさすがに2歳の子にそんな思いをさせていたのを不憫に思ったのか少し改善されて、1番に抱っこしてもらえるようになりました。


でも、喉元過ぎれば熱さを忘れる。


「お姉ちゃんだろ!なんで弟見てないんだ!」


弟もまだ赤ちゃん。色々やらかす。私だってまだ産まれて2年。


この1年の差と姉という重圧が伸し掛かり始めました。


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