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婚約者から「第二夫人になって欲しい」と言われ、キレて拳(グーパン)で懲らしめたのちに、王都にある魔法学校に入学した話  作者: 江本マシメサ
七部・四章 新たな任務

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胸毛コンテスト

 あっという間にナイトプールは異様な雰囲気になったという。

 早くも帰りたいと思ったレヴィアタン侯爵だったが、思いがけない事態が起こったようだ。


「胸毛コンテストの運営にスカウトされたのだ」


 露出なんていっさいしていなかったのに、なぜか出場しないかと声がかかったという。

 なんでも出場者が思っていたより少なかったようで、有力そうな乗客に声をかけて回っていたようだ。

 ちなみに、そのときヴィルも一緒にいたようだが、スカウトの声はかからなかったらしい。


「そもそも胸毛はないし、参加資格はなかったのだが、まるっきり無視されて複雑だった」


 どうやらスカウトは見た目で胸毛の有無を見抜いていたらしい。

 ちなみにレヴィアタン侯爵は丁重に参加をお断りしたという。


「プールでは奇声をあげる者、胸毛コンテストに張り切って参加する者、胸毛コンテストを見にやってきた者……甲板の上は異様な雰囲気だった」


 ちなみに胸毛コンテストの参加者と主催、見学者はテンションが高かったようだが、違法薬物の売買には関わっていなかったという。


「そこまで調査できたのですね」


 私の言葉に、レヴィアタン侯爵は複雑そうな表情を浮かべる。

 その様子を見て、レヴィアタン侯爵夫人がハッと何かに気付いたようだ。


「もしかしてあなた、参加されましたの!?」


 レヴィアタン侯爵は悲しげな表情で頷いた。

 なんでもコンテストが始まってからも、レヴィアタン侯爵が参加することをスカウトは諦めていなかったらしい。

 何度断ってもやってくるので、ヴィルがコンテストの裏側を調査できるのではないか、と助言したという。

 コンテストの終盤にもやってきたので、レヴィアタン侯爵はしぶしぶ参加するすることとなったようだ。


「それで、どうなりましたの!?」


 レヴィアタン侯爵夫人は瞳をキラキラさせながら話を聞く。

 恥ずかしいのか、なかなか話そうとしないので、ここから先はヴィルが教えてくれた。

 レヴィアタン侯爵が登場したのは、コンテスト参加者の中で最後だったらしい。


侯爵ベンが登場した途端、これまでにないほど盛り上がり――満場一致での優勝だった」

「まあ!! やっぱり!!」


 レヴィアタン侯爵には一年分の果物と引き換えにできるチケットと、それから副賞も贈られたという。


「副賞は主催側が所持していた、特別なチケットだったらしい」


 無理に参加させた詫びとして、追加で付けてくれたようだ。


「それがその副賞のチケットだ」


 封筒に入っていたのは、マッサージ券だった。

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