↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
7/27

はわわとろぉん……ちょー美形店員ご降臨。あま声ちゅるる、ミカエルさま

★前回のお話★


人気カフェ『おしゃべりうさぎ』へ向かった二人。

そこには、健太のシナリオを酷評したトレンドモデル・井上直の姿があった。


直は健太を見下すような態度を取り、

健太は黙って立ち去ろうとするものの、

らんはその姿に胸を痛め、怒りを抑えきれず、直に真正面からぶつかる。


バチバチギロロの急展開!

はてさて、続きはいかに……?

 ででん。


「矢沢くん、いまなん時?」

 イライラ、むっすぅぅ。

「えっと……もうすぐ、二時」

 直とバチバチしてから、ずーーっと列の中。

 ぐぎゅるるる……

 はらも私も、ブチギレ寸前だってんでぃ。


「次、入れ」


(くはああああああ!)

 直のあのだる声といい、


 キャーーーーーーーー!


 ファンズのキイロ声といい……

 イライライラリン。


 でも、それよりも……キッ!

 スマホと私をちらちら、ぱっぱな周囲の目。


 さっきのトラブル。

『ちゃんと頭下げるまで……ぜったい、引かないから』

『はん。やってみろよ』

 ぜったいネットに上げられたんだ。

 犯人、出てこいっ。


「僕のせいで……ごめん」

 矢沢くん、ぽつ。

(はぅぅ……)

 しゅん顔させちゃったよぅ……チクン。

「ううん。私がしたくてしたんだよ」

 にこっ。

 矢沢くん、なぁぁんにも悪くないし!

 悪いのは――ギロッ。

 ぜぇぇぇんぶ、井上直!


『だっせ』


 矢沢くんのどこがダサいんだよ!


 ちらり。

 アオクロ髪さらさら……

 いや、今日はちょっとボサってるけど。


 顔だって、あんたよりイケメン……

 今日はビン底メガネだけど。


 服だって……! 

 今日はスウェットだけど。


 で、でもっ! 

 目はアクアマリンキラン、なんだからね! 

 鼻で笑うとか、許せん。

「もう、ぜったい土下座コースだっ!」

 ふんす!

 ついでにパッキン頭、つるりん仕上げにしてやんぜ。

 じゃぶ、シュッシュッ。

「……藤井さん、庇ってくれてありがとう」

「友だちなんだから、あたりまえだよっ!」

「……うん」

(うぅぅ)

 矢沢くん、ずっとしょぼん。

 さっきまで天国カフェだったのに……

 パッキン悪魔が来たとたん、ぼーふーけーほーレベルじゃん。

「次、入れ」

 ファンズ「キャーーーーーー!」

(くおぅぅ)

 あいつ来るたび、キイロ声。

 いいとこ、ビジュだけじゃん。

 性格、地獄の最終ステージだよ? 

 まあ、すきな人はすきなんだろうけど……

 私はぜったいムリ。

 おもっきし、べーっ!

 パッキン悪魔、こっちにパッ。

 ギロッ。

 私も、ギロロッ。

 あ? やんの? お? 

 バチバチバチバチ!

 店ん中へふいっ。

(ふん)

 腰ぬけめ。

 どや顔ふんぞり。

「もうすぐだね」

 矢沢くんのしゅわ声、ぽとん。

「うんっ。店の中入るの、たのしみだよぉ」

 たのしい話題にきょーせーシフト。

 矢沢くんのにっこり、ちょっとでも回復させたい。


「生きてるうさぎ、いるの?」

 にゃんこカフェイメージ。

「動物はいないんだ」

「……そっかぁ」

 しゅん。

「でも、うさぎモチーフは山ほどあるよ」

「ほんと……!」

 ぱぁぁぁ。

「うん。椅子の背もたれにうさぎの絵があって、ちっちゃいしっぽもついてるんだ」

(ひょえええ)

「かわいぃぃ」

「ぬいぐるみが座ってたり、うさぎランプのテーブルもあって。壁もうさぎ、陶器もうさぎ。うさぎ好きには刺さるよ」

(わはぁ)

 矢沢くんのアクア、きらきらがもどってきたぁ。

「矢沢くんも、うさぎすきなの?」

 ツインテぴょここ。

 目、きららん。

「え……や……う、うさぎは……特に……」

 急に、目ウロウロ。

(……んん?)

「でも、よく来るんだよね?」

 首、ちょこん。

「う……まあ……」

 汗だばぁ。

 目、とーぼー。

(え……?)

 なんでそんな反応。


「健太くん」


 耳にこっとん。

(へ?) 

 なんだ、このあま声ドロップ……

 顔くるっ。

「動画、お客様に見せてもらってね。飛んできたんだ」

(どひゃぁぁぁ)

 ちょー美形店員さん降臨。


 やわんキンキラ髪、さらさらふわん。

 ハチミツ色のあまあまお目目。

 ほっぺ、すー。

 スタイル、すー。

 眺めてるだけで……はわわちゅるぅん……

(尊……ほふ)

 とろぉん……じー。

 矢沢くんを、ちらん。

(ん?)

 なんか、視線ずるずる――ぽとん。

 顔、りんごになってるよ?


「直がまた迷惑をかけてしまったようで……申し訳ない」

 やわキラ店員さん。

 ことりひざつき、ふかりぺこ。

 仕草……貴族。

「僕は平気です。でも……」

 矢沢くん、ちろっ。

 目、ぱっちん。

 店員さん、私へ顔くるっ。

 どきゅーん!

(あわわわ)

「お客様……この度はスタッフの不手際でご迷惑を……深くお詫び申し上げます」

 めっちゃ丁寧に、ぺこーっ。

「ああああの、そ、そんな、わ、私こそですすす」

 背筋、勝手にぴしっ。

「動画につきましては、私の方から速やかな削除を依頼いたしますので、ご安心ください」

(うぇ?)

 そんな権限あるの?

 実は、ちょーすごい人とか?

 ツインテ、びょん!

 でも、ありがたすぎる……!

「あ、ありがとござます」

(がひゅぅ)

 かんじゃったー!


「ぎゃっは! バッカじゃね」


 な、な、なに?


「『ござます』って新語かよ」にやにや。


 直ぉぉぉぉ!


 おのれぇぇ……パッキン悪魔め……

 どこからわいたぁぁ。

(ぐぬぬぬぬぅ)


「……大丈夫だよ」

 耳元、こそっ。


 矢沢くん……やさしいよぅ。


「直。ここはいいから、ホールを頼む」

 美形……ううん。

 ミカエルさま、直へキリリ。

(やーい)

 おこられてるぅぅ。

 ざまぁ。

 ひゃっひゃっ。


「へーへー」

(がふん)

 パッキン悪魔が……言うこと聞いた……だと……?

「はぁ……」

 ミカエルさま、おでこぴとん。

 頭ふるり、まゆぎゅ。

 直にだいぶ振り回されてそ……

 気の毒に……じとん。


(……およ?)

 およよよよ?


 直をちろん。

 ミカエルさまをちろりん。

 ――はっ!

「矢沢くん……」

「……うん?」

「あのふたり……なんとなく……似てない?」

「ああ、うん。兄弟なんだ」

(どわはぁ)

 やっぱりだった!

 だってだって、髪キンキラふわん。

 目、ハチミツとろろん。

 美顔、バキュドーン!

 どこ見ても、そっくりだもん。


(わひぃ……)

 ミカエルさま。

 このうさちゃん祭り店の、ご主人さまだったんだ……


 ミカエル級の美形オーナーに、弟はハイスペック有名人。

 そりゃもう、お客さんわんさか来るよねぇ。


 列ちろん。

 まだまだ、ずらら。

「お客様」

 ミカエルさまの声、耳ことん。

「は、はいー!」

 ツインテ、びゃん!

「度重なるご不快につきまして、心よりお詫び申し上げます。スタッフには適切に指導を行い、改善に努めてまいります」

 ミカエルさま、またまたぺこー。

 弟があれだから、兄もぜったいクセ強でしょって思ってたのに……

 どこまでもジェントル。

 こんな完ぺき人間が、あのパッキン悪魔のために頭下げてるなんて……くぅぅ。

「あ、あのっ……もう大丈夫なので、あ、頭……上げてください……!」

 あせあせあせ。

 これ以上、あなたさまを「しょぼん……」させたくないよ。

「……そうおっしゃっていただけて、安心しました」

 天使スマイル、キラピカリン。

(ほっ)

 天使の笑顔……うっとりぽわ。

「では、順番が来ましたら、すぐにお呼びしますので……少しだけお待ちください」

「はいぃ……」

 きらりんスマイルちりばめ、ぺこり。

 店内へ、すっすっす……しゅわ。

(尊……)

「矢沢くん……あの人、すごく上品だね……」

 ほぅ。

「うん……ぼ、僕……あの人がいるから……通ってるんだ……」

 矢沢くん……ボッ。

(わかるぅ)

 あんなしゃなり貴族オーラ出されたら、オタオタしちゃうに決まってるよぉ。

「私も、リピ通い確定だよぉ」

 ミカエルさまのこと、すっかりファンになっちゃった。

「うん、そうなるよね!」

 矢沢くん、まゆピシッ。

(ふふ)

「だね!」





















読んでくれて、ありがとうございました(*´ω`)

後編は、一時間後です(^^)/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。