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第68話 呼ばれた理由3

「Yes!!高○クリ○ック!!」



この小説は、ご覧のスポンサーでお送りして………


る訳ねぇ!!

企業さん?スポンサーになって頂ければ宣伝しますぜ?ぐへへへ……

じゃなくて!!

女神様は得意げにサムズアップしてウィンクしている。

もうやだこの女神様……俗世間に染まり過ぎてる気がする。



…………

……………………


「それで……女神様の力が弱まるとどうなるんですか?」

「さっき話した通り、あなた達が宇宙と呼ばれる世界を維持出来なくなって崩壊して滅んじゃうね。

ま、私が管理している星はそれこそ星の数程あるんだけど、影響が出やすい星にはこうして召喚者を使って調整して貰ってるんだ!」

「そ、それで俺は具体的に何をすれば……。」

「そうねー。星を安定する必要があるならあなたがその人外パワーで国を興して安定する様に統治するも良し。逆にバランスを崩そうとしている国を滅ぼすも良し。

でも国を統治するのは余りお薦めしないねー。

過去にもやってる調整者コンコードがいて、最初はいい感じなんだけど、世代が代わると結局内紛とか反発が起きて上手くいかなくなったねー。」


人間は忘れやすい動物だ。

世代が代われば当然考え方も変わって行く。

戦争を経験した世代は、二度と戦争はしたくない程、辛い時間を過ごして来ても、既に安定した社会で生まれ育った世代では、戦争なんて歴史教科書やゲームや他国のニュースでしか知る事はない。

現実感が乏しく、俺も中二病全開時には、銃器類や戦闘機、艦船類などカッコよく感じてしまった物だ。

ただ人を効率よく殺す道具でしかないのにな。



「あ、それと~、魔王とか滅ぼしても復活するからね。それと子供も作れるから普通にヤッちゃっていいよ?」



ヤっちゃってて……そんな身も蓋もない言い方……。

そりゃぁねぇ。男ですし?ヤリたいですよぉええ。勿論。

と言うか、魔王て滅ぼしても復活するのか!?



「復活するねー。あの子達の力の源は、生物の恨み嫉み復讐心の欲望が作り出す存在だからねぇ。悪魔の連中も同じ様なもんだね。だから魔王と悪魔って仲いいんだよね。あくまで対等な関係ではあるけど。」

「もしかして、その魔王とか悪魔とも俺が戦わないと行けないって事になるんですかね‥…。」

「そーだねー。天使ちゃんの連中とも戦わないと行けないと思うよー。」

「そーだねー……って軽い感じに言いますね‥…。」

「そんな深刻に考えなくていいよ。」

「いやいや!そりゃ深刻になりますよ!!だって魔王ですよ!?魔の王!!○田まおう!!」

「…………なにそれ。つまんない。しかもそれ二回目じゃん。」


………。

クッ!!殺せ!!

そっか。女神様は俺の心を読めたんだ。

前回、一回目の浅○まおうのくだり、俺の心を聞いていたのか……。

恥ずかしい……。

俺は恥ずかしさの余り両手で顔を覆う。



「魔王とかと戦う事になっても、心配する事ないと思うよ?あなたの力なら楽勝だし。」

「え?楽勝?」

「うん。余裕。楽勝!!Very Easy!!」



魔王に楽勝で勝てるって、魔王って弱いの?



「あの世界では弱くはないよー。むしろぶっちぎりに強いね。」

「ぶっちぎりに強い!?そんな魔王にどうやって楽勝出来るんですか!?」

「あなたには私の力が宿っているの。この意味……分かるよね?さっきも話したけど、あなたが本気になったら星も楽に砕く程の力があるの。魔法力も∞だし、しかもあなた……不老不死なのよ?負ける方がおかしいわ。」

「た、確かに……。」

「だから、魔王が復活しても、チャチャっと倒しちゃえばいいのよ。まぁたま~に『勇者』とか『英雄』とか誕生して、魔王と対等な力を持った救世主が現れたりするけど、魔王を倒した後、問題になりやすいのよね~。」



え?魔王を通した後、問題を起こす?

勇者や英雄が?



「だってさぁ、魔王を倒す程の力を持ってるんだよ?国から危険視されて暗殺とかされそうになったりして人間不信で逆に次の魔王になったりする事もあるのよぉ。まぁ全員が全員て訳じゃないんだけど、勇者、英雄みたいな人外の力を持つと大変なんだぁ~と思うよ。

だから、あなたもなるべく力は隠しておいた方がいいかもね。そんな連中を軽く上回る力を持ってるんだからさ!」



女神様は『ビシィッ!!』と俺の眉間に指差して言い聞かせる様に話す。

勝手に人外な力を付与しておいて何を言うのかこの女神様は。

…………はぁ。


ん?でも勇者やら英雄が現れるなら俺(調整者コンコード)いらなくね?



「勇者とか英雄は自然発生的と言うか、突然変異で産まれる云わばイレギュラー的な存在なの。

だから必要な時に生まれてくれたらいいんだけど、必要じゃない時に生まれるとね‥…その力を悪い方に使っちゃう勇者、英雄もいるのよね。」

「悪い方?」

「そ。戦争起こしたり、選民思想に取りつかれちゃったりめんどくさいんだよ。これが。

もしかしたら、あなたも魔王、悪魔、天使だけじゃなくて、勇者、英雄とも戦う事になるかもね。」

「えぇええ!!戦いたくない!!めんどくさい!!」

「勇者、英雄が生まれなければいいのよ。でもあなた、不老不死だから遅かれ早かれ遭遇する事になるかもね。ま、その時はいい感じにあしらっておいてね!」



いい感じにって……。

簡単に言ってくれるなぁ。

言うはやすし師匠ですよ?丸投げじゃないか……。

しかし魔王をチャチャっとっ倒すって……。

魔王とか悪魔、天使の件も実際に出会ってからでないと分からないな……。

その時になってから考えるか……。

後は、俺の存在についてだな。



「あの、確認なのですが、もしですよ?あくまで例え話なんですけど、もし俺が残虐非道の限りを尽くして、星のバランスを崩し始めたらどうなるんですか?あと、断ったりしたら……。」

「そんなの簡単よ。そしたら私があなたをチョチョイと消去して、次の候補者を召喚するだけ!すっごく簡単!!」

「そんな簡単に俺、始末されるんですか……。」

「当然。あなたの力は私の力を分け与えている様なもんだし、私達神は星に住まう生物達には直接干渉出来ないけど、調整者コンコードとは繋がって干渉出来るしね。指先一つであなたを消せちゃうよ。まぁ、そうなる前に私がフォロー入れるけどね。」

「ちなみにお聞きしますけど………元の世界に戻れたりしますか?」

「………戻せるけど……あなた、戻りたい?」



……正直な所、悲しいかな。

元の世界に戻っても俺を待っている家族も親しい友人もいない。

ならばこの世界で調整者コンコードとして活動した方がまだ有意義な生活かもしれない。



「そうでしょ?その方が楽しいよ!きっと!!元いた世界とは全く違う世界だしね!」



女神様は俺の心を読んでにこやかにそう答える。

ここは覚悟決めてやるしかないか!



「女神様……改めて、調整者コンコード、受けようと思います。宜しくお願いします。」

「うんうん!結構結構!!!」

「ちなみに、俺の前任者もいたんですか?」

「いたよー。でもその子は寿命全うしちゃってね。その子はエルフで長生きだったんだけど、不老不死じゃなかったしねー。

いい子だったんだけどねぇー。で、その子が死んじゃってから200年間は特に何事も無かったんだけど、バランスが崩れ始めたからあなたを召喚したって訳!

それに今までの調整者コンコードとしての傾向から推測すると、余り出しゃばったり目立ちたがる奴等よりかは、逆に目立つのを嫌う縁の下の力持ち的な人がいいんだよね~。

必殺!仕事人!!みたいな?陰で仕事を淡々と熟す……カッコよくない!?」

「女神様、何に影響を受けてるんですか……。」

「ま、いいじゃない!そんな深く考えなくていいよー。

あなた、家族とも早くに死別したり、友人とも疎遠になってたでしょ?

もう一度、人生やり直すチャンスを貰ったって捕えて欲しいわね!

楽しい人生であらん事を!!!じゃーねー!!気が向いたらまたLive音声やるからその時はヨロシコ!!あっ!そうだ。私も忙しいからずっとフォローできる訳じゃないけど、どうしてもって時にはこれで呼んでね?はい、これ!じゃね!!」



ちょ……!?一方的に会話を終わらせようとしてる!!

しかも女神様の姿が徐々に薄くなって行く!!

はい、これと言って渡された物……四角い板状のモノ……これって……ス、スマ……



「ちょっと女神様!!まだ聞きたい事があるんですけどぉお……………」

………。

………………。


女神様の姿も消え、声も聞こえなくなってしまった。

そう言えば、女神様の名前も聞いてない……。

と言うか、俺、この世界からどうやって出ればいいんだ?

真っ白な光の世界で1人佇む……。



「あぁー、後、それあなたの世界で馴染みのある『通信手段』としてのイメージを具現化した物だから別に深い意味はないよー!!あくまで『スマホの様な物』だから!それとあたしの名前は『コンコーディア』って言うの!!今度こそ、バーイ!頑張ってね~!!!」

「ちょっと……女神様!!ここからどうーやって出る……………!!」


………。

………………。

ユサユサ

ユサユサ



「パンツ!起きて!!」

「お兄ちゃん!!起きてよぉー!!!」



俺は揺さぶられて目を覚ます。



「んん……ちょっと待って!!…女神様ぁ!!」



ガバッ!


「ギャァアアァアアァ!!」



ん?俺の顔……とても柔らかい二つ物で挟まれている感触があります……。

何だろう。物凄く落ち着くと言うか……ずーっとこうしていたい……。

………。

はい。次の展開はもうお分かりですね。



「このへんたぁぁぁあぃい!!!」

「ほらねぇぇえええ!!!」


ボコーん


俺は寝惚けてアイルに抱き着いてしまった様だ。

おっぱい。とても気持ちよかったです。


※ブクマ登録、評価して頂いてありがとうございます!

感想など頂ければ作品の方向性の参考にもなりますのでよろしくお願いします。

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