第34話 其々の実力
前回のあらすじ
ドラゴンさんの調査に付き合う事になったパンツさん達。
しかし新たに現れたギガパイさんが迫る!?
「おい!!やべぇぞ!!東の方からギガントパイソンがこっちに向かってきやがった!!」
そう叫びながら『太陽の風』の斥候役、ジンが木の上を移動しながらこちらにやって来た。
ジンたら、猿顔で木の上移動するなんて見たまんまじゃない。
ギガパイさんが一直線に俺達に向けて猛然とやって来るらしい。
「チッ。やはり番だったか……。」
御付騎士のアルボレートが独り言の様にそう呟きながら剣を抜く。
「抜刀!戦闘用意!!」
アルボレートがそう叫ぶとそれを合図にしたかの様に他の騎士達も剣を抜き戦闘態勢に入る。
「さ~て……久しぶりに暴れられそうだぜ!!」
ギルマスのレトはそう言いながらニヤリと笑みを浮かべると大剣のイルウーンを頭上でブンブン振り回している。
周囲の騎士達に当たりそうになった為、騎士達が「アブねッ!!」と言いつつレトから距離を取る。
どっちがモンスターかわかりゃしない。
リッターさんも両手に一振りずつ剣を構えている。
その剣は……出発する前に推測した通り日本刀の様だ。
刀身に美しい刃文が確認出来る。
こちらでも『日本刀』と言うのかは知らないが。
「しかし……リッターさん、かっけぇぇぇぇ!!リッターさんエロかっけぇぇぇえ!!」
ガツン!!
「ええエフゥッ!!」
「パンツ!!今は悶えてる場合じゃないでしょ!!」
アイルも剣を抜き臨戦態勢だ。でも今、『ガツン』て……。
いつもは『ボコッ』なのにもしかして鞘で殴られた?
俺じゃなきゃ多分○んでるぞ……。
ソフィちゃんも杖を構えて戦う準備は整った様だ。
俺は……どうすればいいんだろう。
皆の前でいきなり『ファイアソール』をぶっ放したら即効でバレるし……。
一応、ガガン村長に貰った剣を抜いて構えだけ取ってみる。
剣道とか体育の授業でやった程度で剣の扱いなんて知らないけど……。
俺は剣を腰から抜きヘッピリ腰で剣を構える。
皆の戦闘態勢が整うと、森の奥から木々をバキバキ、メキメキと薙ぎ倒す音が徐々に近づいてくる。
「お、おい!ジン、デカさはどれぐらいなんだ?」
「遠目からしか確認していないが……少なくとも黒焦げ死体のあいつよりはデカかったぞ。」
「ま、マジかよ。最悪だ。」
シェールの問いかけに対して、ジンが答える。
俺がファイアソールで黒焦げにしたギガパイさんよりデカいってどんだけだよ。
あれでも推定20m以上のデカさだった筈なのに……。
「おめぇらは自分の守りだけ考えとけ!!俺が一人で討伐してやらぁ!!」
ギルマスのレトがそう心強く啖呵を切る。
そうか、ランクBの魔獣と金緑石級が大体単騎で同等ぐらいって事だったな。
それにリッターさんもいるなら楽勝?恐らくステータス見る限りじゃリッターさんもギルマスのレトと同程度の強さだったしな。
俺達が待ち構えていると突然、リッターさんが叫ぶ。
「皆!回避して!!毒息よ!!」
まだギガパイさんの姿が見えない森の奥から黒い霧状のモノがこちらに向かってくるのが見えた。
「危ない!!」
俺はソフィちゃんを抱えてそれを避ける。
アイルや『太陽の風』の4人、ギルマス達も問題なく避けているが、一人の騎士がそれをまともに受けてしまった。
毒息を受けた騎士はその場に崩れ落ちる。
その騎士のステータスを確認すると状態異常『麻痺』の表示が確認出来た。
麻痺毒か。死んではいないが、危険である事に変わりない。
リッターさん、あのマジックアイテムで毒息が来る事を察知したのか?
リッターさんが教えてくれなかったら一瞬で全滅だったな……。
すると前方の森からギガントパイソンがヌルリと現れた。
その場に居た者は見上げる。
その蛇を。
デカい。ビル3階程度、10m程の鎌首を持ちあげて俺達を見下ろしている。
黒焦げパイさんは上半身が焼失していて確認出来なかったが、俺の知っている知識で例えるなら『コブラ』のデカい版だ。
エラを広げてこちらを威嚇して更に巨大に見える。
「よっっしゃぁ!!いくぜぇぇえ!!この蛇野郎おおぉぉぉ!!」
ギルマスのレトがそう叫び駆けながら剣を上段から振り下ろす様にギガントパイソンに切りかかる。
「しゃややぁぁぁあああぁ!!!」
レトはギガントパイソン目掛けジャンプし鎌首をあげている頭部に剣をふりおろす。
「うわッ!マジか!!ジャンプであの高さまで届くって化け物かよ……!!」
「言ったでしょ?白金級からもう化け物みたいなもんだって。」
俺がレト跳躍力に驚愕しているとアイルが横からそう話す。
10m近くジャンプするとかオリンピック選手でも無理だろ……。
レトが振り下ろした剣はギガントパイソンの鼻先を捕えた。
ガキン!!
しかし剣が振り下ろされた瞬間、まるで金属同士を叩きつけた様な鈍い音が響き渡る。
「チッ……やっぱ普通の攻撃じゃ剣が通らねぇかよ。」
「キシャァァァアァア!!」
ギガントパイソンは何事も無かったかの様に頭を振りレトを振り飛ばすと威嚇行動なのか唸り声を上げる。
レトは振り飛ばされたが無事地面に着地し距離を取る。
「レト……。何も考えずにツッコむのは止めて下さい。ほんと筋肉バカダルマですね。」
「うっせ!!」
リッターがレトの無謀な特攻を窘める。
「しかしどうすっかな。俺の剣も弾かれるとはな。」
「レトの攻撃が通らないのであれば、私も通用しないでしょうし……。」
するとギガントパイソンが大口を開けてその巨躯からは想像出来ない程の速さでギルマス達と騎士達に大口を開けながら攻撃を仕掛けて来る。
レトと騎士達は回避行動を取るがリッターさんはその場から動かない。
「フッ!!」
「キシャァァァアアアッァァッァア!!」
リッターはギガントパイソンの大口を寸前でひらりと闘牛士の様に横に躱すとギガントパイソンの口の端を日本刀で切り裂く。
するとギガントパイソンの口角の端から血飛沫が噴き上がり苦痛とも呻き声とも取れる咆哮が漏れる。
「な、なんと言う身のこなし!!」
御付騎士がリッター身体能力に驚愕の声をあげる。
「へっ、流石リッターだぜ。外殻が硬いなら内側からって訳か。」
「こんな事、誰でも分かる事ですよ。筋肉バカダルマ。」
「うっせ!!」
ギガントパイソンは口の端から血をぼたぼたと垂らしながら恨めしそうにこちらを睨み付けている。
「!?魔力が高まっているわ!!また息が来る!……いや……この魔力の色?息じゃない!?」
またリッターが大声で注意を促す。
リッターはそう呟くとギガントパイソンの口元に魔法陣が浮かび上がりそこに氷の矢が数本現れる。
「あ、あれは!?」
氷柱矢
水魔法第3位階魔法の『氷柱矢』
詠唱者が目標を指定して氷の矢を放つ魔法。
1度に放てる矢の本数は詠唱者の魔力量に比例する。
「ええぇえ!!あれ、私でも一度に2本出すのが精一杯なのに……!魔獣が6本同時発動なんてそんな……!?」
『太陽の風』のエチルが悔しそうにそう叫ぶ。
「クソッ!こいつユニーク(突然変異)か!!ただでさえ厄介なランクB魔獣のギガントパイソンなのにユニーク種とか……やべぇじゃねぇか!」
シェールがそう叫ぶと同時にギガントパイソンの口から氷柱矢が放たれる。
シェールは盾を構え他の3人は後ろに隠れ、騎士達も大盾を構えて防御し、その後ろに団長オジサマが控えている。
俺とソフィちゃんはアイルに腕を引っ張られて木陰に隠れる。
ギガントパイソンは一斉射終わると直ぐに次の氷柱矢を放ちこちらの動きを封じている。
「あんな化け物倒せるのか?」
「パンツ!またあの『けぇぁ…めぇえぇ○ぁぁめぇぇ…』ってやれな……。」
アイルはこんな時まで例のポージング(か○はめ波)を真似ようとする。
ヒュン!
俺は咄嗟ににアイルの手を引き木陰に座らせると同時に頭上を氷柱矢が通り過ぎる。
「アイル!危ないだろ!!」
「テヘへ。ごめ~ん。」
………。
……………まぁカワイイから許すけどさ……。
こんな事をしている間もギガントパイソンの氷柱矢の攻撃は止む気配がない。
「なんなの?あの蛇。魔力無限なの?」
「ううん。お姉ちゃん。あれだけ魔法を連発していればすぐに魔力切れになる筈だよ。」
「そう!!さっき言おうとしたけど、パンツがまたあの魔法を使えばいいじゃない!!」
「いや、今、使ったら……バレチャウから……。」
「んもぉ!!そんな事言ってる場合じゃないでしょーー!!」
そう言いながらアイルが俺の後頭部をボカスカ殴る。
ヤメテ。
どんなにチート能力があっても中身は普通のおっさんだよ?
バレる心配もあるが、俺の記憶であれば成人してから蛇の実物なんて見た事も触れた事もない……。動物園でも好んで見る事なんてないし……。
しかもあんなデカい蛇なんてマジもんの化け物だ……。恐ろしい以外の何物でもない。
そんな中、レトとリッターさんはその氷柱矢を躱しつつ徐々に間合いを詰めているのが見えた。
徐々に近づいてくる2人に当然の如くギガントパイソンの攻撃は集中する。
あの二人……マジでオカシイ。
「よっしゃぁ!久々に使うか!!能力解放!!」
「ほんと、久々ですね。能力解放!!」
攻撃を避けながら二人がそう叫ぶと身体が赤色に染まり、何かの魔法を行使した事を伺わせる。
すると明らかに2人の動きが格段に変わった事が分かる。
「あの二人、何したんだ?」
「あれは普段、使っていない能力や体力を瞬間的に開放する魔法だよ。普段の2倍ぐらい能力とか引き上げられるって魔術書に書いてあったかな?」
俺が独り言の様に呟いた疑問にソフィちゃんがそれに答えてくれた。
能力倍増ですか。バイキ○ト?界○拳?みたいな感じか?
俺は二人のステータスを確認すると、確かにきっかり倍増と言う訳ではないが、確かに大体2倍近く能力が上がっている。
しかしこの魔法を使用したからなのか魔力は半分に減っていた。
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【 名 前 】レト・ホーム
【 種 族 】人族
【 職 種 】聖騎士 :風 適正
【 体 力 】511 → 1104
【 魔 力 】 96 → 48
【 攻撃力 】493 → 1224
【 防御力 】386 → 674
【 俊敏性 】387 → 663
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【 名 前 】リッター・ワット
【 種 族 】クォル族
【 職 種 】魔法剣士 :水 適正
【 体 力 】301 → 674
【 魔 力 】217 → 108
【 攻撃力 】281 → 578
【 防御力 】174 → 321
【 俊敏性 】547 → 1310
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「戦技……神速・螺旋斬!!」
「グギャシャァァッァァアァア……!!」
ドスン!ドスン!メキメキバリバリ……。
リッターは俊敏さを生かしギガントパイソンの全身を目で追えない程の速さで螺旋状に切り刻んで行くとギガントパイソンはその全身の痛みに怯みのた打ち回り周辺の木々を薙ぎ倒しもがいている。
そして再び鎌首を擡げた所にレトが剣を上段に構えて飛び掛かる。
「戦技……旋廻斬!!」
飛び上がったレトはそう呟くと全身を猛スピードで回転させ鎌首を擡げていたギガントパイソンの頭部から腹部にかけてズタズタ切り刻む。
「クグギャギャガガシャァァッアアアアアア………!!」
ズズズン……。
全身血だらけになり周囲に肉片が所々に散らばりギガントパイソンはその場に崩れ落ちた。
「す、すげぇ……。マジで倒したよあの二人。」
俺は二人の連携攻撃に舌を巻く。
リッターさんがギガントパイソンの全身を攻撃する事で意識をそちらに向けつつレトが止めの攻撃を叩き込む。
レトの二つ名『暴風の嵐(笑)』ってのも頷ける攻撃だったな……。
『暴風』と『嵐』でやっぱり被ってるけど。
俺達3人は木陰から恐る恐る顔を出す。
「おめぇら!もう大丈夫だぜ!!」
レトがこちらを見ながら剣を肩に担ぎにこやに笑いかける。
リッターさんは涼しい顔で鞘に日本刀を収めている所だ。
クールビューティだぜ。
「はぁ~……凄い~。カッコいい~!」
ソフィちゃんが俺の肩越しからそう呟くのが聞こえる。
「大きくなったら……リッターさんみたい私もなる!!」
何だ。その『海○王に俺はなる!!』的な言い回しは。
しかしソフィちゃんはカワイイから将来、リッターさんにも負けず劣らずの美人さんに成長するだろうなぁ。
そう思考しながら今は真っ平なソフィちゃんの『Oppai』の成長を祈る……。
ボカッ!
「見た?パンツ!?あの二人!!凄いねぇ~!!あんたも凄いけど流石ギルマスと副ギルマスだけの事はあるね!!」
アイルが先ほどの戦闘を目の当たりにして目を輝かせながら興奮気味に捲し立てる。
……何で俺殴られたんだろう。
俺を木陰に残しアイルとソフィちゃんはレトとリッターの元に駆け寄る。
騎士達はギガントパイソンの毒息に倒れた騎士を助け起こし、治療を始めていた。
「ギルマス!リッターさん!!凄かったです!!」
アイルが二人に駆け寄って
「いやぁ……大した事じゃねぇよ!!ニヤリ」
そう言うレトの口角は上がり捲りなのでまんざらでもなさそうだ。
それに比べてリッターさんは表情一つ変えていない。
う~んクールビューリィ!!
俺もギルマス達へと近づいていく……。
「……!?」
それは一瞬だった。
倒した筈のギガントパイソンが倒れた状態のまま頭部を横たえた状態で大口を開けてギルマス達へ襲い掛かるのが見えた。
「危ない!!」
ブシュャー――……
俺が叫び声をあげると同時に何時の間にそこにいたのかオースフィギス王国騎士団団長のラシュリーがギガントパイソンの頭部を吹き飛ばしていた。
しかも無手、つまりギルマスが最初に放った渾身の一撃でビクともしなかったギガントパイソンの頭部を素手で粉砕したのだ。
「…………油断するなと前に注意しただろう?レト、リッター。」
「「……は、はい!申し訳御座いません。閣下!!」」
ラシュリーが重々しくそう呟くと、騎士達の元へ歩いていく。
ギルマスのレトは兎も角、リッターさんも素敵オジサマと顔見知りなのかな?
リッターさんも珍しく緊張し慌てている様にも見える。
「アイル、あの二人ってオジサマの事知ってるのかな?」
「昔、お父さんに教えて貰った話だけど、ギルマスとリッターさんは元王国騎士団所属だったみたいよ。しかもオジサ……ラシュリー様直属の騎士だったらしいわ。」
そうだったのか。なるほど、昔の上司だった訳ね。
しかし、素敵オジサマ……すげぇな。
素手であのギガパイさんを粉砕するなんて……。
「ブッ!!」
「どうしたの?パンツ?いきなり噴出して?また変な事考えてた?」
「いやいや違う!!」
アイルがキッ!と目を吊り上げて腕まくりするジェスチャーをするので俺は慌てて否定する。
……そりゃ吹き出しますとも。
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【 名 前 】ラシュリー・ランクリン
【 種 族 】ドワーフ族
【 職 種 】聖騎士 :風・冥 適正
【 体 力 】3257
【 魔 力 】1996
【 攻撃力 】2418
【 防御力 】2746
【 俊敏性 】2333
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素敵オジサマのステータス……素の状態でギルマス達が能力解放した時よりも高い……。
それにギガントパイソンが最後の攻撃を仕掛けた時、オジサマは麻痺で倒れた騎士の傍、つまり距離として10m程離れていた筈なのに一瞬でギルマス達の元まで移動してギガパイさんを倒したのだ。
ギルマス達以上の化け物。
流石、王国騎士団団長の肩書は伊達じゃないって訳か……。
「流石、『ゴッド・オブ・サンダー』の異名はいまだ健在って感じだな……。」
声のする方を振り返るとそこにギルマスのレトが一人呟いていた。
「ゴッド・オブ・サンダー?」
「ん?あぁ‥…ラシュリー様の異名だよ。冒険者時代からのな。目にも留まらぬ速さと攻撃力を持つ『雷神』……と畏敬の念を込めてそう呼ばれてるのさ。」
「私も速さには自信がある方ですが……ラシュリー様の前では児戯に等しい技です……。」
「児戯って……リッターさんも十分凄かったですよ!私、目で追えなかったし!!」
「そうだよぉ~!!リッターさん凄いかっこよかったです!!」
「フフ。ありがとう。アイルちゃん、ソフィちゃん。」
でも、またギガパイさんの頭無くなっちゃった。
南無南無……。
あれ?そう言えば『太陽の風』の4人は何処に行ったんだ?
と思い周囲を見回すと、死にたてホヤホヤのギガパイさんの鱗を剥ごうと既に死骸に取りついていた。
「ジン!カバール!!こいつから鱗と肉を取れるだけ取るんだぜ!!」
「「おう!!」」
………何と言うか、さすが冒険者と言うか、先ほどの戦闘にも特に怯んだ様子もなくギガパイさんから戦利品を頂こうとしている。
肝が据わっているな……。
エチルさんは倒れた騎士の治療の為、付き添っている様だ。
毒息により麻痺状態だった騎士もエチルさんが解毒魔法を使い回復し意識も戻った様だ。
ほんと魔法って便利だな。
そんな事を思っているとアイルが俺を小突いて囁いてくる。
「パンツがあの魔法でさっさと倒しちゃえば良かったのに。」
「どうだろうな?あのギガパイさんてユニーク種(突然変異)だったっぽいし俺の魔法も効かなかったかもしれないぞ?何か氷系の魔法使ってたし。
それにギルマス達だっていたし誰も死なずに済んだ訳だし万事、問題ナッシングぅでしょ!」
俺は『ナッシングぅ』で親指を立てつつウィンクする。
「何?ギガパイさんて……。」
「ギガントパイソンの事。」
「………ランクB魔獣をそんなふざけて略す人いないわよ?」
「別にふざけてる訳じゃないぞ?ギガント・パイソン、略してギガパイパイさん。」
「パイが一個多くない?(何だろう。パンツが言うとイヤらしく聞こえる……。殴っといた方がいいかな?)」
「はっ!?殺気!!ぶふぉぉ……。」
やっぱり殴られた。
戦闘シーン難しいですね……。
ブクマ登録、ありがとうございます!!
今後とも誤字・脱字・評価・ブクマ等して下さるととても嬉しいです!
感想などいただければ作品の方向性の参考にもなりますのでよろしくお願いします。




