表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
287/348

285 掛川学院との練習試合(その29)~カケルの逆襲~

相手のFWが抜けようと右に動く


それにつられて小川が右に行く


そうしたら敵FWは裏をかいて左に行こうとする


それに対応するために小川が左へ移動





それの繰り返し


どちらかが気を抜くまで続く訳だがいまだに気が抜く気配なかった





小川は判る


なにせ仕掛けた側だからな





人間おなじ行動をさせられると3回くらいで飽きる


仏の顔も三度まで、というのもここから来ている(はずだ)






同じディフェンスを繰り返すことでFW(やられたほう)はムッとする


なにせ中学生だもの




そして痺れを切らしたFWが自滅する


それが前半の流れだった




いままで近隣の中学校との練習試合で無敵となった戦術だ




ブラマジ(ブラックマジシャン)使いとか


ブルアイ(ブルーアイズホワイトドラゴン)使い並みの勝率をゲットできた





まあ大人にはあんまり通用しないんだけどな


会社で単純作業だとか無駄で長い会議をしているから


社畜度が高い程効果がない戦術





ところがさすが名門掛川学院のFW


後半戦から対応してきた





・・・これだから主人公ニュータイプはやっかいなんだよ


週刊誌の連載マンガなら絶対にこちらのチームがかませ犬になっていたことだろう






右左右左を延々と繰り返す二人


フィールドの真ん中で二人して踊っていた





「かかってきなさい、踊ってあげるわよ」


どこかの高ビ―な黒髪ロングの小学生を彷彿させたのは気のせいではない





いやいやこの試合では『ファーストガンダム』縛りをしているから駄目だね


酸欠で頭がおかしくなった父親が作った回路を搭載した、かね?







まあどちらにしても碌なものではないわな、敵のFW


これだから主人公チートもちはやっかいなんだ


普通に努力している一般人おれたちを歯牙にもかけず高みに駆け上がっていきやがる




攻略本が欲しいくらいじゃわい、じゃなくって


コロニ―レーザーかGアーマーを要求したいものだ




・・・どこかのヤツみたいにコンビニに売ってないかな?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ