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286 掛川学院との練習試合(その30)~女子組の逆襲~

FW二人が真ん中でガチンコ勝負をしているところに二つの影が飛び込んでいった





『剣聖でも習得できなかったミラーか?』


と思ったGK(おれ)の頭は腐っている


・・・ファーストガンダム縛りはどうなったと神(さくしゃ)に言いたい





いやそれはさておいてウチのDFのカナちゃんと哀ちゃんが最終防衛線に飛び込んだ


・・・おいおいもはやガンダム縛りはどうなった、と突っ込んだ人間はガチオタク




前の人間に対応しているうちに、右と左から同時に攻められたらたとえニュータイプとしてもどうにもならない


あっさりボールを取られた




もちろんカケルと小川はなにが起ったのか判らなくてビッビリしていた


ついでにウチのチームも、だ






でも驚いたけど責める気にはならなかった





ウチのチームのポリシーは


『ルールを守っているならばセーフ』


だからな




敵味方を含めてのラフプレーは不許可だ


ルールブックに禁止って書いてあるからな


だがルールを守っていれさえすればなんでもOKだ





ちなみに勝った後、上着を脱いで走り回るのはNGだ


紳士のスポーツとして恥ずかしいからな


・・・いくらルールブックに書いてないからと言ってやって悪いことはある






一方、勝つためには何やっても許されるというのが昭和のサッカーだ




殴る


蹴る


罵声を浴びせる


練習中に水を飲ませない


その他色々監督はやりたい放題だ



・・・勝てば何していても問題にならないってのは如何なものかと思う








話を戻そう




今までできなかった技術なり連携なりをできるようにする


そう思うと辛い練習も楽しくなる




いやどちらかと言うと平日の練習を止めさせるのに苦労する


「今日はココまで」


と言っても練習を止めないからな




そんな訳で女子組二人がコソコソと何やら連携をしていたのは判っている


男子生徒は新技の相手をさせられたこともあるからな




大体、敵一人に対して二人がかりで行くという戦術は間違ってない




小川と上杉


三田と吉田


と仲の良い他のメンバーも考えついて練習していた






でもね二人相手だと結構ボールを守れるんだよね


がんばれば




・・・そりゃそうだろうね


二人がかりでボールを盗れるなら日本代表は今頃、いや未来で決進出していたことだろう





できないからいろんな技が、げふんげふん


あぶない、あぶない


ついファーストガ○ダム縛りが破れる所だった


(もうすでに破れている?ふふっ気のせいだよ(汗))







でもまさか味方のFWが引きつけているうちに、いや味方を囮にするとは思わなかった


二人がかりどころか三人がかり


そりゃ盗れるのかもしれん




・・・味方を囮にする非情さ


それを実施できる冷酷さ


そして恥じない度胸



誰に似たんだろうろうね





まあ剣の達人(みやもとむさし)だって三人相手ならば負けるって言ったような気がするからか?


それとも『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』と言った途端、図書室に走っていったからか?


FW三人に『ジェットス○リームアタック』をボクが教えたからか?



心当たりが多すぎた





でもまさか試合で覚醒するとは思わなかったね


まあレベルアップというのは長い練習を経て、本人の意思に関係なく起きるものだからな


こんなこともあるというものだ





ボクがやらせたわけではない


勝手にやったんだ


・・・このセリフはパクリではないからセーフ(なはずだ)

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