第7話 三人目の容疑者『西崎清太』
第7話 三人目の容疑者『西崎清太』
その夜、カメが私の部屋を訪ねてきた。何か調査の手がかりになりそうなことを話すのかと思えば、いつも通りの何気ない話だった。
「それでさぁ~、会長といっつも一緒の会長ほどではないけどイケメン先輩がいるんだけど、あの人の方が人気あるって信じられないんだよね~」
「そんなことよりカメさ、いつ帰るの?」
「え~、ルミは私に帰ってほしいの~」
地べたに座りながら、足をバタバタさせるカメを見て、私は下の階の人に迷惑をかけていないかひやひやした。まぁ、意外とお金をかけた建物らしいから、大丈夫だとは思うけど 。
「いやだって、もう十一時半だよ?」
「確かに~。仕方ないし帰ろうかな。それじゃ、また明日~」
そう言ってカメが帰ると、一枚の写真を落としていった。見ると、さっき何気に話していた会長といつも一緒の先輩が写った写真だった。明日返してあげよう。
そんなことを思いつつ、カバンに写真を入れてベッドに入った。今日は、特に何も考えずすぐに眠りにつくことができた。
残り犯人調査期間 五日
次の日の朝、私は忘れ物をしたことに気が付いて、早めに登校した。
教室にはまだ誰もいないと思っていたが、意外と人がいて、被害者女子もいたし、それこそ米澤美苗もいた。
あと、図書委員の仕事で、図書室に西崎清太もいるらしい。私は、それがいい機会であると考え忘れ物だった課題を手に取りすぐに終わらせて、図書室に行くことにした。
図書室に行き見渡してみると、誰もいない。西崎清太は、カウンターで小説を読んでいる。
私は、それに話しかけてみることにした。
「僕は、確かにアリバイはないけど、怪しいこともないよ。特に移動教室も一人で早めに移動するし、授業中に抜けだしたりしないから」
「そっか。いつも朝何時ぐらいに来てるの?」
そう訊くと彼は、時計を見た後に少し考えた。
「いつもは、七時過ぎぐらいが大半かな。準備をしたら、すぐに図書室に来るけど」
彼は、朝の登校が早いけど誰も気にしないし、図書室にいるからいつ来ているのかも知る余地がなかったのか。
私は、それ以上大切な朝の時間を邪魔するのが悪いと思ったので、教室に戻ることにした。
教室に戻り私は、被害者女子にあることを訊くことにした。
「事件の日、何時ぐらいに登校したの?」
「確かあの日は、レポートを書くのを忘れてたから、七時ぐらいに登校して、実習室の板書を書きにいったと思う」
じゃあ、この日は西崎清太よりも早く登校して、西崎清太が来た頃は、もういなかったと言うことだろうか。
お疲れ様です。投稿が開きましてすみません。並行して書いている小説が忙しくて投稿できていませんでした。今回のお話は、容疑者1人の話でした。次の話は、この小説の説明が入ります。是非読んでいただけると嬉しいです。




