第6話 新たな仮説・二人目の容疑者『米澤美苗』
第6話 新たな仮説・二人目の容疑者『米澤美苗』
「どうしようかなー」
「ていうか思ったんだけどさ。盗んだっていうのを捉え方を変えるのもありだと思うんだ」
タカがいきなりそんなことをいうので私は、「どういうこと?」としかいうことがなかっ
た。
「お前は犯人が盗んだ理由は、あの女子を好きだったもしくは、恨みがあったからって言ったろ?。もう一つ可能性があるとすれば、壊したんじゃねえかな。幸太だって一度は教室で一人になる時間があったわけだろ?」
「壊して隠蔽するために盗んだってこと?」
「その可能性も無きにしも非ずってだけだけどな」
タカの言っていることは正しい。私には、その考えが浮かばなかった。状況を甘く見過ぎていた。壊して盗んだということを考えると、さっきの幸太もまた怪しくなってくる。だが今もう一度いくと、どんな反応をされるかわからない。幸太は、後にしよう。
そんな時、カメとエイが社会科教室から帰ってきた。二人の表情から結果はわかったが、一応聞くことにしよう。
「なんかね~。確かに通りすがったけど、自分も授業に遅れてて、急いでいたからわからないって」
「ちょっと待てよ、幸太が先生とすれ違ったのは、トイレから教室へと教室から美術室の二回だろ?。なんで一人の話しかないんだ?」
「私も思ったよ。でもなんか、その先生が忘れた授業プリントを取りに行くのと戻るのですれ違ったんだって」
カメの話から、何か手がかりになりそうなことはないがどうしたらいいのだろう。
「あっ、でもね、その先生によると幸太は、何か金属製の小物を一回目の前で落として慌てて拾っていったんだって」
怪しい。さっきまでの私とタカの話の後押しをするような話だ。でもなぜか私の中で、枝野幸太が犯人とは思えないのだ。彼の性格を含めて、今回の事件を起こせないと思うから。盗む理由もなく壊したとしても隠すような性格でもないと思っている。
「ちょっといい?」
そんな時、私達に話しかけてきたのは、容疑者の一人の米澤美苗だった。彼女の話を聞くと、容疑者とされている自分の身の潔白をするために、自分から話しかけて来たということだった。
「私は、映画鑑賞の時間なら、佑子さんの目の前で寝ていたから、移動も何もしてない。二時間目の美術の授業も早めに移動して、友達とだべってたし」
彼女の話に、噓はないだろう。美術室で私より早くいたのを見たのを覚えている。そして、映画鑑賞の時も寝ている人を数えている時にもいた。
でも彼女についての情報が何か足りないような気がする。
私は、彼女がいなくなるのを確認してからカメにお願い事をした。カメの情報網は意外と広いのだ。
「あ~。米澤ちゃんの噂話だとね~。確かサバサバした性格だけど、好きな人がいるらしいよ。えっとね~、同じ陸上部で身長が高めでイケメンの人って言ったかな」
「それだけか。あんまり有力な情報じゃないね」
「私の持ってる情報なんて、恋愛話しかないです~」
枝野幸太、米澤美苗。この二人は、今のところ犯人とは言い難い。
その日の調査は、そこまでしか進めることができなかった。
ほんまにすみません。体調がまだすぐれなくて、まともに投稿ができませんできた。これからもまちまちになるかもしれませんがよろしくお願いします。次回はちゃんと2日後に投稿したいです。




