7.故郷の街
魔王軍が動く、そこ言葉を聞いて皆が覚悟した
「それじゃ暴走した魔物が多いいのも魔王軍の仕業なの?」
「わからない、しかし王都の騎士が北の地方まで調査に来たのは真実だ」
その時、1人の子供のドワーフがお爺ちゃんの後ろから出てきた。子供はおじさんの目を塞ぎ遊んでいた
「!?、なんだ!」
「じっちゃん、僕だよ」
後ろを振り向くと
「なんだ、ってお前いつからそこに!?」
子供はキョトンとした顔でずっと森の中を歩いていたと言い出した
「無事か?どこも怪我しとらんか?」
「うん、平気だよ」
子供は皆が集まる前から森の方へ探検に出かけていたそうだ。心配そうな顔で母親が子供の肩に手を置きホッと息を漏らした
しかし、子供が森で見たことを皆んなに急に話し始めた
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子供は1人、森に探検に出かけた。森の中で木登りや美味しそうな木の実を食べたり、落ちていた石で折れた枝と木の蔓で斧を作ったりしていた
子供は斧を持ったまま何か狩ろうと近くにいたトナカイを狩ろうとした。岩陰に隠れながらタイミングを見ていた時、木の陰から暴れているスノウルフの子供がトナカイを襲った
トナカイに夢中になっている隙にスノウルフを倒そうと斧を構えながら突進した
しかし、食べるのに夢中になっていたトナカイを踏み台にして木の上に飛び乗った
子供はスノウルフめがけて斧を投げつけた、すると運良く斧が当たり高い気から真っ逆さまに落ちた。様子を見ようと近づこうとしたら足が折れているのにも関わらず一直線に襲ってきたのだ
急いで岩陰に隠れて息を殺してじっとしていると唸り声が急に止み。恐る恐る見るとスノウルフが倒れていた
次の瞬間、スノウルフの体が岩が割れるようにしてバラバラに砕けた
子供が近づきしゃがんで見ると石になっていた。よくよく見ると中に1つだけ違う石が混じっていることに気がついた。
石に手を入れるととんでもないものが出てきた
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子供はその石を見せた
「おい!?」
「なんと・・・」
見た者全てが驚いた
「魔鉱石」
本来、魔物が死んでも岩が割れるような事はない。フォリアもドワーフの彼らも知っている、フォリアは薬草採取で危険区域内で戦いドワーフ達は狩りで魔物と戦っている
子供の手には2cm程度の魔鉱石があった。魔鉱石は魔物の体内から出てくるのか
その時だった、急にあたりが赤く光り出した。振り返ってみると信じたくもない光景が目に飛び込んできた
「燃えてる」
森ではない、では何が燃えてるのか。私は急いで街まで走った
整備されていない道を急いで走った
この森以外が燃えているとするなら、それは1つしかない。フォリアの街しか
目の前には街全体が赤く光っている光景しかなかった。巨大な炎が街を飲み込んでいた
私は一瞬何が起こっているのかわからなくなった
「お〜い!」
後ろから大きな響いた声が聞こえた
我に返り、街の門まで走った、門から中に入るとあちこち死体が転がっていた。門番長達、よく行く店先の店長、常連客。
毎日、どこかで見ていた人たちだ
私は家の方へ炎の熱さを感じないで走った。家に着くと絶望した。私の家は跡形もなく崩れ、炎の中に埋もれていた
周りを見渡し大声で父さんと母さんを呼んだ
「父さ〜ん!・・・母さ〜ん!、とうさ〜ん!かあさ〜ん!とうさ〜んかあさ!?」
呼び続けた瞬間、背後から弓矢が飛んできた。咄嗟に交わした上を見ると弓を持った男が空に浮いていたと
「空を飛んでる、それにあの頭の角、魔族!?」
「お前、この街の人間か?全員エルナトが殺したと思ったが、あいつもいい加減だな」
エルナト、まだ魔族がいるみたいだ
考えるでもなく魔族が私達の街を襲った事がわかる。
私は薬草採取で危険な森の中に入る、もちろん魔物もいる魔族は今まで会った中で詐欺師だけ
私は魔族に向かって叫んだ
「降りてきなさい。魔族」
魔族は何も言わずに矢を向けてきた。私は走り出し物陰に隠れようとしたが街全体が燃えていて隠れられる所がない。魔族は容赦なく矢を打ってきている、矢は地面を抉った
(魔族が使う弓矢なんだから普通じゃないよね)
よく見ると矢を引っ張る時に矢を作り出している
リベラから聞いた事がある
魔法使いは最も自由で最も不自由なんだって、人間と魔族が使う魔法は全く違う、魔族の方が長く生きてるから魔力も魔法の熟練も遥かに上
魔族は魔法に取り憑かれた生き物、強さも人間を遥かに超える。魔族は確かにいろんな魔法が使えるけど、ただ1つ個人魔法と言われる固有魔法を持っている。幸いなのは人間も固有魔法が使える事だ
「矢自体か魔法で作り出されているから何度でも矢が放てる」
打った矢が一直線ではなく、曲がったりしている。破壊力が強く自由に操作可能面倒な相手だ
「プリマ何してるの?」
矢に気をとられているともう1人無表情の魔族が目の前に現れた
彼女は剣で、すかさず私を切りにきた
魔族の中でも剣や弓を使う魔族は稀だ。魔族の中には道具と魔法を組み合わせた固有魔法を持つものがいる
私は接近戦は得意だが遠距離はあまり得意ではない
「取り敢えず、剣の方の魔族はなんとかするにしても弓矢の魔族はどうしよう・・・」
迫り来る剣を避けながら魔族に蹴りを入れる、剣を振るう速度が速い。どうするかと考えた時、思いついた
私は魔族の剣を握んている手をすかさず蹴りを入れた。すると剣が手元から離れ奪う事ができた
触ってわかった、この剣はただの剣。しかし魔族が剣を振るった時とてつもない斬撃だった。剣をただ極めた者が出す技ではない魔族なんだから何かしらの固有魔法を剣と組み合わせている
後ろに目をやるとまだ形を保っている、街の時計塔が目に入った。私は斬撃を避けながら時計塔を背にした。次の瞬間、魔族が振るった斬撃が時計塔を真っ二つにし、時計塔は音を立てながら崩れた
私は確信したこの剣の魔族は武器の力を増幅させる、ただ切るだけでその何倍もの打撃と切れ味を生み出す。近距離に向いている。それでも、剣を振るう動きど素人の私でさえわかる程構えている立ち姿も動きも洗練されている
「人間は全部殺したと思ったけど、まだいたんだ」
「エルナト、しっかり確認しろアルデバラン様に怒られる時はいつも一緒だからうんざりだ」
「うるさい、プリマ。お前こそしっかり周囲のことを確認しろ私は街の中でお前は逃げた人間を殺す担当だった」
剣さえ奪えば1人の魔族はなんとかできる、私の手には魔族が使っていた剣が握ってある
「取られてしまったか・・・」
魔族が当たりを見渡すと一箇所にふっと蝋燭の火を消すかのように一部の火を消した
魔族が消えた火の場所で剣を出した。おそらく、そこには武器を売っている店があったのだろう
「これはいい剣だな、北のドワーフが作った物かな?」
最悪だ、剣を奪い取れた後はどうにでもなると思ったが魔族はドワーフの作った物だとすぐに見抜いた
あの剣はカリュプス,フェルム,クプルムの三兄弟が作った物だ。
その証拠に3人それぞれの印が付いている
ドワーフは自分自身で作った道具にそれぞれの印をつける。あの3人兄弟は北の地方の中で一番のドワーフと言ってもいい腕の持ち主達だ。その剣を魔族に取られるなんて
「あなた達は一体なんなの!?」
2人の魔族はずっと無表情のままだ、昔会った詐欺師は笑いと言う感情がで過ぎていたのか。それとも、この2人の魔族が本来の魔族なのか?
だとしたら震えが止まらない
「我々は魔王軍幹部の牡牛座アルデバラン様の配下プリマ・ヒアドゥム」
「同じく配下のエルナト」




