14.魔法学校の準備
魔法学校に入る条件は1つ魔力があること、その中でも聖女候補と言われる聖女になる素質を持つものがいる。
魔法学校に通うためには準備するものがある。杖、制服この2つを今から買いに行く
リベラとノクスは貴族街に入ろうとしていた
「どうした?リベラ」
リベラは貴族街の門の前で止まってしまった
「いや、なんか緊張しちゃってここから高貴な道だと考えると」
「何言ってんだ?とにかく行くぞ!」
貴族街はさっきまでいた所とは違い綺麗な街並みと暗くても綺麗な街を映し出す街灯が街中に置いてあった
「すっすごい、こんなところが現実にあって、現実だなんて!?」
「何言ってんだ、緊張しすぎだ、もっと落ち着け」
リベラは圧倒的な世界に目が奪われてしまった。するとノクスが杖の店に入っていった
中には沢山の杖が並んでおり天井も高い
「リベラ、今持ってる杖ってどんな感じのを持ってるんだ?」
リベラは杖を出すと店長のお爺さんとノクスに見せた。かなり古く今にも壊れそうだ
「これはかなり年季がありますね」
「そうだな、これなら新しいやつを買った方がいいな」
「仕方ないか・・・どんな杖があるんですか」
店長は近くの杖を手に取ると長々と杖の説明をし始めた。杖を置くとその次は隣の杖の説明をし始めた。もしやここにある杖全てを説明する気なのでは
「話が長くなりそうなのでまたきますね」
仕方なく、制服を作るために服屋の方へ向かった。向かう道中貴族の馬車が服屋の前に何台も止まっていた
服屋には貴族達も買い物に来ていて賑わっていた
「いらっしゃいませ、あら!?、ノクス様珍しいですねこちらに来るなんて」
店員がノクス様と言うと貴族の女性達がこちらをじっと見た。リベラはすぐに自分ではなくノクスの方を見ているのだとわかった
「ノクス様、お久しぶりです。先月の学校パーティぶりですね」
「本当、いつ見てもかっこいいですわ」
「今日はなぜここに、もしや新しい服を買いに!でしたら私達が選んでも」
女性達に囲まれてノクスは困っているみたいだ
(うわ〜・・・)
リベラがその状況に呆れていると店員がマイアミを奥の部屋へ案内した
「こちらへどうぞ」
通されるとドアに鍵をかけ、いきなり服を脱がされた。そしてメジャーで肩幅など服の寸法をすごい勢いで測られた
店員さんは紙に寸法を書き、早速布を広げて型を取った
「店員さんはさっきの貴族とは違うんですね」
すると、満面の笑みで頷いた
「はい!私は服にしか興味がない物で男と言うものは道の端っこの砂粒程度にしか思っていません!」
(すごい言われようだな)
店員は手が100本あるかの様に布を切り糸を通した。そして数時間後、魔法学校の制服ができた
「すごい!?まだ2時間しか経ってないのに!?」
「これでも、まだまだです。早速着てみてください」
着るとさわり心地も良く動きやすい、店員が紙に書いてある制服の絵を見せながら説明をしてくれた
「男性はズボンで、女性はスカート、デザインがシンプルなので動きにくいとかがないんです。それからローブですね。こちらは魔法学校に入った時に寮ごとにデザインが違うので寮が決まったらお渡しますね」
制服を受け取るとノクスの元に戻った
「あの〜そろそろ・・・」
「ですから、私はこちらの方が」
「いえ、ノクス様の髪色的にはこちらが」
2時間ずっと話しかけられて疲れていた。リベラ達は店を出ると杖の店に戻ろうと元来た道を戻っていた
「顔、すごいね。2つの意味で」
「どう言う意味ぃぃ」
「女性達から人気な意味とネズミが自分のおやつを他のネズミに取られて怒っているのにそのネズミに恩があって怒れない渋い顔」
すると、チリンと鈴の音が聞こえた。どこから聞こえるのかと耳を澄ますと1人の子供が歩いている
「あの子から鈴の音が聞こえる・・・」
「なんだか、いい音・・・」
瞼が重く睡魔に襲われた。周りの人達も道端で急に倒れて眠ってしまった。その時、風で子供の被っていたフードが取れてしまった
「魔族か!」
(なるほどこの異常な眠気は鈴の音によるもの・・・)
先ほど門番達が慌てていたのは王都に魔族が入ったからなのだ
魔族は鈴を鳴らして続けると門番までも眠らせてしまった
「俺たちより遠くにいるのになぜ?」
「強さの問題と魔力がないから遠くても私たちより魔法の効きめが大きいはず・・・」
魔族は私たちに気付きこちらに鈴を振った、するとより強力な睡魔が襲ってきた。私は咄嗟に魔法を使おうとしたが
「君はまだ魔法学校の生徒じゃない、魔法はまだ使うな」
「なら、どうしろと」
「俺に任せてもらおう」
ノクスは魔族に突進して鈴を壊そうとした、しかし、ノクスの手は鈴をすり抜けてしまった
「魔法の鈴か、なるほど魔力がないと触ることもできない・・・なら、鈴を手から離せばいい話だ」
ノクスは魔族の腕を捻り鈴を落とさせ地面に押さえつけた
「リベラ、鈴を壊してくれ」
魔力があるリベラなら鈴に干渉できる。鈴を壊すと眠っていた人達が起き始めた
しばらくして、門番達がノクスに感謝の言葉を言い終わるとリベラ達は杖の店に戻った
扉を開けると未だ喋り続けている店長がいた。外の騒がしさも気にせずに
「リベラ、明日までこれは終わらないぞ」
「そっ・・・そう」
リベラが杖を出すと杖から光の蝶が出で店中を飛び回ったすると1つの杖に止まった
「この杖に蝶が止まったな」
「・・・この杖、私の杖と全く同じものだ」
すると店長が歩いてきて説明した
「その杖は貴族の男性が作った物で好きな人に贈る用と自分用それから未来の誰かに作った物だとか。しかし、貴族の身分を捨て愛する者と王都を出て行った
そんな、話を杖を売りに来た貴族の執事が言ってましたな」
杖には魔力が残る、リベラが杖を手に取るとお母さんとお父さんの魔力を感じた。間違いなくこれはお父さんが作った杖だ
「これにします!」
「わかりました。それでは金貨10枚になります」
「おい、金貨10枚は高すぎるだろ!?」
「何を言いますか、貴族が作った杖で出来倍も良い、そう安くできますか」
「リベラ、他の杖にしないか・・・」
リベラはそんなことは耳にも入らずその杖を嬉しそうに持っている姿にノクスは諦めるしかなく財布の中から金貨10枚を支払った
これでリベラの魔法学校の準備はできた
ノクスがガッカリした顔で貴族街を歩いていると王宮に続く道に入った。リベラがどこに向かっているのか尋ねると
「君の通う魔法学校だ、杖の会計中に寮が決まったらしいから今日からそこで過ごすことになる」
しばらくすると魔法学校の建物が見えてきて驚いた、大きな湖に巨大な建築物が立っていた
「ノクス様、お待ちしておりました」
渋い顔の男が話しかけてきた、どうやら学校の先生らしい。
リベラは湖を越えると寮の建物に入って行った。中は壁が石やレンガでできており普通は2人部屋だが、リベラは1人部屋に住むことになった。ベットや机、本棚クローゼットが置かれており、今日からここに住むことになった
「今日は早く寝て、明日が初登校日だ」




