アウローラ騎士団、模擬戦闘
模擬戦闘、アウローラ騎士団の副団長達6人と行う
アウローラ騎士団の建物は北の地域に6つあり、
中心部に第1騎士団,南部に第2騎士団,南西部に第3騎士団,北西部に第4騎士団,北東部に第5騎士団,南東部に第6騎士団がある
模擬戦闘の会場は第1騎士団の建物で行なわれる。そして、現在の天気は猛吹雪である
ヒューと鋭い音と吹雪が受験者達を消耗させる
「さみぃぃぃぃぃぃ!?」
「なんでこんな所で模擬戦闘するんだよ昨日の場所でやればいいのに」
文句を言う受験者達の後ろから試験監督言う
「文句を言うなぁぁぁぁぁぁ。お前ら!、昨日の魔物討伐は南部だからこそできたものだ。北の地方出身の者は大したことないが他の地方出身者にはここで騎士になるための体慣らしだぁぁぁぁ」
明らかなスパルタがいる怖い
「ヘックションッ」(くしゃみの音)
私も北の地方出身者だけどなんかすごく寒い、私は体をとにかく小さく動かして体を温めた
「それでは皆、列になれ、完全ランダム制で副団長達と一対一で戦ってもらう」
私は列の後半に並ぶと前半の人たちがどんな感じで戦うのか見た
すると、次々と副団長達は受験者達を吹っ飛ばしてはまた吹っ飛ばしてを繰り返していった
何人かは受かっているがもう何十人は失格になっている
そして私の番になった時、団長の1人が副団長と変わった
「えっ?」
「お前はS級の魔物、氷塊ツノ大トナカイのツノを採取したそうだな」
「はぁ はい」
「俺様が直々に相手をしてやろう、そしてすぐにここを立ち去れ!」
なんなのだ、この人は大柄で声が大きいゴリラみたいな男だ。だけど、試験に受からないと騎士団には入れない、そしたらいつになれば王都に行けるかもわからない
「いいですよ、だけど団長が試験の内容を変えるのならそれに見合った何かはしてくれるのですよね」
「いいだろう、なんでも叶えてやる」
視界の悪い中一対一の対決が始まった
「それでは、はじめ!」
まずはどう出るか確認しようとした時、いきなり団長が雪を思い切り蹴り雪の霧を作り視界を奪った
(周りが見えないな、案外頭を使うのか)
今思えば、この考えはすごく失礼だった
団長の凄さは力だけではなく野性的感の鋭さだ
フェイントをかけても難なく交わされる。それに死角から攻撃すると反射的に剣で受け止められる
(なるほど、本当にゴリラみたいだ)
そう思った私は雪を踏み台にして団長の上へ飛んだ。団長が気づくその時には剣と剣がぶつかり団長の剣は真っ二つに折れていた
「勝者、フォリア」
周りから驚きの声が上がった
「すげぇぇぇぇ」
「第5騎士団長を倒すなんて」
悔しがってい第5騎士団長は他の団長達の元に戻った
「なんなんだよ!?あいつは!」
「こらこら、頭に血が上るとすぐ怒りぽくなる、取り敢えず何か飲んで頭の怒りを鎮めろ」
「そんなのどうでもいいが確かに喉が乾いたな」
第4騎士団長が瓶を渡すと第5騎士団長は一気に飲み干した
「あれ、お前何飲んでんだ?」
「あ〜、これはこれは第2騎士団長様様、いかがですかお酒あったまりますよ」
「いや、寒がっている受験者達の前で酒を飲むなよ。これは試験が終わった後に飲め」
「ひでぇぇぇ、返してくださいよ俺の酒」
第2騎士団長が瓶を見るとただの水だった
「おい、これただの水なんだが?」
「えっ?あっ・・・やべっ」
振り返ると木箱にバンッと瓶を叩きつけてすごい速さで第5騎士団長は走って行った
私の試験が終わり1人プルプル震えていると遠くから何か言っている声が聞こえた
(なんだろ、なんか変な声が)
後ろを振り向くと凄い形相で走ってくるさっきの団長の姿が目に入った。その顔は真っ赤で口が回っていない様子だ
「えっ!?何?まさか、お酒飲んだんじゃ!?」
第5騎士団長の拳が私に届きそうになると私は咄嗟に拳を足で蹴り、第5騎士団長がふらついたところで服を掴み遠くに投げた
第5騎士団長は今いるところから第1騎士団の建物の屋根まで飛んでいき、その勢いが強すぎて屋根を破壊してしまった
すると、何故か吹雪が止み青空が広がった
「あれ?なんか急に晴れたな」
「ほんとだ快晴だ・・・」
そんなことより私は建物の中に走り入った
第2騎士団長と第4騎士団長も建物の中に入り第5騎士団長の元に駆けつけると部屋の中で机や椅子を壊して仰向けで倒れている第5騎士団長を起こしたがその下から女性の騎士が目を回しながら倒れていた
「ちょっ!?大丈夫ですか?」
「だっ大丈夫です・・・(チーン)」
「君早く回復薬をもらってきて」
「はっはい!」
私は近くの騎士に回復薬を貰い彼女に飲ませた
「はぁ!私は何を・・・、って団長方どうして?もう試験終わったのですか?と言うか吹雪はって晴れてる!?」
「すまないがすぐにお願いする」
「わっわかりました!?」
すると彼女は鍵で部屋の棚の扉を開けた。中から小さな宝石みたいな物を取り出して窓から上半身を出し空に向かって投げたすると再び猛吹雪が降り始めた
「今のはなんですか?」
「今のは天候石と言ってとても貴重な石なんです。今投げたのは吹雪の石で空に投げれば一時的に天候を変えられるんですよ、長時間使うときは投げた後割れないように手に持っておけば、吹雪を止ます時に割ればいいんですよ。私が天候石の管理をしているので誰かが勝手に使うと大変なんですよね
今回の試験は視界の悪さと寒さと言う状況の中で副団長達に一撃さえ当てれば合格と言う内容なの天候石で猛吹雪を降らせていたのですよ
あなた騎士団ならちゃんと騎士の制服を着ないと、あっ、もしかして休みの日でしたかそれならごめ」
女性が私の服装と団長達の顔を見ると口がピクピクと震えた
「その人は騎士団試験の受験者だよ」
一瞬にして空気が凍り女性の顔色が一気に青ざめた
「すみません天候石のことは一般の人には隠してください。天候を変える石はとても貴重で高価な物なのです」
女性は早口で泣きがら私の肩を掴みブンブン揺さぶった
「わっわかりました」
それから受験者達には騎士団の中にいる魔法使いの魔法が暴発したことになった
「なんだ、やっぱり魔法か」
「そうだよ、いきなり晴れるなんて魔法しか考えられないよ」
その後の受験生達の試験も終わり私も含め合計で25人の合格者が新たにアウローラ騎士団に入るとこになった




