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第6話【アイアンクロ―は百合の味】
「貴方、ふざけているの? あれほど『学校では私達が家族になったのは隠す』って、私言ったわよね? 忘れたの? もう?」
「あががが……っ!?」
HRの後、廊下の階段裏に呼び出されたわたしは、優花さんにアイアンクローを決められて詰められていました。
「ゆ、優花さん……痛いですぅ~」
「だ・か・ら! 名前で呼ぶなって言っているのよ!」
「あだだだだ!? 痛いです!」
怒った優花さんのアイアンクローはもの凄く力強くて、片手でわたしの頭を持ち上げようとする威力があります。
頭が……凄い、割れそうです!
このままだと別の意味で鼻血が出てしまいます!
「で、でも……それは……」
「……でも、何よ?」
すると、優花さんのアイアンクローの火力が少し下がったので、わたしはその隙に自分の弁明をしました。
「優花さんが『呼び方……黒川はお父さんと被るから名前でいい』って言いました!」
つまり、名前呼びは優花さんが言い出したことで!
わたしは悪くな――
「そ・れ・は・家での呼び方でしょうが!!」
「あだだだだ!? 痛いです!?




