花のまとめ日記 3合流まで
また新しい女性がトルネードに入ることになりました。
直斗様のクラスメートでエリーナ様。
金髪の小学生くらいに見える美少女さんです。
人を増やす事に異論はありません。
直斗様以外の男をこのパーティーに入れる積もありませんし。
お嬢様もそのつもりとだと存じます。
しかし………………………直斗様はロリなのでしょうか。
直斗様が連れて来る人は皆、アレです。
………………そう幼いのです!
本当にもう!!!!って感じですよ、まったく!
ですが、人を見る目があるのは認めましょう。
エリーナさんもとても良い子でした。
直斗様にメールで相談されて有頂天だった私はお嬢様には事後報告で済ませてしまいました。
………………反省です。
お嬢様の特訓に付き合い、2週間も直斗様の顔が見れません。
帰るまで小鹿の直斗の映像を見ながら我慢です。
エリーナ様との顔合わせも済ませて、五堂教師に呼び出された直斗様を待っていると、直斗様から再びメールがありました。
私だけでは無く、パーティー全員にきていました。
ほんの少し残念です。
内容は?と見ると他のパーティーと合同でサバイバルをするとの事。
そして、私はその下に書かれた内容に驚きました。
まさか好きな物を異世界に持ち込めるとは………………。
お嬢様に相談したところ、欲しいものを直斗様に全部メールしなさいと言われました。
サバイバル、キャンプ道具一式に食材と虫除けスプレーなどをメールで直斗様に送りました。
では、後は必要になりそうな物を百点ほどあげて送っておきましょう。
大小様々な必要な物をメールしましたが、全部は来ないでしょう。
それも計算の内ですので心配ごさいませんよ直斗様。
当日。
他のパーティーが揃いましたが1パーティーのエリーナ様を見つめる瞳が気に入りません。
狂喜の宿る暗い瞳。
もしエリーナ様に手を出したら………………潰しますよ!
なにせ直斗様の手伝いをした良い子なのですから、私も気に入りましたし。
木の国ジュービス
サバイバルをする事になった国、その国の大森林の前に皆が飛ばされました。
大森林の前に佇む3人のエルフ、2人は大人ですがもう1人が子供です。
まさか………………………。
はぁ、予感は当たるものですね。
ティーア様、ダークエルフのお子様です。
本人は大人ぶってますが、見た目と行動が子供らしいので私もそういう扱いをします。
それにしても直斗様………………呪われているのでしょうか?
またお子様だとは。
そしてやはり、ティーア様は良い子でした。
ツンデレぽい言葉遣いの可愛らしい子です。
それとなく地球から送られて来た荷物を整理しながらティーア様を観察していると、直斗様がティーア様をチョコで餌付けしていました。
たいへん可愛らしい笑顔に私もついついチョコをあげてしまいました。
他のパーティーに遅れて大森林に入って行きます。
襲ってくる魔物をエリーナ様がいち早く察知して教えてくれます。
なんと使える子でしょう!
さすがです!
狩った魔物をティーア様が腰の袋に無造作に入れていきます、聞いてみると地球のある場所に繋がっている魔法の袋らしいです。
あの袋に入れて送られたのがポイントとなるそうです。
氷依お嬢様はヤル気です。
いろいろありましたが、初めてのキャンプです。
気合いを入れてテントを組み立てました。
私として直斗様と一緒でも構いませんが、他のお嬢様方の安寧を守らなければなりません。
残念です!!!!!
しかし魅紗様の能力は………………。
まぁ、可愛ければなんでも良いです。
しかしティーア様が蓋を閉じる前に直斗様の元へ向かうのを止められなかったのが、一生の不覚です。
深夜、テントの中でお嬢様達と話し合いをしました。
やはりお風呂が必要です!!!!
無くてもせめて、水浴びをと直斗様に進言しました。
快く応じて下さったと書いておきましょう。
ティーアさんが住む町を探すのにそれで回り道をさせてしまいましたが、しょうがないでしょう。
女性には必要な事なのですから。
それにしても、直斗様の次に魅紗様に二つ名がつくとは、亀テント魅紗なんて………………女性としてどうなんでしょう?。
まあ可愛いし性能も良かったのでいいんですが。
ダークエルフの町には、偶然見かけた3人のダークエルフの人達に連れて行ってもらいました。
人助けはやるものです、流石は直斗様です。
ティーア様が住む町アルト。
自然とダークエルフが築いた街並みが融合した綺麗な所です。
ティーア様のご厚意でご自宅に泊まる事になりました。
久し振りのベッドにお風呂と満喫させてもらいました。
お礼に日本から送ってもらった家電製品やら細々とした品物を差し上げました。
キラキラとした瞳でそれらを見つめるティーア様、喜んで頂いたようで幸いです。
直斗様から話は聞いていましたが、ピラミン遺跡に向かうようです。
その道中で白い大きなサーベルタイガーと出会いました。
直斗様がおとなしく伏せているサーベルタイガーに向かって行きます。
ああ、なんていう凛々しい姿でしょう。
益々、私の中で直斗様の評価がうなぎ登りになります。
直斗様と白夜様がサーベルタイガーの回りを回って何かをしています、直斗様に呼ばれて魅紗様が回復魔法をサーベルタイガーにかけると何故か直斗様を主人と決めたようです。
白雪と名付けられたサーベルタイガーを魅紗様がモフっています、これは混ざらなければなりません!
私は氷依様とエリーナ様を巻き添えに白雪さんをモフりまわしました。
されるがままの白雪さんに私達はたいへん満足した事は言うまでもないでしょう。
ピラミン遺跡の前に立ち、ティーア様の様子が変です。
直斗様と白夜様に白雪さんが、ピラミン遺跡から怯えるように逃げたティーア様を追いかけていきました。
いつまで待っても帰っては来ません。
さすがに心配になり、探しに行こうという話になり立ち上がると直斗様より全員にメールがありました。
内容は、穴に落ちて遺跡の内部に入ることになったと書いてあります。
お嬢様はそれを読むとピラミン遺跡の上部にある出入口から中に入って行くと言い出しまた。
直斗様からは怪我など無く、無事でいる事とこちらの判断は氷依お嬢様に任せるとだけ書いてあります。
お嬢様が行くと言うのなら、私に反対の文字はありません。
この場の全員がお嬢様に頷いて、ピラミン遺跡の中に入っていきます。
勿論、直斗様を追いかけてです!
ピラミン遺跡の内部は蜘蛛の巣や埃まみでした。
人一人が通れる通路を進んで行きます。
先頭のエリーナ様の指示で慎重に進んで行きました。
ここで、直斗様が買った魔法結晶が役に立ちました。
安売りしていたという大量の魔法結晶の中から光結晶を使い進んで行きます。
ピラミン遺跡も中層部に来ると、少し広くなっていました。
エリーナ様はこの辺から罠な反応があると言って慎重に進んで行ってます。
途中、罠の解除に失敗して壁から矢が飛んできたり、頭上から石壁が落ちてきたりと大変でした。
それでもテントが張れそうな場所で休息しながら、ピラミン遺跡を探索しました。
ついに下層部に到達したエリーナ様から強張った声で私達に言ってきました。
話を聞くと、ここに罠があるが解除は不可能だと言うのです。
エリーナ様の見つめる先を見ると大きな巨石が転がりやすい丸い形で天井にありました。
エリーナ様の指を差す先に入ると巨石が落ちてくるとのこと。
光結晶を通路の先に投げて確かめると、一直線に下に向かう通路でした。
何か身代わりにできる何かを変わりに使えないかと思ったのですが、難しいようです。
エリーナ様曰く、どこかで監視されているのか試しに魅紗様の盾を転がしやすい形でそれなりの重量で通路を転がした所、なんの反応も示さなかったと説明して下さいました。
では大丈夫なのでは?と私は思いましたが、エリーナ様が片足をその床に置くとミシ!と巨石が揺れたそうです。
それではどうしましょうかと悩んでいると、お嬢様が言いました。
一気に駆けおりればいいじゃない!と。
乱暴な考えですが、皆さんそれに頷きました。
こんな所で時間を無駄にしたくないと思ったのです。
その考えは見事に正解でした。
全員で一気にその通路を駆け抜けました。
私達の後ろで巨石が凄い勢いで転がってきています。
私は足の遅い魅紗様をフォローしながら走ります。
エリーナ様が光結晶を前に投げながら走ります。
その甲斐があり、私達はいち早く通路の奥が右に折れているのがわかりました。
そこに飛び込み巨石が壁に激突。
通路を抜けるのに数分でしたが、とてもスリリングでした。
通路を抜けて下におりる階段があります。
降りた先の扉を開けると広い部屋にテレビが1台、台の上に置いてありました。
テレビが話しだしたのには驚きましたが、話を聞いていくうちに直斗様達がこの部屋から遺跡の奥に向かったという話を聞いて私達は直ぐに直斗様達を追いかけました。
テレビが何かを話していましたが、私達はそれを無視して遺跡の奥に向かいます。
テレビは何かを悟ったのか、随分と協力的でした。
下に降りて苦労をしました。
敵敵敵、ゴーレムが多いです。
しかも休める場所が少ない。
アレを見つけたのも偶然でした。
魅紗様の亀テントで休息を取りながら探索をしていきます。
亀テントの防御力はかなり高いです。
ここに出現するゴーレムも打ち破れない硬度がありました。
亀テントを壊そうとする音が耳障りでしたが、そこは耳栓が活躍しました。
何回目かの休憩の時に魅紗様が壁のかなり下にあるボタンに気がつきました。
見るとプレートに日本語で安全地帯と書いてあります。
半信半疑で魅紗様がボタンを押すと隠し扉が開きます。
中に入ると閉まるボタンもあり、本当に安全地帯でした。
それを発見したからでしょうか?
私達の前に大猿ゴーレムが現れました。
私を倒せれば先に進む事ができると言ったので、お嬢様と私の魔法で滅多打ちにして差し上げました。
魅紗様の盾で大猿ゴーレムの動きを最初に止めれば後は簡単でした。
呆気なく壊れた大猿ゴーレムの横を通り、直斗様が居るであろう次の階層に向かいます。
階段をおりた先の扉を開けると広大な空間が目の前に広がります。
すると何処からか戦闘をしている音が聞こえてきました。
それを確認するために音の方角へと顔を向けると、遠目でも直斗様が居ることが私にはわかりました。
直斗様が多数のゴーレムと戦闘をしています。
お助けせねば!と逸る心を抑えてお嬢様を見ます。
お嬢様も私を見て頷きました。
私達は直ぐに行動を開始しました。
私達が直斗様のいる町を目にした時、不自然に作られている壁に多数のゴーレムがとりついていました。
壁の上にいる直斗様の顔付きに、私の胸は嫌な予感で締め付けられます。
待って下さい!と直斗様に叫びたいのを堪え、私はお嬢様の命令通りに魔法を唱えます。
私とお嬢様の魔法で壁にとりついていた多数のゴーレムが瞬く間に粉砕していきました。
直斗様のいる町に全員で到着したとき、直斗様が壁を壊して出迎えてくれました。
久しぶりに見る直斗様は少し大人ぽくなっていました。………………たぶんですが?。




