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森崎夢叶の18きっぷ  作者: おじぃ
組立

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凄まじい美奈

 それからは凄まじかった。桜木町駅前に戻りランドマークタワーの展望台に上がって地球は丸いと実感、そこのレストランでカレーを食べ、今度はロープウェイに乗った。続いて遊園地に行くと、観覧車とジェットコースターに乗って気絶しかけた僕を他所に美奈さんは「ひゃっほーい!」と大はしゃぎ。


 この人も体力オバケじゃないか……。


「ハァ、ハァ、ハァ……」


「おやおや、ちょいと遊び過ぎちゃったかな?」


 両手を膝について息を切らす僕の顔を覗き込む美奈さん。三半規管の乱れで彼女の顔面に吐瀉物としゃぶつをかけてしまいそうだ。


「ちょっと、休憩を……吐きそう……」


「え、マジで!? ごめん! そんなキツかったかぁ」


 近くのベンチに座り込み、半分ほど残っていたペットボトルの水を飲み切った。水は常時携帯するようにしている。


 美奈さんは僕に寄り添って背中を手でさすってくれるが、ここで吐くわけには行かない。


 落ち着いてきて、アナログ式の腕時計を確認すると、座り込んでから30分ほど経過していた。


「だいぶ落ち着いてきました」


「うん、良かった。ほんとにごめんね。もう帰る?」


 美奈さんは心底申し訳なさそうに俯き加減の僕を見る。屈み込んだ彼女の胸元に視線が行くくらいには回復している。こんな生き物で申し訳ない。


「ちょっと移動しようか」


「はい」


 僕らは近くのカフェテラスへ移動して、再び休憩することにした。

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