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森崎夢叶の18きっぷ  作者: おじぃ
組立

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会津の蕎麦を味わいながら

「こ、高級なお蕎麦……」


「うん、高級だね」


 高級な蕎麦には間違いないが、白を基調とした内装のカジュアルなフレンチレストランのようなお店で、入りやすい雰囲気のこぢんまりとした蕎麦屋さん。涼子ちゃんは少し緊張している様子。


 わたしは鴨せいろそばに茅ヶ崎産柚子胡椒をプラス。つゆに溶け込んでいる。


 涼子ちゃんはオリーブオイルとミニトマトがトッピングされたビネガー和えそば。オリーブオイルとビネガー、ブラックペッパーを混ぜ合わせたつゆとオリーブの実やミニトマトを麺に絡ませながら食べる。


「ああ、高級な味。大人の味。夢叶さんは普段からこういうの食べてるんですか?」


「ふふふーん、大人だからね」


 食べているものくらいでしか大人ぶれない三十路、森崎夢叶。


 しっかりコシがあって、蕎麦の香りがする。蕎麦の産地は福島県の会津《あいづ》地方だという。


 福島県は冬に訪れたが、また行きたい。


 執筆速度が上がればまた旅行できるかも。


 美味しいものは、モチベーションを上げてくれる。


 現状が満たされていないときは、こうして少し贅沢をする。ケチケチしていても良いことはない。これは貧乏性の母の下で育ち、結果を見てきたわたしだから断言できる。

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