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森崎夢叶の18きっぷ  作者: おじぃ
3月、江ノ島お出かけ

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幕間∶鼻歌うたう午前4時

「白い息~舞い上がる夜明け前の空 君とつなぐ悴んだ手と手~ こんなほんの少しの時間のできごとがきっと一生の思い出になるんだ~」


 と、江ノ島へ行くときの東海道線で作った詩を口ずさむ午前4時。猫島くんではなく猫のポチに寝込みを襲われて目覚めたので、1階のキッチンに下りてコップ1杯の水を飲んだ後、ベランダでブランデーを溶かしたホットココアを飲んでいた。


 静寂にこだまするカラスたちの鳴き声も、星が瞬く瑠璃色の空では叙情的。


 香箱座りのポチを頭から尻尾まで撫でる。尻尾に触れると嫌がってピクピクッとそれを巻く。


 ……さすがに眠い。


 舞ちゃんと美奈ちゃんは夜通し仕事するんだもんなぁ。


 わたしには到底務まらない、乗務員の仕事。明確な夢ができた現在、それはわたしがやるべき仕事ではないと悟った。神のお告げというものか、何か明確にそう感じている。


 ココアを飲み終え再びキッチンでマグカップを洗い自室に戻ると、ポチはわたしのベッドのド真ん中で丸まって寝転がっていた。


 わたしも丸まってポチの腹部に頭を押し当て、ベッドの下半分に身を収め、掛け布団から頭だけ出して眠った。

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