コミュニケーションコスト
考えた。考えに考え、考えた。
ああああああ!! わからん!!
考えるより行動! 同接ゼロでもアーカイブで誰かに見てもらえればいい!
ということで相変わらずの配信を続けてみたものの、ネタがない。
実は私、電車の運転士で〜。
ネタにはなる。電車運転士VTuber。
でも、声でバレるやん、同僚に。
歌ってるからボイスチェンジは使いたくない。
VTuberだけでも似た声の人はたくさんいるけど、そもそも私は電車語りをしたくてVTuberになったわけではない。
入社の動機はMT54型主電動機の音がエレキギターみたいで好きだからだったけど、もう私が勤務するエリアには残っていない。
そう、つまり私は、音楽がやりたい。
音楽で評価されたい。
考えるのは苦手だけど、考えないとほぼほぼリスナーは増えない。
どうすれば、一人でも多くの人に私の歌を聴いてもらえるかな、私を知ってもらえるかな。
配信チャンネルの次に始めたのは、松風美波名義のSNSアカウント。
話しかけやすさを優先するため、松風美波はインプレゾンビ等を除いて相互フォローをする方針にした。
私の中のVTuberのイメージといえば、相互フォローはしない。故にフォロー数に対してフォロワー数が圧倒的に多い、そうでなくてもVTuber同士や企業、団体等のみをフォローして一般ユーザーのアカウントはフォローしない人が多い。
私は松風美波ではない、一般アカウントを用いてVTuberを何人かフォローしてみたところ、VTuber同士での会話は見られたものの、一般人には返信しない人、VTuberにはほぼ返信するけど一般人にはたまにしか返信しない人、フォローバックはしないけど返信はする人、相互フォローをしてリプライを送ったときには返信をする人、相互フォローをしてVTuberからも話しかけてくる人が見られた。
この中で最もリプライを送る心理的ハードル、コミュニケーションコストが低かったのは圧倒的に最後の人だった。
なら私もそうしよう。一般アカウントと同じように、松風美波アカウントでもフォロワーと気の向くままに交流しよう。
私は事務所に属さない個人VTuber。好きにやればいい。
VTuber松風美波の運営方針は、ここで固まったのであった。
しかし、フォロワーと積極的に交流すれば人気を得られるなんて、単純なものではなかった。




