20話
「うるせぇ!!いつもいつもニートだのヒモだの言いやがって…」
「…事実を行っているだけ。あとヒモは言ってない。言いがかりはやめてほしい…」
いつものようにケンカする二人をクノーが納めようとするが…
「まぁまぁふたり共!!落ち着いてください!あっ!!まだみんな版ご飯を食べてないですよね!?今、私が作ってますから二人で用意を…」
「…なんだ…まだ夕食も作ってなかったの…やっぱり使えないヒモ兄だ…」
「ヒモ言うな!!今日はバイトの面接だったんだよ!!」
「あう…」
さらに火に油を注いでいく
「…バイト?…どうせ落ちてるくせに…」
「残念でした!!明日から来てくださいだってよ!!(悪の組織のだけどな?しかも、バイトじゃあなくほぼ就職だけどな)」
ハンイは勝ち誇ったような顔…いわゆるドヤ顔でレイを見下ろす。
妹にバイトが受かっただけで自慢する醜い兄貴の図である。
「…………」
「…ドャ顔キモい…兄さんみたいなニート兄を使ってくれるところって珍しい…物好きなところ…」
「なんだと!!?」
再び、突っかかって喧嘩する二人。この喧嘩はずっと続くかと思われたが…
「…喧嘩はいいから早く手伝ってください。」
つかみあっていたハンイとレイは後ろからの地に響くような怒気がこもった声をて動きを止め、恐る恐る後ろにいるクノーを見た。
そこには、ニッコリ笑っているが、その後ろそこには般若が牙をむいているクノーが包丁を持って怒っていた。
「「……はい」」
怒ったクノーさんには誰も刃向うことは出来ず、おとなしくみんなで晩御飯の準備をしてハンイは眠りにつく。
こうして、ハンイが悪の組織に入団した波乱な一日が終わり、夜がふけていったのであった。




