15話
「そうだが…私の能力を説明する前に君は能力者についてどのくらいまで知っている?」
驚くハンイに能力者について問いかける。
「確か…能力者は大昔からいて、未だにその力は謎で解明されておらず、人類が誕生した瞬間から存在しているとも言われている。0歳から20歳までに発現し、その可能性はバラバラで10万人に1人の割合で発現するとも言われている…だっけ?」
「おぉ~…まるで教科書で習ったことをそのまま言ったって感じだな?」
「うるさいよ!!その通りだけど…」
ここまでの内容までは学校の教科書に載っていて、学校で講義で学ぶのである。
「教科書ではそこまでだが能力にはまだ秘密がある。」
「えっ?」
「能力は主に5つに分かれていて自らの肉体に獣の力や特殊能力を追加して強化する『肉体強化系』、人形や靴などの物に特殊な能力を追加する『性質追加系』、木や炎、動物などを操作し、操ることができる『万物操作系』、瞬間移動や読心などの肉体強化系と性質追加系に万物操作系などに属しない『特殊系』そして、珍しい能力の中でもさらに希少な能力で謎が多い『具象具現化系』などがある。」
「は、はぁ…」
「さらに、これは長年の私の研究の成果だが、同時代に同じ能力は発現しないが、能力者が死ぬと違う人間がその能力を発現することがわかっている。」
「へ、へえ~…」
「だが、1つの能力を持っている人間が2つの能力を持つことは無いとされ_」
「ストップ…ストッォォォプ!!!!」
さっきまでは眠そうな声で会話していたユニは能力の話を始めた瞬間、口調が早口になって話し続けるが、それをハンイは急いで止めた。なぜなら、このまま聞いていたら話が物凄く長くなりそうだと直感したからだ。
「今から面白くなるのに…」
「能力についてはよくわかったから……」
「すまない…私は研究のことになるとつい我を忘れてしまってね…どこまで話したのかな?」
「ユニの能力についてだよ!!」
「そうだったそうだった…私の能力は特殊系“融合”。物と物を融合することができる能力だ。」
「今頃だか能力の事を今日、入って来た新参者に話して良かったのか?」
「すまないが目的地に着いたようだ。」
「ん?うわっ!?いつの間に!?」
ハンイはユニとの会話で気づいていなかったが二人はいつの間にかエレベーターの扉の前まで来ていた。




