14話
「ま、またアイツはイタイこと言って去って行ったな…」
「いつものことだから気にしなくていいさ。それでは行こうか?詳しい話は移動しながらできる。」
「あっ!!ちょっと待てよ!!服はどうしたら…」
さすがに今のハンイの術衣を来ている姿のまま、外を出たらいやでも目立ってしまうだろう。
「ああ…忘れていたよ。そこに君の学校の制服が置いてあるだろ?それを着たまえ。」
ユニが指さした方向には机の上に綺麗に折り畳まれたハンイの学校のブレザーの制服とカバンが置いてあった。
ハンイは制服を手に取って着替え始めた。さすがに異性であるユニの近くで着替えるのは恥ずかしかったがユニは後ろを向いていたので気にせず着替えることができた。
「よいしょっと…ってこれ本当に俺が着てた制服だよな?…バラバラになったんだったら普通にメタメタになっているはずだろ…」
「どうしたんだ?早くしないか。」
「わ、悪い!!」
すでに、ユニはルシファーが出て行った方向とは逆の方向へ歩いて行き、部屋を出てゆく。それを追いかけてハンイも慌ててユニに続く。
部屋を出た先は長い通路になっており、足元を薄い電灯が照らして薄暗くなっていたが歩くには問題が無い程の明るさだった。その通路を二人は歩いていく。
「歩きながらで悪いが何か質問はあるかい?」
「えっ!?い、いきなりだな?おい…」
「何でもいいよ?例えば、私に彼氏がいるのか?とか、ルシファーに彼氏がいるのか?とか…」
「なんだよその質問…」
「ついでに私もルシファーもいない。良かったな?狙えるぞ?」
「いや、知らねぇよ!!?」
二人はこんな会話しながらもペースを崩さず歩いてゆく。
「さて、話を戻して…質問は?」
「ええぇ……えっと…お、俺って本当に怪人なのか?全然、実感が無いんだが…体の変化が無いし、そもそも怪人ってなんなんだ?」
「質問が多いなぁ…一つずつ答えていってもいいかい?」
「あ、ああ…」
「まずは”怪人”ついてから。”怪人”とは私の能力によって生物と融合された者のことだ。」
「えっ!?お前能力者なの!?」




