13話
相変わらずの素っ頓狂な声を上げて驚くハンイを尻目にルシファーは問いかける。
「明日の学校が終わる時間は何時くらいなのだ?」
「えっと、6時…ぐらいかな?」
「よし!!じゃあ明日、学校が終わったらここに来るのだ!!待っておるぞ!!」
「いやいやいや!!!!もし…もしもだよ!?俺が…ここの情報を誰かに話した場合はどうするんだよ!?」
「安心しろ。今回の改造手術によって君の耳には盗聴器が、眼球にカメラを仕込んでいるから君の目に映った映像はこのモニターに映しだされるようになっている。」
「……えっ!?」
ユニは携帯をとりだし、そのモニターをハンイに見せる。
そこには携帯を取り出してモニターを見せている色白いユニの姿と後ろで腕を組んでいるルシファーの姿がハンイの視点でくっきりと綺麗に映っていた。
「…俺のプライバシー完全無視じゃねえか!?」
「そして、君がこの組織について少しでも話そうとした瞬間…」
「…話そうとした瞬間?」
「我のデビルフィンガーがこのスイッチを蹂躙することになるであろうな?」
ルシファーが起爆スイッチを手の中で転がす。それは「いつでも押せるぞ?」という意思表示であった。いわゆる、脅しである。
「あぁぁぁぁぁぁ………」
「まあ、そんなに落胆しなくていい…このスイッチがそんなに押される機会はあまりないし、最低限のプライバシーは守るから安心しろ。」
「最低限って…」
「それでは我は行くが…ユニはハンイを出口まで案内しろ!!ではまた明日な!!待っておるぞ!!ハンイよ!!さらばだ!!フゥーハッハッハッハッハッハッ!!」
そこまで言うとルシファーは高笑いしながら白いローブを翻して部屋から去っていった。




