11話
「なんだ?今、良いところなんだが…」
「イヤイヤ、笑顔で人の命を絶とうとするなよ!!そこは悪の組織だなおい!!」
「「いやーそれほどでも~」」
「いや、褒めてねぇよ!!?っていうかさっき言ってたことと矛盾していないか?」
「矛盾?」
何かおかしいところがあるのか?とユニは首を横にする。
「ほら…さっきの…一般人の命はむやみに取るなって…」
「すでに、怪人になっている時点でもう一般人ではないのではないか?」
「あ、そっか……いや!!ちょっと待って!!」
「まだか!?まだなのか!?」
ルシファーの指がスイッチにかかり、押したそうにそわそわしている。
「どんだけスイッチ押したいんだよ!!ソワソワしやがってガキか!!」
「ふっ……スイッチがあったら押す!!…それが漢のロマンなのだ!!」
「違った!!こいつバカだ!!」
「このせいで何度、このアジトが爆発しかけたことか……」
「あんたも苦労してんだな…」
「…で?なんだ?なんか用か?」
「えっ?あっ!?いや…その…は、入る…」
「え?なんだって?」
「聞こえないなぁーもっと大きな声で頼む。」
二人はわざとらしくニヤニヤしながらハンイに聞く。
「お_私は…悪の組織に…『魔王』に…入らせてもらいます……」
「…ってだが?」
「なに!?スイッチ押せないのか!?……入団を拒否しても良いか?」
「なっ!!?」
「フフ……冗談だ。コホン!!それでは仕切りなおして……ハンイよ!!この世界の偽善に包まれた憎きヒーロー達を死の闇に落とし、この世界を混沌の闇に陥れるために我ら『魔王』の刃となり、盾となり、足となる力となれ!!」
「ハァ……わかった…これから…よろしく…お、おねがい…します。」
「うむ。」
「ああ。よろしくな。」
このハンイの選択が彼の人生を大きく変え、波乱万丈な人生を送ることとなるのだが、そのことを彼は知る由もない…




