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異世界の魔物肉、全部うまい。帰れないアラフォーパパ、冒険者しながら焼肉屋はじめました  作者: きりざく
2章

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第15話−3 はじまりの東縁 ― 焼肉屋、いつか来てみたいです

◆ ギルド・換金



 フィンが袋の外側を鼻で確認しながらヨーヘイの隣を歩いている。カイフクソウとゲドクソウが収納の中に入っているのを知っているくせに、毎回同じことをする。


ヨーヘイ:「薬草は中だ。袋は空だ」


 フィンが顔を上げて、ヨーヘイを見た。それから前を向いた。分かっていてやっている顔だ。


ヨーヘイ:(分かっていてやっているのか。分かっていてやっているのに確認してくるとはどういうことだ。……まあいい。儀式なんだろう)


 ギルドに入ると、朝より人が少なかった。正午を過ぎた時間帯で、午前の依頼を終えた冒険者が宿に戻っているか、次の準備をしている頃合いだ。


 ミナのカウンターへ向かった。


ミナ(受付):「お疲れさまです。本日の結果ですか」


ヨーヘイ:「はい。まず依頼の報告から」


 依頼票を出した。ヤキボア討伐3体と薬草採取のセット。ミナが確認して、台帳に記録する。


ミナ(受付):「ヤキボア討伐3体、確認しました。薬草採取も達成です。依頼報酬は——G魔石×3の換金分と合わせて62枚になります。手数料差し引き済みです」


ヨーヘイ:「受け取ります」


 銅貨が積まれた。思ったより重みがある。


ヨーヘイ:(この重さが2日分だ。ヤキボアを3体狩って、大型クロトカゲにも遭遇して、リリさんが声を使いながら動けるようになって、でかい足跡を見つけた2日分が、今ここに銅貨になっている。……悪くない)


 続けて、カイフクソウ9束・ゲドクソウ4束を取り出した。ミナが確認して手早く計算する。


ミナ(受付):「カイフクソウ9束で63枚、ゲドクソウ4束で48枚。合計111枚です」


ヨーヘイ:「受け取ります」


 それから、F魔石を3個、慎重に取り出した。カウンターの上に並べると、ミナが一度だけ動きを止めた。一個ずつ、確認する。


ミナ(受付):「F魔石、3個。本日の討伐分ですか」


ヨーヘイ:「はい。昇格審査まで手元に置きたいです。記録だけお願いできますか」


ミナ(受付):「分かりました。F魔石3個、保持・記録。……依頼達成数は——」


 台帳に視線を落として、少し数えた。


ミナ(受付):「10件です」


ヨーヘイ:「残り5件です」


ミナ(受付):「……一つずつ、積み上がっています」


 事実として言っている声だった。励ましでも慰めでもなく、記録として認めている。それがかえって、すとんと来た。


ヨーヘイ:(10件。あの時、依頼のやり方も分からなくてミナさんに教えてもらった。あそこから10件になった。残り5件。あと5件だ)


ヨーヘイ:(解析さん)


解析の声:「《採取》熟練度が41/100に上昇しました」


ヨーヘイ:(ありがとう)


解析の声:「……業務の範囲内です」


ヨーヘイ:(お礼に「業務の範囲内です」で返さなくてもいいんじゃないですかね)


解析の声:「……」


 黙った。この間は「言い返す言葉がない」の間だ。最近それが分かるようになってきた。


 F魔石を収納に戻して、宿代の120枚を手持ちから払った。残りを数えると——85枚。


ヨーヘイ:(宿代2泊分を払ってこれだ。次は武器だ。手持ちが200枚を超えたら、ラルフさんに相談する)


ミナ(受付):「クロトカゲの甲殻と毒腺は、本日中にラルフさんへお持ちになれますか。錬金師の方への仲介は、ラルフさん経由の方が話が早いと思います」


ヨーヘイ:「そのつもりです。ありがとうございます」


 フィンがカウンターの縁を鼻で触れて「キュッ」と鳴いた。ミナが一度だけフィンを見て、それから台帳に視線を戻した。何も言わなかったが、口元が少し緩んでいた。



◆ ラルフの道具屋・素材売却



 道具屋の扉を開けると、ラルフが棚の整理をしていた。ヨーヘイとリリアが入ってきたのを見て、視線がリリアのほうへ動いて、0.3秒で首が少し赤くなった。5回目だ。


ヨーヘイ:(5回目。今日は東縁に行った後だ。追っ手の気配があった日の翌日に来ているのに0.3秒で赤くなった。もはや尊敬に値する)


ラルフ(道具屋):「……おかえりなさい。東縁は、どうでしたか」


 心配の色が少し出ていた。


ヨーヘイ:「無事でした。それと——少し、売りたいものがあって」


 収納から甲殻と毒腺を取り出して、カウンターに置いた。ラルフが目を細めて、甲殻に近づいた。


ラルフ(道具屋):「……大型クロトカゲ。甲殻が、高品質です。継ぎ目の入り方がきれい」


 声のトーンが変わっていた。早口になりかけて——止まった。


ラルフ(道具屋):「……すみません、つい」


ヨーヘイ:(つい、が出た。4回目だ)


 ラルフが毒腺を確認して、少し考えてから顔を上げた。


ラルフ(道具屋):「甲殻は買い取りができます。50枚です。……毒腺は、うちでは難しい。錬金師の方に直接持っていかれた方が、値がつきます」


ヨーヘイ:「紹介していただけますか。以前、おっしゃっていた」


ラルフ(道具屋):「……ええ。村の北側に工房があります。ザネルという名前です。私の名前を出していただければ」


ヨーヘイ:「ありがとうございます」


ラルフ(道具屋):「ザネルさんは口が悪いですが、素材の目利きは確かです。……怒らせなければ、大丈夫です」


ヨーヘイ:(「怒らせなければ大丈夫」という紹介のしかたをする人が初めてだ。でも顔が真剣なので、本当に気をつけた方がいいんだろう)


ヨーヘイ:「了解しました。気をつけます」


リリア:「……私も、気をつけます」


 リリアが真顔で頷いた。二人揃って「気をつけます」と言ったのが妙な連帯感になって、ラルフが少し目を丸くした。


ラルフ(道具屋):「……お二人なら、大丈夫です。たぶん」


ヨーヘイ:(たぶん、がついた。確信が欲しかった)


 甲殻の買取50枚を受け取って、道具屋を出た。



◆ 錬金師・ザネルの工房



 村の北側、石造りの小さな工房だった。扉の前に素材らしき束が無造作に立てかけてあって、中から煮えたつような匂いが漏れている。酢に近いが、方向性が違う。何かが反応している匂いだ。


ヨーヘイ:(これは……何が混ざっているんだ)


 扉を叩くと、しばらくして足音がした。扉が開く前に、内側から薬品の熱気が押し出してきた。


ザネル(錬金師):「なんだ」


 短かった。


ヨーヘイ:「ラルフさんの紹介で来ました。大型クロトカゲの毒腺を持っています」


 扉が開いた。60代くらいの男が立っていた。前掛けに素材の染みが幾重にも重なっていて、どれも古い。目が細くて、細かいものを長年見続けてきた顔だ。


ザネル(錬金師):「見せろ」


 手だけ出てきた。


 ヨーヘイは毒腺を取り出して渡した。ザネルが光にかざして見る。一分近く、黙っていた。


ザネル(錬金師):「……切り出しが丁寧だな。誰がやった」


ヨーヘイ:「私がやりました」


ザネル(錬金師):「包丁か」


ヨーヘイ:「はい」


 また少しの間があった。


ザネル(錬金師):「……35枚。文句あるか」


ヨーヘイ:「いえ。ありがとうございます」


ザネル(錬金師):「ラルフのとこはまだ働いてるか」


ヨーヘイ:「はい。お世話になっています」


ザネル(錬金師):「そうか」


 それだけ言って、扉が閉まった。


ヨーヘイ:(必要なことだけ言って、閉まった。解析さんと同じ会話構造だ)


ヨーヘイ:(解析さん。今の人、似てませんか)


解析の声:「……」


ヨーヘイ:(その沈黙は肯定ですね。ありがとうございました)


 リリアがヨーヘイの横で、閉まった扉を眺めていた。


リリア:「……怒られませんでしたね」


ヨーヘイ:「怒られませんでした」


リリア:「……よかったです」


 二人でほぼ同時に、少し息を吐いた。



◆ 炊事場



 サーラの炊事場に入ると、夕方の光が差し込んでいた。石の竈に火がまだ残っていて、炊事場の空気が少し温かい。


 リリアが今日は最初から炊事場の入口まで来た。ヨーヘイが確認する。


ヨーヘイ:「お願いしてもいいですか。血抜きの桶に水を入れて」


リリア:「……はい」


 桶を持って、水甕のそばへ行く。水甕から柄杓で水を移して——


 傾けすぎた。


 水が桶の縁から床へこぼれ、石畳の目地に沿って広がっていく。


リリア:「……っ」


ヨーヘイ:(朝と同じだ。今日だけで2回目だ)


リリア:「……ごめんなさい。水甕と桶の高さが、思ったより」


ヨーヘイ:「大丈夫です。床は拭けます」


 リリアがしゃがんで、床を拭き始めた。丁寧な手つきで、石畳の目地まで几帳面に拭いていく。


 前傾みになった拍子に、旅装の衿元がゆるんだ。胸元が視界に入ってきた。44歳の目が、意図せず情報を受け取った。


 ヨーヘイは壁を見た。即座に。


ヨーヘイ:(解析さん。今のは)


解析の声:「……《収納》の整理状況に特に問題はありません」


ヨーヘイ:(聞いてないことを答えた。見ていたんですね)


解析の声:「……」


 リリアが拭き終えて、顔を上げた。


リリア:「……きれいになりました」


 ヨーヘイがまだ壁を向いている。


リリア:「……レンさん。壁に、何かあるんですか」


ヨーヘイ:「いえ、何も」


 壁を向いたまま、即座に答えた。


リリア:「……?」


 首を傾けて、また水換えの作業に戻る顔だ。完全に無自覚だ。


 入口でフィンがヨーヘイとリリアを交互に見ていた。


ヨーヘイ:(フィン。お前は今日、ここで何も見ていなかった。いいな)


フィン:「キュッ」


ヨーヘイ:(……分かった上で鳴いたのか。お前は賢すぎる。今だけは賢くなくていい)


 ヨーヘイは体勢を立て直して、収納からヤキボアの肩ロース、バラ肉、レバーとハツを取り出した。大型クロトカゲの白身も並べる。


ヨーヘイ:「今日はこれを焼きます。リリさん、鉄板を竈に乗せてもらえますか」


リリア:「……はい」


 リリアが鉄板を持って竈の上に置く。ヨーヘイが油を引いた。少し待って、温度が上がってきたところで、バラ肉を乗せた。



 ジュッ。



 音が広がった。油の弾ける音と、肉が当たった瞬間の蒸気。あの時、石の上で焼いた時とは違う。サーラの炊事場でスペアリブを焼いた時とも少し違う。部位が変わると音が変わる。


ヨーヘイ:「バラは脂が多くて、強火で一気に焼くと縮む。肩ロースは繊維が細かいから、中火で少し時間をかける。レバーは火を入れすぎると固くなる。全部、火の通し方が違う」


リリア:「……同じ動物なのに」


ヨーヘイ:「同じ動物です。でも場所によって繊維の向きが違う。水分の量が違う。脂の入り方も」


 リリアが静かに聞いていた。


ヨーヘイ:「部位が変わると全部変わります。音も、煙も、焼き上がりまで」


 しばらく二人とも黙っていた。バラ肉の縁が焼き色をつけていく。煙が少し上がって、油の甘い匂いが炊事場に広がった。その匂いの中で、リリアが鉄板を見たまま静かに言った。


リリア:「……焼肉屋って、難しいんですね」


 ヨーヘイが手を止めた。


ヨーヘイ:(「焼肉屋」という言葉が、リリさんの口から出た。俺が言ったわけじゃない。サーラさんに初めて一口食べてもらったあの炊事場で、「ここで店を出せたら」と心の中だけで思った。その頃はまだ声に出せなかった。あの日から今日まで積み上げてきたものが、今この人の口から言葉になって出てきた)


ヨーヘイ:「……難しいです。でも、それが面白いんです」


 少しの間があった。


リリア:「……いつか、来てみたいです。焼肉屋」


 ヨーヘイが顔を上げた。


 リリアは鉄板を見たままだった。何か大げさなことを言ったわけじゃない顔で、ただそう思ったから言ったという顔で、鉄板を見ている。煙が揺れている。


ヨーヘイ:「来てください。必ず作ります」


 声がまっすぐ出た。自分でも少し驚くくらい、迷いがなかった。


 リリアが少し目を細めた。


 フィンが入口から一歩、炊事場の中へ踏み込んだ。


 ヨーヘイが目で「そこまでだ」と制止した。


 フィンが一歩引いた。でも出ていかない。入口ぎりぎりに座って、鉄板を見ている。


リリア:「……惜しいですね、フィン」


ヨーヘイ:「惜しくないです。これでいい」


 フィンが尾を一度ぱたりと動かした。異議あり、の顔だ。


 炊事場に肉の焼ける匂いが広がっていった。



◆ 夕食・サーラの評価



 夕食の時間に、サーラが今日もテーブルの端に座った。


 ヨーヘイがバラ肉と肩ロースを小皿に分けて出すと、サーラがいつものように一切れ、静かに口に入れた。


 少しの間があった。


サーラ(女将):「……これは何の部位だい」


ヨーヘイ:「ヤキボアの肩の部分です。バラとは焼き方が違います」


サーラ(女将):「……東縁は久しぶりじゃないか」


 文句より先に、心配が出た声だった。


ヨーヘイ:「追っ手が北縁側に移っていたので、今日だけです」


 サーラがもう一口、肉を食べた。咀嚼して、少し考えて。


サーラ(女将):「……うちのスープに合うかもしれないね」


ヨーヘイ:(「まあまあだね」から「スープに合うかも」になった。サーラさんのスケールで言えば、これは革命だ。焼肉屋の肉がこの宿のスープに入る日が、もしかしたらくるかもしれない)


ヨーヘイ:「来週もヤキボアを狩れたら、持ってきます」


 サーラが頷いた。それだけだったが、十分だった。


 リリアがその横で、スープと肉を交互に食べていた。


リリア:「……確かに、合いますね。肉の脂がスープに馴染む感じで」


サーラ(女将):「……そうだね」


 二人が同時に頷いた。


ヨーヘイ:(二人が揃って頷いた。これは文句なしだ。ヤキボアの肩ロースが、この宿のスープと組んだ。……焼肉屋への道が、また一歩進んだ気がする)



◆ 夜・フィンの緊張と行商人



 リリアが2階に上がった後、ヨーヘイはテーブルに座って水を飲んでいた。


 フィンが横に来て座る。いつもの位置だ。


 窓の外が少し暗くなっていた。今日も来なかった。今日は静かだ。そう思った——その瞬間だった。


 フィンの耳が、ぴんと立った。


 鳴かなかった。体が低くなって、尾が止まって、目が扉の方向を向いた。


 ヨーヘイの体の奥が、静かになった。来たか、という感覚が、体温より少し低い温度で広がる。


 手が収納の入口に触れた。短剣の位置を、確認した。


 階段から音がした。


 足音が一段ずつ、ゆっくりと降りてくる。


 リリアだった。


リリア:「……私も、います」


 あの夜はヨーヘイが先に扉の前に立った。今日はリリアが先に降りてきた。


 二人で扉の前に立った。ヨーヘイが手をかけて、引いた。


 老人が立っていた。60代。大きな荷物を背負っていて、旅の埃が上着に積もっている。剣は持っていない。


老人(行商人):「夜分に失礼します。宿はここですか。灯りが見えたので」


 フィンが二人の間から前に出た。老人の正面に静かに座って、鼻を向ける。老人が少し驚いて、でも動かずにいた。


 5秒。


フィン:「キュッ」


 ヨーヘイの体から力が抜けた。


ヨーヘイ:(これが「大丈夫」だ。いつの間にか、体で分かるようになっていた)


ヨーヘイ:「サーラさんに聞いてみます。少々お待ちください」


 老人が頭を下げた。荷物が重そうで、その動作に少し時間がかかった。


老人(行商人):「ありがとうございます」


 フィンが老人をもう一度確認してから、ヨーヘイの横に戻ってきた。尾がゆっくり揺れていた。



◆ 夜・独白



 行商人がサーラに案内された後、ヨーヘイはテーブルで水をもう一杯飲んだ。


 フィンが足元に丸まっていた。今日一日動き続けて、目が重そうだ。でも耳は少し立ったままだ。


ヨーヘイ:「F魔石、3個。依頼10件。残り5件。追っ手はまだどこかにいる。でかい足跡があった。場所は覚えた」


 声に出して、順番に確認した。頭の中で数えると曖昧になる。声に出すと、地面に落ちる。


ヨーヘイ:「……蓮」


 炊事場の方向から、肉の焼けた匂いがまだ少し残っていた。


ヨーヘイ:「パパ、今日《瞬歩》ってやつを使った。踏み出したら、気づいたら側面にいた。——あの時から……ずっと右足が庇いたくなったけど、今日は庇わなかった。ちゃんと踏んで、ちゃんと動いた」


 フィンの耳が少し動いた。ヨーヘイの声を追っている。


ヨーヘイ:「……でかい足跡があったよ。蹄の形で、俺の顔くらいの大きさで。今日は追えなかった。でも、絶対また行く」


 少しの間があった。フィンが丸まったまま、尾だけ一度動かした。


ヨーヘイ:「……リリさんが今日、焼肉屋に来てみたいって言ってくれた」


 それだけ言って、水を飲んだ。


 炊事場の匂いが、まだ残っていた。



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【第15話−3 リザルト&ステータス】

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▼ ヨーヘイのステータス(15-3終了時点)

Lv:4 HP:135/135 MP:54/60


スキル熟練度:

・《解析》Lv1 熟練度 65/100

・《収納》Lv1 熟練度 25/100(+2)

・《採取》Lv1 熟練度 41/100(+2)

・《解体》Lv1 熟練度 29/100

・《料理》Lv1 熟練度 13/100(+4)★肩ロース・バラ・レバー・ハツ・白身

・《従魔契約》Lv1 熟練度 9/100(+2)

・《瞬歩》Lv1 熟練度 3/100

・《二刀流》Lv1 熟練度 0/100


▼ 本話の収支

・依頼報酬(ヤキボア3体討伐+薬草採取・手数料後) 62枚

・薬草換金(カイフクソウ9束+ゲドクソウ4束) 111枚

甲殻買取ラルフ 50枚

・毒腺売却(錬金師ザネル) 35枚

・小計 258枚

・宿代2泊 ▲120枚

・15話終了時手持ち 170枚


▼ F魔石保持状況

・F魔石×3個(換金不可・昇格審査用)

・E魔石(小)×1個(次話以降に換金 or 保持判断)


▼ 依頼達成数:10件(累計) Fランク昇格まであと5件


▼ 本話の出来事

・依頼報酬受け取り・G魔石換金・薬草換金完了

・F魔石3個をミナに記録してもらい保持・宿代2泊払済み

・甲殻をラルフに売却(50枚)

・毒腺を錬金師ザネルに売却(35枚)

・炊事場:天然リリア2回目(水こぼし→胸元→解析さん「収納に問題なし」→壁向くヨーヘイ→フィン三重オチ)

・スクショシーン:リリア「焼肉屋、いつか来てみたいです」

・サーラ評価更新:「うちのスープに合うかもしれない」

・フィンの「キュッ」=大丈夫を体で覚えていたと気づく

・夜の独白:蓮へ・右足・でかい足跡・焼肉屋


▼ 新登場NPC

・ザネル(錬金師):ラルフの旧知。村の北・石造り工房。口は悪いが目利きは確か。


▼ インベントリ(15話終了時)

・短剣×1

・包丁×1

・採取へら×1

・冒険者証(Gランク)

・ポーション×1

・解毒薬×1

・武器屋への紹介状×1

・F魔石×3個(換金不可・昇格審査用)

・E魔石(小)×1個

・ヤキボア肉:肩ロース・バラ・レバー・ハツ(残分)

・クロトカゲ肉:白身(残分)


▼ ヨーヘイの考察


 解析さん、記録します。


 依頼報酬を受け取りました。換金・素材売却も完了。手持ち170枚です。次は200枚を超えたら武器の相談をします。


 ラルフさんから錬金師ザネルさんを紹介してもらいました。「怒らせなければ大丈夫」という紹介でしたが、実際に行ったら必要なことだけ言って扉が閉まりました。解析さんと会話構造が似ています。沈黙で肯定することも知っています。


 炊事場でバラと肩ロースとレバーとハツとクロトカゲの白身を焼きました。部位によって音が全部違う。


 サーラさんに初めて一口食べてもらったあの炊事場で、「ここで店を出せたら」と心の中だけで思った日から、リリさんが「焼肉屋、いつか来てみたいです」と言ってくれるまでになりました。必ず作ります。


 夜、行商人が来ました。フィンが「キュッ」と鳴いた瞬間に「大丈夫だ」と分かりました。体で覚えていました。


 以上、記録終わり。


【第15話-3】はじまりの東縁 ― 焼肉屋、いつか来てみたいです


タイトルがそのままスクショシーンです。


この一言を、リリアの口から言わせるために、15話まで書いてきました。5話の炊事場で「ここで店を出せたら」と心の中だけで思った日から、ここまで来ました。

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