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碧い航海日誌   作者: 松本朱海|徒然なるままに
続きの話

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41、 牛丼とラザニア

美味しいご飯を食べると、笑顔になる。

でも、それだけじゃない。

ここにいることが、わたしを笑顔にしてくれる。

朱海さんの部屋で宿題。

緊張もドキドキもしたけど、正直、それどころじゃなかった。

宿題の量がハンパなかった。


冬休みだからって油断してた。

でも、朱海さんが丁寧に教えてくれるので、私も真剣にとりくんだ。


集中していると時間がたつのが早い。

とはいえ、体は正直。

お腹が「グー」っと大きい声をあげてしまい、真っ赤になっていると、朱海ママが顔を出した。


「そろそろお昼にしない?」

年明け早々お邪魔して、ご飯までなんて。

恐縮したけれど、ご飯のいい匂いには勝てなかった。


リビングに行くと、ホカホカの牛丼が3人分用意されていた。

牛丼!

不覚にも、二回目の『グー』を、朱海ママにも聞かせる形になってしまった。


「いただきまーす」


お行儀よく、なんてのは一口目で忘れてしまった。


「…おいしい」

「よかった、おかわりもあるからね!」


本当に美味しい、朱海ママ、天才!

豚汁もとっても美味しくて、おかわりもしちゃった。


「朱海さんのお母さんは、うちのママとお友達だったんですね」


なんてことない話題をしたんだけど、なぜか、ちょっと慌てたみたいで。


「うん?…うん、そうなのよ。ほら、PTAでね、しんちゃんのママもね!」


そうだったんだ。

ママ達のネットワークは広い。


お腹いっぱい頂いたので、お礼に後片付けを手伝った。

私が洗って、朱海さんがすすぐ。

それを朱海ママが受け取って乾燥機に。


「朱海、今日は手伝ってくれるのねぇ、珍しいわよね、痛っ!」


ん?どうしたのかな。


いいなあ、朱海さんち。

とても居心地がいい。

もちろん、私の家も好きだけどさ。


午後も一生懸命やったけど、半分残った。

まぁ、一日でここまで終わればいい方だ。

夕方になったので、お礼を言っておいとましよう。


「あら、まだ残ってるの?じゃあ明日もいらっしゃいよ、朱海もそう言ってるし痛っ!」


足、踏まれてたのか、あれは痛いな。


「2日続けてご迷惑をおかけするのは…」

「いいのよ、おばさんも楽しかったのよ。明日はラザニア作るから、美味しいのよぉ」

「ラザニア…食べたいです。」

「じゃあ、決まりね、待ってるわね」


朱海さんが口をはさむひまもなく、明日も宿題を見てもらうことになった。

ラザニアに釣られた訳では、ない。

多分。

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